湯布院グルメ食べ歩きスポット21選！ランチにおすすめの名物や人気スイーツは？

全国でも有数の温泉地、湯布院は九州の観光地において知る人ぞ知る、食べ歩きグルメの聖地のひとつです。JR由布院駅から定番観光スポットの金鱗湖に至るまでの道のりを、「美味しそう」や「食べたい」気持ちにさせてくれるグルメなお店がひしめき合っています。

温泉で有名な場所は独自の温泉グルメがあります。湯布院も例に漏れず「食べてみたい」や最近では「かわいい、SNSにアップしたい」グルメも増えています。さらにはグルメだけではなく、おしゃれな雑貨やお土産も買えるお店も点在しています。

湯布院観光に訪れたら、そのJR由布院駅から金鱗湖までの道でランチグルメや雑貨を探す人も多いはずです。

上記の「JR由布院駅から金鱗湖までの道」ですが、駅前通りから由布見通りへと進み、白滝橋を渡ると二手に分かれ、向かって右手が「湯の坪街道」になります。JR由布院駅からこのルート経由で金鱗湖までで所要時間は約30分です。

しかし、この街道沿いに、週末行列が避けられないスイーツや地産地消の食材を使ったレストラン、湯布院周辺地域の工芸品や湯布院オリジナルアイテムのお店など約70ものお店が軒を連ねています。

その中でも特に食べ歩きグルメが大人気です。種類が豊富すぎる湯の坪街道グルメに思わず目移りするでしょう。

湯布院周辺、特に湯の坪街道周辺は、名物といっても過言ではないスイーツが買えたり、食べられたりするお店がごまんとあります。温泉地らしく手ぬぐいや温泉、温泉コスメなどの雑貨も手に入ります。

また、スヌーピーカフェが所在する関係上、スヌーピーと和と湯布院のコラボレーションな雑貨も買えます。そして「なな蔵」の漬物や四季工房の「豊後牛時雨煮」、鍵屋の「柚子こしょう」などの名物もお土産として入手できます。

そしてクラフトショップも多く、カトラリーや手作り雑貨、木工品などのおしゃれ雑貨も購入できます。お土産屋さん散策だけで、十分楽しい時間になるはずです。

湯布院グルメがあまりにも多い中、湯布院観光の途中でも「一口だけ間食したい」時に最適な食べ歩きグルメを提供するお店もあります。ある意味かゆいところに手が届く、隙間時間に楽しめるグルメも湯布院は充実しています。

湯布院リピーターなら、そのグルメにすでにお世話になったことがある人も多いのではないでしょうか。そのような、少しだけ間食したい時に最適なグルメを紹介します。

湯布院町には高級旅館「山荘 無量塔（ムラタ）」があります。その旅館の周辺にある音楽関連アート施設「アルテジオ」敷地内に「theomurata（テオムラタ）」は所在します。テオムラタは、その「無量塔」がプロデュースする湯布院発のチョコレートブランドであり、チョコレートショップです。

また、このブランドでしか味わえない独創的なチョコレートが実際にお店で買えます。また、併設するカフェ「the theo（テテオ）」では、テオムラタのチョコレートや、ガトーショコラ、チョコレートパフェやチョコレートドリンクなども楽しめます。

さらにこのカフェでしか味わえないチョコレートプレートもあり、チョコレート好きな人におすすめしたいスイーツです。チョコレートを使ったもの以外にも「Pロール（ロールケーキ）」やチーズケーキ、アイスクリームなどのスイーツも揃っています。

ランチタイム限定のドライカレーやバケットサンドプレートなどのグルメもあり、一口だけ間食からランチまで、さまざまな使い方ができるグルメスポットなのです。

ヘーゼルナッツなどのナッツ類や、りんごなどをセミドライしたものなどをチョココーディングした10種の「ビーンズショコラ」や、玉露や朝露、碾茶などの茶葉をフレーバーとして板チョコにした「茶葉ショコラ」などを販売しています。

テオムラタは湯布院ブランドに即した高品位のチョコレートの製造販売をしています。かなり独創的な商品の数々ですが、一部の種類は公式オンラインショップでも手に入ります。

