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ハレの日やお祝いの席のごちそう「鯛そうめん」
見た目のインパクトが絶大な「鯛そうめん」をご存知でしょうか。鯛そうめんは、ハレの日やお祝いの席のご馳走として振る舞われることが多い郷土料理です。
鯛そうめんは、白波のような形に盛りつけたそうめんの上に、甘辛く味付けした鯛の姿煮をドドンと乗せた豪快な料理です。喜寿のお祝いや赤ちゃんのお食い初め、家族や親族でのお祝いの席などで振る舞われます。
喜びを細く長くという願いを託す縁起物のそうめんと、おめでたい魚である鯛の組み合わせはお祝いの席にぴったりです。
特に婚礼において鯛そうめんは、細く長く幸せが続くよう願いが込められたそうめんと、めでたい鯛の組み合わせで、両家の親族がめでたく対面(鯛めん)したことを祝うとも言われ、縁起を担ぐ意味合いもあると言われています。
岡山県・愛媛県・広島県などでよく食べられる料理
鯛そうめんは瀬戸内海沿岸地域を中心として親しまれている郷土料理です。岡山県や愛媛県、広島県などで鯛そうめんはよく食べられています。鯛そうめんは、特に愛媛県の郷土料理として知られており、地方によって鯛の調理法や食べ方が異なります。
鯛そうめんは鯛麺やめんかけという呼び方をされることもあります。愛媛県八幡浜地方では特にめんかけという呼び方で親しまれているそうです。
瀬戸内海沿岸地域以外にも九州の熊本や大分でも鯛そうめんを食べる文化があります。熊本は全国の中でも新鮮な真鯛が豊富で、そうめんが特産であった島原の食文化に影響を受け、鯛とそうめんの組み合わせがなされたと考えられています。
一方、大分県の鯛そうめんは主に鯛麺と呼ばれ、そうめんの代わりにうどんを使用します。大分では婚礼の席で振る舞われることが多く、これは、鯛はつがいになったら巣を決めて一緒に住み、決して離れないと言われていることから、離婚しないという願いが込められているそうです。
鯛そうめんの特徴と食べ方
鯛そうめんは、鯛を一尾丸ごと姿煮にしたものを、茹でたそうめんと一緒に大皿に盛り付け、鯛の煮汁をつけ汁やかけ汁として食べる料理です。鯛の調理法は地域によって異なり、焼いてから煮るパターンや、素揚げしてから茹でるなどというパターンもあるようです。
愛媛県南部では、鯛そうめんの付け合わせとして、錦糸卵や椎茸も一緒に盛り付け薬味と一緒に味わいます。松山地域では五色素麺を使用することが多く、神への供物になったとも伝えられています。
熊本の天草地域で食べられる鯛そうめんは、鯛を刺身にした後の頭などのアラをアラ炊きにして、煮汁をそうめんにかけて食べるという食べ方をすることが多いようです。鯛を余すことなく味わおうとする生活の知恵で、こちらの地域でもお祝いの日に提供されていました。
広島県福山市でも昔から良質な鯛が収穫され、特に鞆の浦は鯛の街と言われるほど名物も多いです。この地域の鯛そうめんは、鯛の頭を使用しており、一尾丸ごと姿煮にした鯛そうめんに負けず劣らずのインパクトを放っています。
また広島の鯛そうめんは、日本ギフト大賞2020広島賞を受賞するなど、ギフトとしても注目を集めています。鯛そうめんはお祝いの席のご馳走としてだけではなく、ギフトとしても人気なのです。
日本ギフト大賞2020広島賞を受賞した鯛そうめんは「瀬戸内料理 雑草庵」で通販されています。鯛から出汁を取ったプルプルの天然コラーゲンたっぷりな鯛そうめんが楽しめますので、興味のある方は検索してみてください。
そうめんの上に姿煮にした鯛を盛り付ける
前述の通り、鯛そうめんは地域によって調理法や食べ方が異なります。ここでは、愛媛県で主に食べられている食べ方を紹介します。
鯛そうめんのメインとなる鯛は、丁寧に下処理を行い、醤油やみりんなどで甘辛く味付けされ姿煮にします。この時使った鯛の煮汁で湯がいたそうめんを煮込み、そうめんに味を付けます。
そうめんを大皿に白波のように盛り、その上に鯛の姿煮を盛り付けます。付け合わせを乗せる場合には、千切りした椎茸や錦糸卵を大皿に美しく盛り付けます。
鯛の煮汁をつけ汁やかけ汁に
鯛の姿煮で使用した煮汁は、鯛そうめんのつけ汁やかけ汁に使用します。味が薄い場合には追加で調味料を加え味を調えると良いでしょう。
鯛の煮汁を鯛そうめんのつけ汁やかけ汁に使用することで、鯛の旨味を無駄なく活用でき、鯛の旨味を最大限に堪能することができるわけです。
鯛そうめんのおすすめレシピ
江戸時代の鯛百珍という料理本に鯛そうめんの作り方が記載されています。そこには、鯛に酒を塗って焼き、色がついたらごま油を塗りさらに焼き、鍋に出汁醤油を入れ素麺を茹で、鯛に巻き付けて鍋で煮ると記されているそうです。
