実食レポ【FLO】新作カヌレ6月19日に発売されてた！甘さの中にちょっぴりほろ苦

FLOといえば、フランス・パリ生まれで、お洒落なスイーツやデリカがショーウインドに綺麗に並ぶお店というイメージですが、実はそのお店のメニューには、気軽に味わえるフランス料理を、日本の四季とともに提供するという気持ちが込められています。

お洒落なスイーツやデリカの数々も、フレンチをもっと普段の、身近に感じてほしいという事のようです。

FLOの店頭で販売されているスイーツのタルトなどは、各店舗に備えられたオーブンで、その場で焼かれフルーツなどのカッティングや盛り付けもされているというこだわりもあり、気軽に楽しめる中にもクオリティーにこだわったお店です。

そんなFLOのスイーツの中でも、フランスの伝統菓子カヌレをFLO独自のレシピで作り上げた、「カヌレ～プディング～」はモンドセレクション最高金賞を5年連続で受賞するなど、FLOの代表的なスイーツです。

6月19日に発売された「カヌレ～塩キャラメル～」（税込259円）は、そのカヌレを苦みの効いたキャラメルとゲランドの塩で塩キャラメル風味に仕上げたものだとか。

FLOこだわりの国産米粉を使ったモチモチとしたカヌレが塩キャラメル味になると、どんなお味になるのか。早速実食してみます。

箱を開けてみると、1個ずつパラフィン紙で包まれたカヌレが入っています。上にかけてある粉糖がこぼれて散るのを防いでいます。

お皿に出してみると、トップ全体に粉糖がかかっていて、それだけで綺麗です。表面の色の濃さがノーマルのプディングよりやや焦げ茶色です。

ちょっと固いですが、ナイフでカットしてみると、中の色は濃い目のキャラメル色で、見るだけでモチっとしているのが分かります。

外側の皮の部分だけ取って食べてみます。カリっとまではいきませんが、独特の癖になる歯ごたえです。食べ始めはあまり感じませんでしたが、かみしめているうちに強いキャラメルの味がしてきます。キャラメルが染み込んでいるような感覚です。

次に中の柔らかい部分を取って食べてみるともちもちと優しい甘さの中に、ほんのりキャラメルの香りが湧き上がってくる感じです。外側の強さに比べるとじんわりした風味です。

全体的に食べてみると、固い部分がじわっとキャラメルで苦みがあり、しっかり味わっていると、塩味がほんのりとする感じです。

ぱっと食べたときにダイレクトにくるインパクトや、味の華やかさはありませんが、しっかりと噛みしめて感じられる、味の深さがあります。そして、何となく心も体も癒されるような、滋養が付くようなモチモチ感です。

FLO「カヌレ～塩キャラメル～」は古くからある、どっしりとした伝統菓子の落ち着きをそのままに、決して派手ではないけれど、しっかりとした新しい美味しさを届けてくれます。ちょっとお天気の悪い日、お家でしっとり過ごす時に、温かい紅茶と一緒にいただきたいスイーツです。