また、オレンジピールをチョココーティングした「オランジェット」や「マカロンショコラ」、板チョコを意味する「ブラッドショコラ」なども購入できます。

ちなみにいずれのチョコレートも冷蔵で届くので、取り扱いに注意が必要です。テオムラタブランドとしては、他には、オリジナルアイスクリーム6種の「アイスボックス」や」フルーツゼリー「パート･ドゥ･フリュイ」もオンラインで買えます。

また別ブランド「BSPEAK」の、アールグレーと晩柑の「チーズケーキ」や3種の「フロランタン」などの焼き菓子、「無量塔」ブランドの粒マスタードや調味料も同様にオンラインで購入できます。

テオムラタのスイーツや別ブランドの調味料などが口に合う味だったなら、湯布院観光旅行後でもオンラインでその商品を購入することで十分に楽しめます。

湯布院の観光スポットのひとつ金鱗湖周辺に店舗を構える「菓匠 花より」は、作りたて和菓子が楽しめる和菓子屋さんです。「作り立て和菓子」とは文字通り作ったばかりの和菓子を意味し、菓匠 花よりは、その作り立てにこだわった和菓子工房です。

さらに、提供する和菓子により、素材を使い分けするこだわりをコンセプトとしています。例えば「餡」でも、どら焼きの場合は風味を出すために北海道産のしっかりした小豆を、きんつばの場合はなめらか重視なので北海道でも十勝産の小粒小豆などを使います。

特におすすめの和菓子は「生きんつば」や「生ようかん」です。この2種は、こだわりの「餡」が最も感じられる和菓子です。材料の保存料不使用の点や、圧力や加熱時間や温度を徹底管理することで、小豆の渋みを全く感じさせない旨みと豊かな香りを持つ餡を使い「生」としています。

生きんつばや生ようかん以外にも、ゆず餡やラムネ餡など珍しい餡を使った串だんごや、みたらしやフルーツジュレを使った、インスタ映えするだんごもあります。串だんご片手に湯布院食べ歩き散策もありですが、店頭のテラス先や店内でも食べられます。

一口サイズ3種とドリンクのセットで、ワンコイン（500円）とはかなりお得です。湯布院らしい和菓子が楽しみたいときにいかがでしょうか。

湯布院は温泉地でもあり、その温泉を使った「湯だね」を用いたパン屋もあります。実際に、湯布院のパンは美味しいという声も非常に多く、それぞれのお店に固定ファンが付いている状態で、パンそのものの盛況ぶりがうかがえます。

もちろん食べ歩きに最適な各種のパンを提供するお店もあります。パン好きな人なら看過できないレベルです。そのようなお店と、おすすめの湯布院パンを紹介します。

「CAFE LA RUCHE」の姉妹店でもありその敷地内に立地する、その名もズバリ「コーヒーとクロワッサンのお店」という、コーヒーとクロワッサンに特化したベーカリーカフェです。

提供商品は、店名のように基本的には「クロワッサン」と「ハンドドリップコーヒー」です。他のメニューとして「ソフトクリーム」や「パン オ ショコラ」も提供していますが、このカフェを有名にしているのは、この「クロワッサン」です。

長い時間を積み重ねて開発した上で、ようやく完成した自慢のクロワッサンです。バター100%が自慢であり、一番上層のクロワッサンの羽が力強く仕上がるように研究し、皮がサクっと中はもっちりを徹底的に研究しました。

例えばパン好きではない人にも、ぜひ賞味していただきたいクロワッサンです。この美味しさで多くの人に喜んでもらうべく、金鱗湖周辺の小屋店舗で今も訪問者を待っています。パン好きなら、1度は実食してみたくなるクロワッサンではないでしょうか。

JR由布院駅の周辺にある「花の木通り商店街」内に並ぶ「こちょぱん」は、地元にも大人気のパン屋さんです。日常使いができるパンが程よくそろっており、地元に愛されているのも納得できます。

由布産大豆を用いた「大豆パン」や、クリームチーズを練り込んだ「くるみクランベリー」など、ビジュアルでも目を引くパンも大人気です。リピーターを増やしているパンは、何といっても8-10種が常に店頭に並ぶ「おんせんベーグル」です。

国産小麦や大豆などこだわり抜いた材料を用いて、湯布院温泉の源泉でゆでてから焼き上げるベーグルは、ツルツルモチモチな食感と歯応えが癖になります。地元で人気のパン屋さんながら種類もかなり多く、他店ではまずお目にかからないパンもあります。

