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まるでプロ!天ぷらはひと手間かければサクサクに!
自宅で揚げる天ぷらは好きな食材を使い好みの味付けで食べられるなど、お店で食べる場合とはまた違った楽しみがあります。しかしながら自宅で揚げた天ぷらは、どうしても衣がべちゃっとしがちです。お店で職人さんが揚げるようなサクサク食感の天ぷらは、自宅では難しいのでしょうか?
サクサクと食感までおいしい天ぷらは、ちょっとしたひと手間を加えるだけで簡単に作れます!自宅での天ぷらがプロ級の味わいになる、サクサクの衣を揚げるコツや裏技をご紹介しましょう。時間が経ってべちゃっとしてしまった天ぷらの、サクサク食感を復活させるレシピもご紹介します!
天ぷらをサクサクに揚げるコツは?
天ぷらをサクサクに揚げたい時にまず重要になるポイントは、水分です。食材に水分が残っていると、揚げた時に衣がサクサクになりません。食材を洗って衣をつける前に、しっかりと食材の水分を切ることを心がけましょう。食材の水分を充分に切ることは、揚げる際の油はねも防ぎます。
天ぷらの衣をサクサクに揚げるためには、まだいくつかのコツがあります。どのコツも簡単なので、ぜひマスターして自宅での天ぷらをサクサク食感にグレードアップさせましょう!
衣を作る時には冷水を使う
天ぷらのサクサク食感を叶える最重要ポイントは、やはり食材につける衣です。食材の水分をしっかり切ったとしても、衣の出来が不十分では揚げた時にサクサクになりません。天ぷらの衣は卵と水、そして薄力粉を混ぜて作ります。材料を混ぜる時、水は必ず冷えたものを使いましょう。
なぜ冷水を使うかと言うと、薄力粉からグルテンが形成されることを防ぐためです。小麦粉に水を加えることで形成されるグルテンはタンパク質の一種であり、粘りのもとになります。粘りが出てしまっては、当然のことながら揚げた天ぷらの食感はサクサクと小気味良いものになりません。
グルテンは温度が高いと形成されやすい特性があります。天ぷらの衣を作る際には、水はもちろん卵も直前まで冷やしておきましょう。氷でボウルを冷やしながら作ると、なおベターです!
薄力粉を混ぜ過ぎない
天ぷらの衣のレシピは卵と冷水を混ぜ合わせてから、ふるった薄力粉を加えて作ります。この時薄力粉を混ぜ過ぎないことも、天ぷらの食感をサクサクに仕上げるコツです。
薄力粉は小麦粉の中でも、含まれるグルテンの量が比較的少ない種類とされています。しかしながら、力を加え過ぎればやはりグルテンが形成されやすくなり、粘りが出てしまうのです。
お店で食べる天ぷらのようにサクサクとおいしく揚げるために、薄力粉は菜箸を使ってさっくりと混ぜましょう。混ぜ方は十字を切るようにし、ダマが残るくらいが目安です。また、グルテンは時間の経過と共に形成されやすいため、前もって衣を準備しておくことはおすすめできません。
たっぷりの油で揚げる
サクサク衣の天ぷらを目指すなら、揚げ油はたっぷり使いましょう。天ぷらの揚げ油は食材が浸ると言うより、もはや泳がせられるくらい多めが理想です。食材が底につかないように揚げることで、サクサクの食感になります。そのためにも、鍋は深さのある専用の鍋の使用がおすすめです。
食材によって温度を変えよう
天ぷらをサクサクに揚げたい時、揚げ油の温度は180度が基本です。しかし、180度はあくまで基本となる温度であり、食材によってサクサクとおいしく揚がる最適な温度は異なります。自宅での天ぷらをよりグレードアップさせるために、揚げ油の温度は食材によって変えましょう。
基本の180度でサクサクとおいしく揚げられる天ぷらの食材は、魚介類や肉類です。揚げ油の中に、衣を菜箸で2~3滴ほど落としてみましょう。すぐに表面で散らばるようであれば、約180度になっている証です。高温かつ短い時間で揚げることで、サクサク食感の天ぷらに揚がります。
160~170度の中温でサクサクの天ぷらに揚がる食材は、厚みのあるかき揚げです。揚げ油の温度が中温になっていると、衣を落とした時に一度沈んですぐに浮き上がってきます。沈んだ衣がゆっくり浮き上がる温度は低温、150~160度です。野菜や根菜、きのこの天ぷらに適しています。
大量の食材を一度に揚げることはおすすめできません。揚げ油の温度が下がり、サクサクに揚がらない可能性があります。1回に揚げる食材の量は、鍋の表面積の半分程度を目安にしましょう!
