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「沖縄ぜんざい」とは?
「ぜんざい」とは、砂糖と小豆をじっくり煮て、トロトロになったものに餅や白玉などを合わせて食べる日本のスイーツです。多くの方にとって親しみのある食べ物ですが、「ぜんざい」は大きく分けて関西と関東だけでも認識の違いが出る程、地方によって変化を楽しめるスイーツでもあります。沖縄も例外ではなく、暑い気候を活かした素敵な「ぜんざい」が存在します。
「沖縄風ぜんざい」はかき氷?
「沖縄風ぜんざい」は、暑い気候に好相性な冷たいスイーツです。見た目はかき氷に近く、使用する豆も小豆より大ぶりな金時豆が特徴です。スタンダードなタイプは真っ白な氷に覆われたシンプルなものですが、最近では黒蜜やフルーツがのったものなど、さまざまなバリエーションが誕生しています。豆自体も、以前は緑豆を使用していたようです。
「ぜんざい」と「おしるこ」の違い
「ぜんざい」と同じく、「おしるこ」も親しみのある日本のスイーツです。小豆と餅や白玉を使用するので、混同されやすい食べ物でもあります。
関東と関西でも認識は違っており、関東では汁気があるもの、関西では同じく汁気のあるものでこしあんを用いたものを「おしるこ」と呼びます。「ぜんざい」は、餅の上に汁気のない小豆をのせるのが関東風、粒あんと餅が入った汁気のあるものを関西風と分類しています。
迷ったらここ!おすすめ「沖縄ぜんざい」人気店
暑い季節に魅力的な「沖縄ぜんざい」は、沖縄の中でも各地でさまざまな味を楽しむ事ができる人気ご当地スイーツのひとつです。その中でも、必ず押さえておきたい有名店&人気店をピックアップしてご紹介します。
冨士屋
「冨士屋」は「沖縄ぜんざい」と言えば、まず外せない有名店です。国際通りに面しているので、観光やお土産店巡りの最中に訪れる事もできます。レトロな内観のゆったりとした店内で食べる、豆の煮汁で作ったかき氷と甘い金時豆、弾力のある白玉は絶品です。
住所 | 沖縄県那覇市泊2-10-9 |
電話番号 | 050-5571-3211 |
千日
地元民からも愛されている「千日」は、創業60年を越える有名老舗店です。ふわふわタイプの氷が特徴で、スタンダードなアイスぜんざいから、いちごやミルクのシロップがかかったもの、いちごとミルクのシロップが贅沢にマッチしたものまであります。容器代をプラスすれば、お持ち帰りもできるそうです。
住所 | 沖縄県那覇市久米1-7-14 |
電話番号 | 098-868-5387 |
鶴亀堂ぜんざい
「鶴亀堂ぜんざい」は、読谷村(よみたんそん)にあるぜんざい屋です。甘すぎない金時豆と手作りの白玉がかき氷と共鳴して、大人も夢中になる絶品「沖縄ぜんざい」が楽しめます。読谷村の特産品紅芋を使用した、鮮やかなぜんざいもおすすめです。
新垣ぜんざい屋
「新垣ぜんざい屋」は、人気の老舗ぜんざい屋です。ぜんざい一筋の有名店だけあって、メニューは氷ぜんざいのみです。白く柔らかなかき氷に包まれた金時豆と白玉のバランスが良く、溶ける過程も美味しく楽しめます。食券自動販売機では、1名から20名までの券が購入できるそうです。
住所 | 沖縄県国頭郡本部町字渡久地11-2 |
電話番号 | 0980-47-4731 |
沖縄ぜんざい いいやんべぇ
「沖縄ぜんざい いいやんべぇ」は、車庫スペースを改装して作られた小さなぜんざい屋です。口コミでも人気を集める「いいやんべぇ」のぜんざいは、丁寧に煮込まれた艶のある金時豆が絶品です。スタンダードなタイプからミルク、コーヒー、黒蜜など様々なメニューを楽しめます。
住所 | 沖縄県南城市佐敷字手登根378 |