参考までに、商品が最も多く並ぶ目安としての時間帯は、10:00～12:00頃です。ちなみに約35種前後のパンが並びます。またどのパンも外れがありません。パン好きではなくても、まずは1度食べ歩きやランチなどで実食してみることをおすすめします。

温泉地に付き物といえばいろいろありますが「温泉卵」をイメージする人も多いでしょう。牛乳が手に入る環境なら、間違いなく名物として「ご当地プリン」が作られています。焼き菓子やケーキの場合もあるでしょう。

湯布院も例外ではなく、「プリン」や「チーズケーキ」などを筆頭としたさまざまな洋菓子スイーツが作られ、多くのお店で提供されています。食べ歩きグルメとして最適なスイーツもあるでしょう。

特にご当地スイーツや、いわゆる温泉スイーツグルメ好きにおすすめしたい湯布院スイーツを紹介します。

「MILCH(ミルヒ)」は、ドイツ語で牛乳を意味します。そのワードを店名にした「由布院Milch（ミルヒ）」は、正に文字通り湯布院産の牛乳を100パーセント使用した、手作りスイーツが有名であり、新たな湯布院名物店として期待されています。

数あるスイーツの中でも、トップの人気を誇る「ケーゼクーヘン」は、かわいいカップに入ったチーズケーキです。焼き立てのふわトロ感満載のケーゼクーヘンを求め、連日常に行列ができるほどに人気があります。

そもそも「ケーゼクーヘン」とは、ドイツ語で「チーズケーキ」を意味します。たっぷりのクリームチーズに牛乳がプラスされた濃厚な風味が特徴です。

サクサクしたクランブル（小麦粉や砂糖、バターを混ぜたそぼろ状のもの）、フワリとしたジェノワーズ（土台となるスポンジケーキ）、とろ～りなチーズスフレの3層の全く違う食感が味わえる絶品チーズケーキです。

ちなみにケーゼクーヘンは1個150円です。お持ち帰り用として4個セットが800円、8個セットが1400円が用意されています。お持ち帰り用はしっとりタイプの冷蔵、もしくは冷凍が選べます。双方ともレンジで温めることで、自宅でもふわトロ感が再現できます。

先に紹介した「MILCH(ミルヒ)」は、「ケーゼクーヘン」以外にも多くの有名湯布院スイーツを販売しており、この「ソフトクリーム」もそのひとつです。店名の意味そのままに、湯布院産の牛乳を贅沢に使ったこだわりの濃厚風味ソフトクリームです。

フレーバーとして濃厚ミルク、チョコミルク、ミックスの3種が提供されています。例えば、濃厚ミルクは濃厚でありながら、後味すっきりです。湯布院産の牛乳をたっぷり使っているため、贅沢な風味が味わえます。

またこのソフトクリームを扱った「ミルヒパフェソフト」もあり、フレーバーとしては「ベリー」と「抹茶」があります。個々にケーゼクーヘンやパンナコッタが盛られたボリュームあるパフェに仕上がっています。

「YURARI」とは、JR由布院駅下車、駅前中央通沿いに位置するパティスリーです。大分県産の無添加無着色の食材による絶品スイーツが大人気です。店頭にはパティシエが力を尽くしたスイーツたちが並びます。

定番のひとつ「湯布院プリン 凛」は濃厚卵の旨さが感じられるシンプルで贅沢なプリンです。別添するカラメルソースがプリンの旨さを倍加させます。プレミアムバニラやアールグレイ、コーヒーとカスタードなど4種が店頭で購入が可能です。

九州産の食材を生かすように、マダカスカル産最高クラスのバニラビーンズやカナダ産のメープルシロップなどバランス良くブレンドし、緻密に仕上げたプリンです。つるっとした口溶けと、こだわりのフレーバーが後を引く美味しさを演出します。

湯布院では多くのプリンが提供されていますが、その中でも湯布院名物とされつつあるスイーツが「湯布院プリン 凛」といわれています。プレミアムプリンをお土産にしたい人に最適です。店頭では1個から買えます。

JR由布院駅下車、徒歩3分の場所に立地する「ときの色」は主にガトーショコラケーキを名物とするケーキショップです。このお店の特徴は、アレルギーがある人には嬉しい、小麦粉不使用の代わりに湯布院米の米粉を用いたグルテンフリーでしょう。

近年ダイエットなどでも話題のグルテンフリーで作った商品を販売しています。県内外の多くの老若男女の観光客や地元の人が、湯布院土産のリピートとしてこのケーキを買い求めています。

