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北海道・富良野でしか見られない壮大な「ラベンダー畑」!
東に十勝岳連峰、西に夕張山地という雄大な山々に囲まれた富良野では、その丘陵地を活かしたラベンダー栽培が盛んです。ラベンダーは道内の他の地域でも栽培されていますが、青い山脈と色とりどりの田園、そしてラベンダーという壮大な景色は、ここ富良野でしか見られません。
富良野のラベンダーはもともと天然香料の原料として栽培されていましたが、その美しい風景がカレンダーや雑誌などで紹介されると徐々に人気を呼び、ラベンダーの名所「ファーム富田」が名作ドラマ「北の国から」のロケ地として使用されると富良野のラベンダーは一気に有名になりました。
現在ではラベンダーのほか、ルピナスやサルビアなど色とりどりの花々が栽培されるようになり、富良野全体が「花のまち」として知られています。
エッセンシャルにも使われる「ラベンダー」とは?
ラベンダーはシソ科ラヴァンドラ属に分類される植物の通称です。ヨーロッパや中近東では古来より薬や料理に使われてきましたが、20世紀になり大量生産が可能になるとそれまで高価だったラベンダーオイルが爆発的に普及し、石鹸や歯磨き粉などさまざまな日用品に利用されるようになりました。
日本におけるラベンダー栽培は大正初期、フランスから歯磨き粉の香料として導入されたのが始まりといわれています。ラベンダーは北海道、特に度重なる冷害に苦しんでいた富良野地方で栽培が盛んに行われるようになりましたが、昭和40年代後半、合成香料の台頭で一時期完全に姿を消しました。
しかしその後、ラベンダー畑の美しさが観光資源として見直されるようになると、富良野のあちこちで再びラベンダーが栽培されるようになりました。富良野では現在でも観賞用またはお土産用のアロマオイルや石鹸の原料用としてラベンダー栽培が盛んに行われています。
北海道・富良野のラベンダー観賞の「ベストな時期」
富良野のラベンダーを観賞するのにベストな時期は7月上旬~下旬です。富良野で見られる主なラベンダーは、早咲きの「濃紫3号」、香料として使われる「ようてい」、香り高い「はなもいわ」、生産量が一番多い「おかむらさき」(4号)で、どれが栽培されているかで見ごろが微妙に違います。
このため多くの観光スポットでは、これら4種類を組み合わせて栽培しているところがほとんどです。色合いも微妙に異なるため、ラベンダーが最盛期を迎えると花畑に紫色のグラデーションが現れます。このほかピンクや白といった珍しいラベンダーもあります。