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海中ポストとは?
「海中ポスト(海底ポスト)」は海の中に設置されているポストです。ポストは通常、陸の上に設置してあり、はがきや封書などの郵便物を投函して相手へ送ることができます。本記事で取り上げる海中ポストは気軽に行けない海の底に存在していますが、記念や観光で利用する人もいます。
今回は海中ポストが日本のどちらに設置しているのか調査し、さらにギネスブックに掲載されている有名な海中ポストをはじめ、郵便物を送る方法をまとめました。ダイビングできる方や興味のある方は是非チェックしてみてください。
和歌山・静岡・沖縄に設置
珍しい海中ポストは和歌山県すさみ町や静岡県伊東市、沖縄県那覇市に設置しています。海中ポストの始まりは和歌山県で、和歌山県すさみ郵便局局長の発案により、1999年4月に南紀熊野体験博でのイベントの一つで設置されました。当初のポストは廃棄ポストを改良したものです。
和歌山県の海中ポストは地元ダイビングサービス会社「クラブノアすさみ」が管理しており、はがきの販売や改修、ポストの交換も行っています。設置場所は和歌山県すさみ町の枯木灘海岸で、岸から100m、水深10mの海底です。
静岡県伊東市の海中ポストは伊豆海洋公園の富戸海底にあり、設置期間は11月後半~12月25日まで、またバレンタインデー時期も利用できるという情報もあるため、事前の確認がおすすめです。クリスマスにはツリーが置いてあり、バレンタインにはハートのモチーフを設置していました。
静岡県伊東市の海中ポストは2021年5月にウツボが入居しており、投函する前にウツボが居ないかチェックするなど注意しましょう。海中ポストの設置場所は砂地水深20mで、投函したはがきには「伊豆海洋公園 砂地水深20mより届きました」のスタンプが押印されます。
沖縄県那覇市の海中ポストはNAHAえんがん共同企業体が設置したもので、波の上うみそら公園内の水深7mの海底と浅瀬の2か所にあります。水深7mの海中ポストは赤色で、浅瀬の海中ポストの上には沖縄県の伝説の獣像「シーサー」が飾られています。
沖縄県の海中ポストは那覇空港から北に車を走行させた場所にあり、約40分のアクセスになります。北谷町の海に沈むポスト周辺はダイビングの他に、サーフィンの波乗りポイントでもあります。
ギネスブックにも載っている和歌山県の海中ポスト
和歌山県の海中ポストは世界一深い場所にあるポストとして2002年にギネスブックに認定されました。ギネスブックに掲載された和歌山県の海中ポストはCMの舞台にも起用されており、水中にありながらも、月間約100通、年間で約1500通もの投函があるといいます。
また、夏場のダイビングシーズンには400~500通ものはがきが投函される時期もあり、季節や休日などで変動するようです。設置から20年経過した2019年までに約38000通ものはがきが投函されています。
海中ポストで郵便物が送れるの?
海の底にあるポストでも通常の郵便物と変わらず、記載された住所に届けてくれます。和歌山県の海中ポストの場合、投函した郵便物は翌日にダイビングショップのスタッフが回収し、乾かした状態ですさみ郵便局へ届けてくれるため、安心して利用できるでしょう。
ダイビングをして専用ハガキを投函するだけ!
海中ポストまではダイビングをして行きます。海中ポストへの投函にはダイビングツアーへの参加がおすすめで、和歌山県の海では珊瑚礁を住処にしている生き物に出会えることもあります。また、ダイビング未経験の方でも体験コースに参加すれば利用できるようです。
海中ポストに投函するはがきは専用の耐水性で、ダイビングショップ「クラブノアすさみ」で購入できます。専用はがきに送り先の名前や住所、自身の名前やメッセージなどを書き込みますが、水で消えてしまわないよう油性ペンを使いましょう。
海中ポストで海からの手紙を送ってみよう!
和歌山県の海中ポストはダイビングライセンスを持っていない方やダイビングができない方も利用できます。クラブノアすさみでは代行でポストに投函してくれるため、気になる方はクラブノアすさみの公式ホームページをご覧ください。