長方形のガトーショコラは、このお店の名物スイーツです。ナッツなどをトッピングにして、見た目もかわいく仕上がっています。一方で、フランス産クリームチーズを用いた「チーズケーキ」は、昔からの湯布院のお菓子「柚子練り」をプラスし、爽やかな風味に仕上げています。

「TAKAKURA 」が提供するクレープ「ゆふはなクレープ」は、まるで花々にあふれたブーケのようなビジュアルです。お花屋さんが手掛けるモチモチ生地のクレープは、食用花がトッピングされたフォトジェニック過ぎる湯布院グルメスイーツのひとつです。

もちろん、ビジュアルだけではなく食材へのこだわりも相当なものです。食事系のクレープでも、例えば、みずみずしい野菜にしっとりスモークチキン、味にアクセントをプラスするピクルスまで、可能な限り湯布院産です。ピリッと香る柚子胡椒マヨネーズも後を引く旨さです。

塩キャラメルやバナナショコラなどのスイーツクレープ系もそろいます。花をデザインした円形フォルムのソフトクリームもおすすめです。いずれのクレープもお持ち帰りや、花々に囲まれながらのイートインスペースでも食べられます。

「hana＋classのクレープ」は、花好きな人や、見た目がかわいいスイーツ好きな人におすすめできる湯布院グルメなのです。

上記の項目で洋菓子系の湯布院スイーツを紹介しましたが、もちろん食べ歩きに最適な和菓子系のスイーツも多くのお店で提供されています。中には、それこそ洋菓子と和菓子をハイブリッドしたような、名物スイーツもあります。

また、冒頭で紹介した「菓匠 花より」のだんごのような、食べ歩きにおすすめのスイーツもあります。そこでお土産にも食べ歩きにも最適な、湯布院周辺で人気の名物和スイーツをいくつか紹介します。

湯布院の名物、「お菓子の菊家」謹製「ぷりんどら」は、今までありそうでなかった、プリンとどら焼きの融合スイーツです。ほろ苦いカラメルソースがポイントとなったカスタードプリンを、しっとり焼き上げたどら焼き生地でサンドした一品です。

ネーミング通りにどら焼きの皮にプリンが挟まった美味しいスイーツです。固めのプリンなので、いただいている時にこぼれることはありません。実店舗の他にSAでも買えます。お土産屋さんの場合は、生ではなく冷凍なので、食べるまでに解凍する時間と手間が必要です。

甘さ抑えめのプリンと、パンケーキのようなフワリ食感のどら焼きとの相性が意外にもマッチしています。それもそのはずで、ぷりんどらは累計販売個数2000万個突破商品なのです。

オンラインショップでも、店内の主力売れ筋商品です。インスタ映えも抜群、つい自慢してしまう一品です。他に「黒豆入り抹茶ぷりんどら」などがあります。和洋コラボな創作スイーツと一緒に購入してはいかがでしょう。

今泉堂の「黒糖揚げまんじゅう」とは、お米の油で揚げることでカリカリ食感に仕上げた、湯布院で話題の和スイーツです。金鱗湖周辺に所在する、湯布院の和菓子処「今泉堂」謹製のものに人気があります。

黒糖入りのまんじゅう生地に、甘さを抑えたこし餡が隙間なく詰まっています。かりんとうのようなカリカリ食感と、中のこし餡がホロリと口内で解ける食感、2つの異なる味わい方が堪能できます。

揚げまんじゅうといっても絶妙な油分バランスなので、全く油っぽくありません。黒糖風味の味とカリカリの食感が癖になり、一気に食べてしまいそうで危険な美味しさが潜んでいます。お茶やコーヒーにも相性がよく「旨い」のひとことです。

新規に「かぼすゆず餡」も販売されており、詰め合わせもあります。かぼすゆず餡は、かぼすの良い香りと酸味が共存しており、後味がサッパリしています。いずれも、1個が良いバランスの大きさなので湯布院散策中の食べ歩きやお土産におすすめです。

「柚子羊羹」は、創業半世紀を超える、湯布院の老舗和菓子店「赤司菓子舗」が製造販売する羊羹の一種です。ほかに「小豆羊羹」や「小倉羊羹」が作られています。

この老舗店の羊羹は、明治からの製法による「流し羊羹」と昭和創業時からの製法「羊羹」の2種があります。柚子羊羹は、香り豊かな湯布院産の柚子だけを使い、後は砂糖だけを加え練り上げた一品です。