電話番号 | 090-1943-7248 |
マザーリーフ
米軍基地の程近くにあるテイクアウト専門のぜんざい屋が、「マザーリーフ」です。味もさる事ながら、容器から溢れんばかりの氷ぜんざいが150円〜食べられる嬉しい価格設定が魅力的です。テイクアウト時はビニールに入れてあるので、零す心配もありません。
住所 | 沖縄県うるま市昆布941-1 |
電話番号 | 098-972-3769 |
ちょっと変わった「沖縄ぜんざい」が味わえるお店
「沖縄ぜんざい」には、趣向を凝らした変わり種も存在します。スタンダードなぜんざいの食べ比べも楽しいですが、折角なら変わり種にも挑戦しましょう。写真にも映えて、お土産話にもぴったりなラインナップは要チェックです。
丸三冷し物店
糸満市にある「丸三冷し物店」の変わり種ぜんざいは、白くまです。白くまと言えば、寒天やフルーツが色鮮やかな美味しい鹿児島発祥の氷菓が有名ですが、沖縄の白くまも負けていません。練乳のかかったかき氷の上に飾られたフルーツが顔のようでキュートと人気です。
住所 | 沖縄県糸満市字糸満967-29 |
電話番号 | 098-995-0305 |
米八そば
こだわりの沖縄そばが味わえる「米八そば」で、かき氷が注目を集めています。その理由は、店主が作るかき氷アートです。器に盛られたかき氷の上に、同じ氷で作られたコウノトリやオスプレイなどが装飾されます。ぜんざいでも可能なので、訪れた際は是非注文してみてください。装飾は、6種類程あるそうです。
琉球菓子処 琉宮
5色のカラフルな配色が鮮やかなぜんざいは、沖縄の郷土菓子サーターアンダギー専門店「琉球菓子処 琉宮」で楽しむ事ができます。トップにアイスがのったボリューミーな特製夢色ぜんざいは、かき氷の中に隠されたたっぷりの豆と甘い黒蜜が観光で疲れた身体も癒してくれます。
住所 | 沖縄県那覇市松尾2-10-1 牧志第一公設市場2F |
電話番号 | 098-861-2666 |
琉冰
道の駅にある「琉冰(りゅうぴん)」は、沖縄でぜんざいを食べるなら見逃せない有名店です。紅芋やじーまーみ、田芋を使った変わり種ぜんざいがラインナップされており、ハーフ&ハーフで注文できるのも嬉しいポイントです。氷が見えない程フルーツを盛った、フルーツマウンテンもおすすめです。
住所 | 沖縄県国頭郡恩納村仲泊1656-9 おんなの駅内 |
電話番号 | 098-965-6093 |
Tang Tang
手作り肉まんで有名な「Tang Tang」でも、沖縄ぜんざいを食べる事ができます。定番に近い抹茶ミルクや黒蜜きなこなどに加え、コーヒークリームやココナッツミルクぜんざいがラインナップされています。繊細な氷に絡む濃厚なココナッツミルクと、金時豆の程よい甘さが絶妙なバランスです。
住所 | 沖縄県浦添市城間4-42-6 1F |
電話番号 | 098-878-8835 |
瀬長茶屋
瀬長島ウミカジテラスにある「瀬長茶屋」では、通常の沖縄ぜんざいに加え、綿雪バージョンで作られた綿雪ぜんざいを食べる事ができます。粉のように細やかな綿雪のかき氷が金時豆や白玉を優しく包み込み、口の中で瞬時に溶けていきます。晴れた日は、テラス席で海を眺めながらぜんざいを楽しめます。
住所 | 沖縄県豊見城市字瀬長174-6 瀬長島ウミカジテラス 区画29 |
電話番号 | 098-996-5290 |
有名な沖縄料理も一緒に味わいたいなら
折角の沖縄旅行、珍しい食材や料理も楽しまないと勿体無いです。沖縄ぜんざいを取り扱っているお店には、沖縄料理も食べる事ができるところも数多くあります。沖縄の美味しい郷土料理でお腹を満たして、食後の口直しにぜんざいで涼むのもおすすめです。