簡単に天ぷらをサクサクに揚げる裏技
自宅で揚げる天ぷらをサクサクにするコツをご紹介しました。ここからは、もっと簡単にサクサクの天ぷらを揚げられる、目から鱗の裏技をご紹介します。実際に食のプロが実践するおすすめの裏技レシピで、冷めてもおいしいサクサクの天ぷらを簡単に作ってしまいましょう!
水の代わりに炭酸水を使う
天ぷらをサクサクに揚げる裏技の1つ目は、水の代わりに炭酸水を使って衣を作ることです。天ぷらの衣は、衣に含まれる水分が揚げ油によって蒸発することでサクサクとした食感に揚がります。炭酸水の気泡は揚げ油の熱によって衣から抜け出る際、一緒に水蒸気を逃がしてくれるのです。
また、衣に気泡が含まれることにより、高温になった気泡が衣の内側からも水分の蒸発に働きかけてくれます。裏技レシピはとても簡単です。天ぷらの衣を作る時に、卵に炭酸水を混ぜ合わせましょう。ふるった薄力粉を加えて軽く混ぜれば、サクサク食感の天ぷらが作れる衣の完成です。
炭酸水と同じ効果が期待できる裏技として、ビールを使う方法もあります。炭酸水を使った場合と同じく天ぷらの衣をサクサクにしてくれますが、ホップの風味が残る点がデメリットです。
注意点として、天ぷらをサクサクに揚げる裏技として使う炭酸水は、多少気が抜けたものを使いましょう。衣を作る前に、あらかじめ蓋を開けて置いておくことをおすすめします。開栓したては炭酸が強く、強い炭酸水で作った衣は揚げる際に油はねしやすいため注意が必要です。
卵の代わりにマヨネーズを使う
次にご紹介する天ぷらをサクサクに揚げる裏技は、マヨネーズの製造メーカーが推奨する裏技です!衣の材料である卵を、マヨネーズに置き換えて作りましょう。マヨネーズの原材料は卵と植物油、そして食酢です。植物油と食酢は、サクサクの大敵であるグルテンの形成を抑制します。
マヨネーズを使うと天ぷらがサクサクに揚がる秘密は、それだけではありません。マヨネーズを卵の代用品として作った衣は、通常の衣よりも水分が少なく油分が多めです。油分は高温になりやすく、揚げる際に衣の中の水分をより蒸発しやすくしてくれるためサクサクの食感が叶います!
卵の代わりにマヨネーズを使っても、天ぷらにマヨネーズの味は残りません。まるっきりの代用に抵抗がある場合は、卵1個に対してマヨネーズ大さじ1加えるレシピから始めてみましょう。
薄力粉に片栗粉を混ぜる
天ぷらをサクサクに揚げる最も手っ取り早い裏技は、衣の材料である薄力粉に片栗粉を混ぜることです。片栗粉は小麦粉に似ていますが、主にじゃがいものデンプンから作られています。小麦を原料としていない片栗粉は、水と混ぜ合わせてもグルテンが形成されません。
片栗粉は竜田揚げに欠かせないことから分かるように、衣に使うとサクサクの仕上がりになります。天ぷらをサクサクに仕上げる裏技として片栗粉を使う場合は、薄力粉1に対して片栗粉1の比率で加えましょう。天ぷらがサクサクとプロ級の食感になり、冷めてもサクサクが続きます!
薄力粉と比較して、片栗粉は油を吸収しません。そのために、薄力粉に片栗粉を混ぜた衣はサクサクに仕上がります。簡単で冷めてもおいしく食べられる、お弁当におすすめの裏技です!
天ぷらのサクサクを復活させるレシピ
たくさん揚げた天ぷらが食べ切れず、翌日のお昼ご飯に残りを食べる家庭は少なくないことでしょう。裏技を駆使してサクサクの天ぷらを揚げても、ある程度の時間が経てばやはり食感が失われてしまいます。最後に、サクサクの食感を復活させるレシピをご紹介しましょう。
トースターで温め直す
天ぷらのサクサク食感を復活させる方法は、トースターで温め直す方法が最もお手軽です!トースターは多くの家庭にもあり、取り扱いが難しくありません。さっと天ぷらの食感を揚げ立てのように復活させて、後片付けの必要がないところもメリットです。
復活レシピはとにかく簡単です。食感がべちゃっとしてしまった天ぷらに、霧吹きでまんべんなく水分を吹きかけます。
トースターに入れたら、焦げないように注意しつつ2~5分温めればサクサクとした食感が復活です!温め直しの時間は、天ぷらの大きさやトースターの機種によって調節しましょう。
天ぷらは少しの工夫でサクサクにできる!
自宅でおいしい天ぷらを揚げることは難しくありません!いつもの手順にほんの少し工夫することで、簡単にサクサクの食感が実現します。自宅で天ぷらを揚げると衣がべちゃっとしてしまうから作らないというご家庭は、ご紹介したコツや裏技をぜひ試してみませんか?