創業当時から全く変わらない製法で仕上げた柚子羊羹は、炊き上がった餡を丁寧に練り上げ、型に流し込み冷やして固めるだけというシンプル製法で作られます。それだけに、職人の技が活きる和菓子なのです。

「湯布院独自の銘菓を作り、後世に伝承したい」というお店の想いが伝わります。シャンパンと相性が良い羊羹や、柚子羊羹に使ったこだわりの「柚子練」など、お土産に最適な和スイーツを多く扱っています。

湯布院での和菓子の老舗「赤司菓子舖」は、意外な和スイーツも提供しています。それは、湯布院土産の定番として人気がある「しっとり餡ぽてと」です。北海道産小豆による小豆餡をスイートポテトで包んだ、和菓子と洋菓子が良いバランスで融合したスイーツです。

ほっくり上品な甘みが特徴の鳴門金時芋を原料とするスイートポテトと、赤司菓子舖伝統の小豆餡が絶妙のバランスを保っています。ちなみに1個200円から購入が可能です。賞味期限が長めで常温保存ができるのも人気がある理由になっています。

食べ歩きグルメが十分すぎる湯布院ですが、もちろん本格的な食事におすすめの人気レストランも点在しています。モーニングからランチ、そしてディナーと用途に合わせたグルメスポットも充実しています。

食べ歩き散策ではなく、ランチ目的で湯布院に訪れる人も多いでしょう。そこで、しっかりランチグルメが堪能できる、おすすめレストランを紹介します。

湯布院名宿のひとつ「山荘 無量塔」で修業を重ねた店主が「湯布院の心を堪能する料理を」のコンセプトをもって開業したお店が「由布まぶし 心」です。和風スタイルながらカジュアルな店内では、主として店名にもなっている「由布まぶし」を提供しています。

その由布まぶしは「豊後牛」「地鶏」「鰻」の3種があり、個々に前菜と漬け物、薬味や赤だし汁がセットされています。3種の由布まぶしで最も人気が高いのは、やはり大分のブランド牛が堪能できる「豊後牛まぶし」です。

注文が入ってから、土鍋で約10分ジワジワと炊くご飯は、湯布院産「ひとめぼれ」が使われます。そのご飯が隠れるくらいに薄切りの豊後牛サーロインが敷き詰められています。そのビジュアルだけですでにインスタ映えレベルです。

炭火で焙られたサーロインは、最初のそのまま味わい、次に湯布院産の柚子胡椒や薬味で楽しみ、〆には出汁をかけてお茶漬け風にして食べられます。料理だけではなく、食べ方にもこだわる湯布院名物といっても差し支えないグルメメニューです。

ランチタイムでも由布まぶしが堪能できますが、行列必至です。確実に楽しみたいなら、ランチタイムであっても事前に予約をおすすめします。

由布見通り沿いに店を構える「YUFUIN・BURGER」は、文字通り湯布院で人気の「ゆふいんバーガー」を提供するバーガーショップです。

この「ゆふいんバーガー」とは、鉄板で焼いたモチモチ白バンズに、豊後牛の合挽ハンバーグと地産野菜、地産卵の目玉焼きやベーコンなどを挟んだボリュームあふれるご当地バーガーです。

新鮮なレタスとジューシーなハンバーグに特製のマヨネーズやソースが絡み、濃厚な風味ながら野菜のみずみずしさでカバーされたあっさりした後味が楽しめます。オーダーを受けてから作るので、できたてアツアツがランチで食べられます。

ちなみに、直径18cmのスペシャル版もあります。ほかのバーガーとの違いは、なんといっても用いられる食材のクオリティです。

またゆふいんバーガー以外にも「特製テリヤキアボカドバーガー」や「ベーコンエッグオムレツスペシャル」など、ランチに最適な各種バーガーが提供されています。素材に徹底的にこだわった、湯布院ならではのご当地名物バーガーを、例えばランチにでもぜひ味わってみてください。

湯布院での最大クラスの観光スポット「金鱗湖」の湖畔にある洋館「ペンション金鱗湖豊の国」は、湯布院でも老舗宿泊施設のひとつです。そのペンション内に常設のレストランが「レストラン洋灯舎」です。