浜屋そば
「浜屋そば」は、地元でも有名な沖縄そばとてびちの専門店です。芸能人の来店も多いようで、サイン色紙が壁に広がっています。地元民からも愛される絶品のてびちや沖縄そばは必食です。食後には、昔ながらの素朴な沖縄ぜんざいが楽しめます。
住所 | 沖縄県中頭郡北谷町宮城 2-99 |
電話番号 | 098-936-5929 |
いなみね冷し物専門店・お食事処
「いなみね冷し物専門店・お食事処」は、糸満市にあります。沖縄そばやちゃんぷるーなどの郷土料理から、カレーやオムライスといった馴染みの料理まで幅広く取り揃えています。ぜんざいは白くまタイプで、ふんわり氷で作られた大きく丸いフォルムが特徴です。
住所 | 沖縄県糸満市糸満1486-3 |
電話番号 | 098-995-0418 |
まらなた
「まらなた」は、読谷村(よみたんそん)やちむんの里にあります。スタンダードな沖縄ぜんざいとマンゴー果肉入りぜんざいがラインナップされており、愛情たっぷりな沖縄郷土料理の定食は予約制で注文する事ができます。
住所 | 沖縄県中頭郡読谷村字座喜味2678-4 |
電話番号 | 098-958-2003 |
海の見えるそば屋
「海の見えるそば屋」は、その名の通り沖縄の美しい海を見ながらそばが食べられるお店です。洋食の知識もある店主が作る絶品の沖縄そばは、無添加スープとこだわりの麺が絶妙なハーモニーを奏でます。ぜんざいは、ミルク味や黒糖ミルク味も楽しめます。
住所 | 沖縄県中頭郡嘉手納町水釜6-25-13 |
電話番号 | 098-956-0940 |
もとぶ南蛮窯 カフェ阿吽
海を望む山あいに静かに佇むお店が「もとぶ南蛮窯 カフェ阿吽」です。店内はギャラリーにもなっており、陶芸や油彩画を見ながらお手製のピザやカレー、ケーキなどの軽食を楽しめます。緑が広がる庭を眺めながら、ゆったりとぜんざいをいただくのも素敵です。
住所 | 沖縄県沖縄県国頭郡本部町山里433 |
電話番号 | 0980-47-5380 |
ひがし食堂
「ひがし食堂」は地元の方も足しげく通う、有名な老舗の食堂です。人気のトーフチャンプルーをはじめ、三枚肉そばや沖縄風チャンポンなど幅広いメニューが揃っています。名護の水を使った氷で作るミルクぜんざいは、ふわっとほどける氷の口溶けがたまらない一品です。
住所 | 沖縄県名護市大東2丁目7-1 |
電話番号 | 0980-53-4084 |
他の沖縄スイーツと「沖縄ぜんざい」を食べ比べ!
沖縄の絶品スイーツは、ぜんざいだけではありません。定番のものから少し変わり種のものまで、ぜんざい同様見逃せないラインナップを厳選してご紹介します。沖縄スイーツ巡りをする際は要チェックです。
一福茶屋
沖縄美ら海水族館から歩いて10分程の場所にある「一福茶屋」は、フクギ並木道にあるゆくい処です。ぜんざいは、紅芋や黒蜜きなこ、抹茶ミルクなどがあります。フレーバーに合わせて、アイスやちんすこう、ゼリーなどのトッピングが印象的です。
おすすめスイーツ「焼きだんご3本セット」
注文してから焼くあつあつのだんごが密かな人気を集めています。味は様々ありますが、甘さ控えめな紅芋あんに甘く濃厚な黒蜜がかかった「紅芋黒蜜焼きだんご」がおすすめです。
住所 | 沖縄県国頭郡本部町備瀬511 |
電話番号 | 0980-48-2584 |
石垣島ミルミル本舗 石垣空港店
石垣市新川に本店を構えるジェラート屋「石垣島ミルミル本舗」は、石垣空港国内線旅客ターミナル1Fにも店舗があります。マンゴーや島バナナ、ドラゴンフルーツや島豆腐など様々なフレーバーが楽しめます。ぜんざいにも好きなジェラートを1種類トッピングできるのが嬉しいポイントです。