さらに、三つ葉か、春菊か、椎茸の千切りを醤油で味付けし、卵を千切りしたものを鯛のそばに入れて炊き、さらに盛り付ける時に上に置くとあり、具には旬ものを入れると絶品であるという趣旨の記述もされているようです。
これが江戸時代に広く知られたとされる鯛そうめんのレシピです。しかし、現代に伝わっている鯛そうめんのレシピはこれとは異なります。
鯛そうめんは、鯛を一尾まるまる使用するので、料理初心者にはなかなかハードルが高い料理と言わざるを得ないですが、下処理済みの鯛を使用するなどすれば、比較的簡単に鯛そうめんを作ることができます。
材料
鯛そうめんを作る時に必要な材料は、鯛とそうめんです。付け合わせを作る場合には、椎茸と卵も準備してください。そのほかに、大葉やネギなどもお好みで用意しておくと良いでしょう。
鯛の姿煮を作る際の出し汁には、醤油・酒・みりん・砂糖・顆粒の鰹出汁・塩・水を使用します。家庭にある調味料で作ることができるので、ぜひ試してみてください。
作り方
鯛そうめんの作り方です。まず鯛の下処理をします。鯛の鱗を取り、えらと内臓を取り除きます。さらに血合いを取り、綺麗に水洗いします。お店で処理してくれる場合もあるので、鮮魚売り場でご確認ください。
鯛そうめんの味の決め手となるだし汁を作ります。醤油200cc・酒200cc・みりん250cc・砂糖100g・顆粒の鰹出汁10g・塩10g・水2000ccを鍋に入れ火にかけます。だし汁は鯛の大きさによって量を調整してください。
だし汁が煮立ったら鯛を入れ、火が通るまで30分以上煮込みます。鯛にしっかりと火が通ったら、火を止め、そのまま1時間以上休ませます。鯛の煮汁が冷えたら鯛を取り出し、煮汁はこし器などで濾しながら別鍋に移しておきます。
そうめんを湯がき、水で締めます。煮汁を再び火にかけ、温まったらそうめんを加え、ひと煮立ちさせます。
煮汁からそうめんを器に盛り付け、その上に鯛の姿煮を盛り付け完成です。そうめんは白波をイメージしながら盛り付けるのが理想です。付け合わせを乗せる場合には、甘辛く味付けした千切り椎茸と錦糸卵を美しく盛り付けましょう。
余った煮汁は、つけ汁かかけ汁として使うのが良いでしょう。お好みに合わせて使用してください。味が薄い場合には調味料を足して味を調整してください。
通販で買える人気の鯛そうめん
ここからは通販で購入できるおすすめの鯛そうめんを紹介します。郷土料理はその土地で食べるのが美味しいとされていますが、最近では現地に行かなくても気軽に郷土料理を通販で購入できるようになりました。
愛媛や広島に行かずとも美味しい鯛そうめんが食べられるおすすめの通販サイトですので、興味のある方はぜひご覧ください。
「岡上食品 瀬戸内海産 鯛そうめん」
まず紹介するおすすめの通販で買える鯛そうめんは「岡上食品 瀬戸内海産 鯛そうめん」です。豊富な餌のある瀬戸内海の天然鯛をシンプルに仕上げた鯛そうめんを自宅で簡単に食べることができるおすすめ商品となっています。
鯛出汁を練り込んだ小豆島手延べそうめんと、シンプルに醤油だけを合わせた鯛の麺つゆ、鯛の切り身のオリーブオイル漬けという、素材の良さを引き出した本当に美味しい鯛そうめんセットです。
鯛の姿煮ではありませんが、身が引き締まり旨味が凝縮された鯛をオリーブオイル漬けにした魅力の一品です。自宅で鯛そうめんを気軽に楽しみたい人にぴったりです。
「平山旅館壱岐もの屋 壱岐郷土料理・鯛そうめん鍋 2~3人前」
次に紹介するおすすめの通販で買える鯛そうめんは「平山旅館壱岐もの屋 壱岐郷土料理・鯛そうめん鍋 2~3人前」です。この商品は、長崎県壱岐の漁師街でのお祝いの席などで振る舞われる鯛そうめん鍋となっています。
鯛を焼き込み、出汁とそうめん、壱岐の豆腐、とれたての野菜の上に乗せ食べるという食べ方で味わいます。鯛そうめんを食べ終わった後の煮汁で雑炊を炊くという楽しみ方もあります。
愛媛や広島とは一風変わった食べ方の鯛そうめん鍋を自宅で気軽に楽しめるおすすめの商品です。みんなでワイワイと楽しめるので、お祝いの席にもぴったりです。
鯛の旨みをまるごと味わえる「鯛そうめん」
瀬戸内海を中心に親しまれている鯛そうめんを紹介しました。鯛を1尾使った豪快な料理で、鯛の旨味をまるごと味わうことができます。お祝いの席に欠かせない鯛そうめんをぜひご堪能ください。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。
平山旅館壱岐もの屋 壱岐郷土料理・鯛そうめん鍋 2~3人前
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