金鱗湖が眺望できるおしゃれな洋食レストランで、大分県産食材を用いた洋食が、意外にもおしゃれにリーズナブルに食べられます。

しかも、モーニングタイム（7:30～9:00）ランチタイム（11:00～14:30）ディナータイム（17:00～20:00）と営業時間も分かれており、用途によって使い分けもできます。

ランチセットの「ランプ舎セット」の選べる主菜のひとつ「豊後牛のハンバーグステーキ特製ソース」は、豊後牛の肉汁が溢れる神がかった焼き加減と柔らかさ、そして深い味わいが印象的です。3日間煮込み続けたビーフ入りの特製ソースがハンバーグの旨さを演出します。

その他、大分県産の食材や湯布院野菜を用いたメニューも充実しており、天然酵母による自家製パンもおすすめです。また、もうひとつのおすすめは景観です。特に窓際のカウンター席は、ランチタイムでも金鱗湖が眼前で眺められることで人気があります。

金鱗湖周辺で確実にグルメランチがしたいなら、こちらのレストランでランチの予約をおすすめします。

スイーツ先行で湯布院食べ歩きグルメを紹介しましたが、もちろんスイーツ以外の湯布院名物グルメも豊富にあります。その湯布院グルメ実食や購入目的で、訪れる人も多いでしょう。

甘いものが苦手な人へのお土産が必要になるケースもあります。商品によっては、ご飯のお供として自分土産に買うこともあるでしょう。そのような、湯布院お土産に最適な湯布院名物グルメを紹介します。

いつ行ってもそこに行列がある「パン工房 まきのや」は、全国から厳選の無添加や無農薬の材料を用いて造った天然酵母パンが有名です。全体的に大きいサイズのパンで天然酵母による、もちもちした食感が印象的です。

「湯布院パン工房まきのや」は、最初は自然食品店として開業しています。「体に優しく、自然なものを」という、自然食品店時代のコンセプトをそのまま今に引継ぎ、10数種の作り立てでヘルシーなパンを提供しています。

材料として使う素材は、北海道産のハルユタカブレンド小麦や熊本産のジャージー牛乳、沖縄の塩や砂糖、バターや卵まで、すべて国内の各産地から厳選した無添加や特別栽培などこだわったものばかりです。

さらに、天然酵母100％なので体にやさしく素材本来の味が楽しめます。そこに由布岳から流れる美味しい水という完璧に近い環境が全て整い、まきのやのパンは作られます。また、パン以外にクッキーなどの焼き菓子も提供されています。

湯布院の実店舗で購入し実食した上で、このお店のパンが気に入ったらリピートしたくなるのも自然な流れです。近隣在住なら実店舗に再訪もできますが、県外やましてや本州からだと、実店舗再訪もままならないでしょう。

パンやクッキーなど「フレンチシナモン」以外の商品はすべて地方発送できます。好きなパンとクッキーの組み合わせも可能です。ただ、オンラインではなくFAXでのオーダーになります。

ちなみに「フレンチシナモン」だけが地方発送不可の理由は、賞味期限の関係です。ちなみにその期限は購入日当日であり、発送先によっては物理的に不可能なのが理由です。また、他のパンの場合は3日は保存可能です。

湯布院に所在する高級旅館「草庵秋桜」に併設のお土産ショップは、オシャレで美味しいお土産が豊富に並んでいます。その中でも「豊後牛時雨煮」とは、大ぶりカットの豊後牛をじんわりと甘辛く煮込み仕上げた旅館特製の牛肉時雨煮です。

四季工房には、元々オレンジやイチゴのピクルスなど一風変わった商品を扱います。その中でも、豊後牛時雨煮は細切れではない豊後牛がゴロっと瓶の中に入った人気商品です。

食べ応えある豊後牛は柔らかく、牛肉の旨味が口の中に広がります。生姜が味のアクセントになっており、思わずご飯が進む湯布院の名物というべき逸品です。そのまま食べても美味しい一品ですが、ご飯のお供に最適です。

炊き立てご飯に牛肉時雨煮をのせ、ネギをトッピングしたたけで贅沢なメニューになります。また、自分土産で購入し、家で楽しむ時に生卵を足すのもおすすめです。

湯の坪街道沿い「湯布院醤油屋本店」は地産調味料から佃煮や漬物まで、バラエティ豊富な商品を販売しています。店舗自慢の出汁醤油「匠醤油」は現在でも不動人気を誇るトップ商品ですが、今回紹介する「焼きにんにく スライス」もおすすめできる一品です。

