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高知城の天守の特徴は何と言っても、最上階に儲けられた縁側と欄干、廻縁高欄(まわりえんこうらん)です。これは掛川城にも見られる特徴で、一豊が徳川家康から特に許可を得て設置したものだそうです。
廻縁高欄を有する現存天守は四国では、この高知城のみで、全国に目を向けても犬山城にあるのみです。天守に登って廻縁に立つこともできますので、歴史を感じながら高知の街を見下ろしてみてはいかがでしょうか?
また、天守につきものといえば屋根に飾られた鯱(しゃちほこ)です。陶器や銅版張木造のものが多いですが、高知城の鯱は青銅製という特徴があります。鯱は鬼瓦などと同様に建物の守り神とされ、火災などからその建物を守る役割を持つと言われています。
高知城天守の鯱は最上階と廻縁高欄のすぐ下の屋根に2基ずつ設置されていますので、下の方の鯱は廻縁からじっくりと眺めることができます。
ちなみに鯱とは同じ字のシャチとは別物で、想像上の魚です。魚虎とも書き、体は魚で頭は虎、尾ひれは天を向き、背中には鋭いとげが何本も生えているという特徴を持ちます。
本丸御殿の美しい装飾もぜひ見ておきたい
懐徳館(かいとくかん)と名付けられた、高知城の本丸御殿は藩主の政務を執り行う場所の一つで、主に正式な対面の場として使用されました。ちなみに藩主が普段住んでいたのは、二の丸御殿です。
ある意味天守よりも重要なスポットであるため、館内には美しい装飾が施されています。入り口から四ノ間、三ノ間、二ノ間と続き、藩主の御座所、上段ノ間に至ります。これらの部屋は格式ごとに装飾の特徴がことなりますので、その違いを見るのも興味深いです。
なお、本丸御殿は天守に隣接していて、天守へはこの本丸御殿を通って入る必要があります。
現在は山内家ゆかりの品々や土佐の偉人のパネル、歴史資料などを展示する博物館になっていますので、幕末維新時代や坂本竜馬のファンの人には必見のスポットとなっています。
入場料は天守や東多聞、廊下門とあわせて、420円(18歳未満は無料)となっています。20名以上の団体割引があります。開館時間は9:00~17:00となっています。
高知公園としてその姿を残す高知城
高知公園は高知城を中心に形成された歴史公園です。高知城址がまるごとおさまった公園で、観光客や市民で常に賑わいをみせています。
公園内でも高知城の本丸や二の丸は特に人が多いスポットですが、それ以外の三の丸や外縁部は比較的空いていて落ち着いて散策ができます。お城の見どころは建築物だけではありません、石垣や堀なども城ごとの特徴があって面白いです。
外縁部や三の丸で石垣をじっくりと眺めてみるのも面白いかもしれません。特徴的な石やどうやって運んだのかと思うほど巨大な石など、色々な発見があると思います。
高知公園の見どころは城以外にも、山内一豊とその妻である見性院や板垣退助の銅像、四季折々の変化が楽しめる木々や草花などがあります。
また、夏の暑い時期には、公園内にミスト散布や冷たいおしぼりを配布するスポットが設置されるなど、来場者への配慮も行き届いています。
ライトアップや桜の名所としても楽しめる
高知公園は高知県内でも有数のお花見スポットとして有名です。公園内には255本の桜が植えられていて、見頃を迎えるる3月下旬~4月下旬には多くの花見客が公園を訪れます。
また、高知公園では毎年4月第1週の週末に、高知城花回廊というイベントを開催しています。18:00から開始される夜間のイベントで、灯篭の柔らかい灯りと鮮やかな活け花で、高知城が飾り立てられます。特設舞台では地元の伝統芸能や琴や笛、太鼓などの演奏が楽しめます。
また、普段は17:00までしか入城できない天守も期間中は21:00まで見学することができ、普段は見ることができない天守から見る高知の夜景や公園の夜桜が堪能できます。
住所 | 高知県高知市丸ノ内1-2-1 |
電話番号 | 088-824-5701 |
高知城周辺の観光スポット
高知城、高知公園の周辺には見どころ満載の観光スポットがたくさんあります。ここでは土佐の歴史を学べる博物館や歴史を肌で感じられる土佐の偉人達にゆかりの場所、地元高知の名産品や郷土料理を味わったりすることができるスポットなどをご紹介します。
高知県立高知城歴史博物館
見どころ満載の観光スポット1つ目は、高知県立高知城歴史博物館です。土佐の文化と歴史を紹介する博物館で、高知公園のすぐ近くにあります。