おすすめスイーツ「マンゴーパフェ」
ミルミル本舗のマンゴーパフェは、マンゴージェラートにヨーグルトソフトクリーム、ふんだんに盛り付けられたマンゴー果肉が口の中を甘く爽やかに彩ってくれます。
住所 | 沖縄県石垣市白保1960-104-1 新石垣空港国内線旅客ターミナル1F |
電話番号 | 0980-87-0443 |
和・洋菓子とそうざいの店 ふくや
赤いクローバーがトレードマークの「和・洋菓子とそうざいの店 ふくや」は、和洋菓子と惣菜を数多く取り揃える地元にも人気のお店です。店内で食べる事ができるぜんざいの中でも、黒糖ぜんざいは遠方からのリピーターも多いそうです。
おすすめスイーツ「ロマンス」
パステルカラーが可愛い蒸しケーキのロマンスは、バニラ・いちご・モロヘイヤの3種の味が楽しめます。コンパクトなサイズ感で食べやすいので、ティータイムのお供にもぴったりです。
住所 | 沖縄県うるま市安慶名443 |
電話番号 | 098-974-5445 |
ジェラ沖縄 牧志店
第一牧志公設市場内にある「ジェラ沖縄 牧志店」は、食べた人を虜にする生ジェラート屋です。最大の魅力は、ジェラートに練り込む生のフルーツ果肉です。沖縄ぜんざい味もあり、しっかり豆を感じられるぜんざいをジェラートとして食べられる不思議な体験ができます。
おすすめスイーツ「ドラゴンフルーツ ジェラート」
沖縄を代表するフルーツとして外せないドラゴンフルーツも、ジェラートで食べるなら「ジェラ沖縄」がおすすめです。生の果肉を使うからこそ味わえる素材の瑞瑞しさと程よい甘さが絶品です。
住所 | 沖縄県那覇市松尾2-10-1 牧志公設市場2F |
電話番号 | 090-8708-9047 |
パーラー ぱいぬ島
「パーラー ぱいぬ島」は、竹富島にある小さなパーラーです。かき氷のメニューも豊富にあり、ミルクトッピングもプラスで注文する事ができます。白玉と金時豆が潜む器に、こんもり盛られた雪氷の上から渦巻き状にシロップがトッピングされたぜんざいは芸術作品のようです。
おすすめスイーツ「アイスクリーム 紅イモ」
「パーラー ぱいぬ島」では、ローズハミルトンのアイスクリームも食べる事ができます。中でも紅イモは、しつこくない上品な甘さが特徴です。
住所 | 沖縄県八重山郡竹富町字竹富417 |
電話番号 | 0980-85-2505 |
カナちゃんパーラー
おんなの駅にある「カナちゃんパーラー」では、素朴で優しい沖縄ぜんざいが人気です。氷の上からぜんざいをのせるスタイルです。マンゴーぜんざいは、さっぱりとした果肉と甘い煮豆の組み合わせが飽きのこない絶妙な甘さを生み出しています。
おすすめスイーツ「フローズンマンゴー」
マンゴーの果肉をふんだんに使用したフローズンマンゴーは、マンゴー好きにはたまらない一品です。マンゴーをサンドした氷の上には更にマンゴーを盛り付け、トップに有名で人気も高いブルーシールのアイスをのせる事ができます。
住所 | 沖縄県国頭郡恩納村字仲泊1656-9 おんなの駅なかゆくい市場 |
電話番号 | 098-964-1188 |
沖縄に行ったらぜひ食べてほしい「沖縄ぜんざい」
一年を通して暖かい沖縄だからこそ楽しめる魅惑のスイーツ、「沖縄ぜんざい」をご紹介しました。ぜんざいは寒い季節に食べる温かな食べ物、という認識がある本州ではなかなかお目にかかれない新鮮さも魅力的です。
スタンダードに金時豆と白玉と氷のハーモニーを楽しむのも良いですが、沖縄らしい濃厚な黒糖蜜や南国の甘くて鮮やかなフルーツを使った「沖縄ぜんざい」も見逃せません。沖縄旅行の楽しみのひとつとして、「沖縄ぜんざい巡り」を敢行するのもおすすめです。