その「焼きにんにく スライス」とは、匂いが残らないにんにくの佃煮です。にんにくはスライスされているので、そのままご飯のお供にしても、各種パスタや炒飯の調味料としても楽しめる逸品です。

甘口とピリ辛タイプの唐辛子の2種があり、好みや料理に応じて使い分けもできます。にんにく好きな人へのお土産に最適です。特に小さなお子さんがいる家庭には、今回の甘口タイプがおすすめです。

「由布院燻製工房 燻家(いぶすけ)」は由布岳が一望できる大自然の中に所在する、手作りハムとソーセージの専門店です。チップなどのスモーク材料はすべて大分県産を使い、食材の良さを最大限に活かせるように、独自配合でブレンドしたチップでスモークします。

燻家のスモーク食材も、すべて大分の地産食材を用いているので安心して食べられます。自然豊かな大分県で育成されら食材は、そのまま直接食べても本当に美味しいものばかりそろっています。

ハムやスモーク製品でいえば、定番のスモークベーコンやスモークチキンの他に、タンスモークや、スモークチーズなども扱っています。また、豊後牛肉を使ったスモークや、カモのスモーク、大分産鹿肉によるサラミもあります。

ソーセージ製品でいえば、定番のポークウィンナーやチキンフランク、ボロニアソーセージなど全11種扱っています。それとは別に鹿肉のウィンナー2種があります。これらの商品は湯布院にある燻家本店の他に、大分空港や道の駅などでも手に入ります。

例えば、カイザーステーキ＋荒惹ポークウィンナー＋ビアブルストソーセージ＋スモークチキン（もも）＋スモークベーコン＋ハムドレッシングなどがセットになった「ギフトAセット」をはじめ、ギフトセットは全4種そろっています。

独自ブレンドのスパイスや、チップにこだわり抜いたスモーク製品などは深い味わいがあり、ビールやワインに合いそうな「クセ」さえ感じさせます。

その４種のギフトセットの中に「ポトフセット」があります。文字通りポトフセットとは、洋風煮込み料理「ポトフ」に適した、自家製のベーコン＋ソーセージ３種類＋燻家オリジナルスープがセットになった、コスパが高いお得なセットです。

その燻家オリジナルスープには「塩味」と「醤油味」の2種があります。「ポトフセット」は、好み野菜を入れるだけでポトフが楽しめるセットです。手軽に楽しみたい人におすすめできます。

湯の坪街道の中央に位置する店舗「ジャズとようかん 湯布院CREEKS.」は、「旅と雨と音楽」をコンセプトとした、湯布院にあるセレクトショップです。この「ジャズ羊羹」は、さまざまな商品がある中でも人気を集める新感覚の人気和スイーツです。

ワインに24時間漬けた2種のドライいちじくが練り込んでいる「ジャズ羊羹 classic」は、口にした途端に、フワッと香る黒糖の風味とあっさりした甘さが染み渡ります。コーヒーやワインにも相性が良い羊羹です。

また他にも、白あんにドライ生姜を入れ込み、蜂蜜と生姜エキスをプラスした「ジャズ羊羹 ginger」、最高品位のクーベルチュール・チョコレートを用いた冬季限定「ジャズ羊羹 chocolat」も大人気です。

いずれも数量限定の販売なので、開店直後など早い時間に訪問が最適です。新しい湯布院の名物スイーツグルメといっても違和感がない一品、特に甘いものが苦手な人こそおすすめです。

またこのお店では、時期や季節により羊羹以外のスイーツやコーヒー、または服飾雑貨なども販売しています。興味がある人は公式サイトでチェックしてみてはいかがでしょうか。

多くの名旅館や個性的な宿やセンスあるカフェ、豊後牛や地産野菜を用いたグルメが非常に多い湯布院です。またアート関連の施設も多く、伝統がある街でありながら、歴史が長いだけにグルメやスイーツも豊富にある温泉地でもあります。

食べ歩きグルメスポットも迷ってしまうほどあり、湯布院名物グルメや人気スイーツスポット散策だけで1日過ごせる数を誇ります。湯布院に訪れた際は、ぜひ湯布院グルメをじっくり堪能してみてください。