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みんな大好き!夏の風物詩「スイカ」
日本には春夏秋冬の四季が存在し、各シーズンごとに旬のフルーツや魚介類、野菜があります。その時期に旬を迎える食材はおいしいものが多く、例えば、冬の魚介類にはコハダ(コノシロ)やブリ(イナダ)、タラなどの品種があり、飲食店で提供していることも多いでしょう。
夏にスーパーや青果市場などでよく目にするスイカですが、そもそも旬とは魚・貝・野菜・フルーツなどが出盛って、味が最もよい時といわれています。食材が他の時期よりも新鮮に美味しく食べられる時期を旬といい、食材によって食べ頃を迎える時期が異なるのも面白い点でしょう。
今回取り上げるスイカは言わずと知れた夏の風物詩の一つですが、ほかにも夏に美味しい時期を迎えるフルーツがあります。7~9月の旬フルーツはプルーンで、6~8月はパイナップル、8月には巨峰や梨、9月はマスカットやいちじくなどです。スイカは主に8月に食べ頃を迎える作物です。
スイカがスーパーの青果コーナーに並び始めると同時に、夏の到来を感じる人も多いでしょう。スイカは夏を代表する食べ物の一つであり、売り場には丸ごとスイカやカットされたスイカ、さらに一口サイズのスイカが陳列されていることもあります。スイカは産地や品種も多種多様です。
本記事では夏のおすすめであるスイカにフォーカスを当て、スイカの原産地や日本伝来について、さらにおいしいスイカの有名産地と品種をご紹介します。また、スイカの楽しみ方の幅を広げる一押しの加工品や通販で取り寄せられる人気商品をご覧ください。
スイカってどんな食べ物?
先ずはスイカがどのような食べ物なのかチェックしていきましょう。スイカはフルーツなのか、野菜なのか、さらに原産地や日本へ伝わった時期なども調査しました。
スイカは果物じゃなくて野菜なの?
スイカはジューシーでほんのり甘い果物と認識している人も多く、実際に果物コーナーで購入できます。スイカは食後のデザートとして食べる機会もあるでしょう。また、英語圏ではスイカを「Watermelon(ウォーターメロン)」という点からも、果物として認識されているようです。
果物として認識している人が多いスイカですが、実は分類上、野菜に含まれます。しかし、一般的な野菜に分類されるのではなく、スイカは「果実的野菜」にカテゴライズされています。果実的野菜とは農林水産省によって定められており、果物でもあり、野菜でもあるものを指します。
生産分野では野菜を田畑で作られる草本類、加工を前提としていないものとして定義付けており、果実は木本類(果樹)に実る作物で、数年にわたり収穫可能なものを指すため、定義上ではスイカは野菜になるようです(正式には果実的野菜)。
スイカは植物としての性質から考えた場合に野菜に分類されますが、消費分野においては果実・フルーツとして扱われており、野菜と果実の中間的位置である果実的野菜という曖昧な分類になっています。また、果実的野菜にはイチゴやメロンも含まれています。
原産地は南アフリカ
スイカは幼少から慣れ親しんだ食べ物の一つのため、日本が原産地だと思う人もいるかもしれませんが、実は南アフリカが原産地になります。原産地は南アフリカ中央部、カラハリ砂漠と周辺のサバンナ地帯とされており、リビアでは5000年前の集落の遺跡からスイカの種が見付かりました。
スイカ栽培の歴史は古く、紀元前4000年代のエジプトの壁画にも描かれており、当時は種子を食べていたと考えられています。また、紀元前500年頃には地中海を通じヨーロッパ南部へ伝わり、地中海の乾燥地帯での栽培が続けられた後、果実を食べる植物として発達したといわれています。
南アフリカを原産地とするスイカは、遥か昔に解熱効果が期待される食品として扱われていました。また、紀元前200年頃に執筆された文献にはイチジクなどと同様の仲間に分類されていたことで、甘味嗜好品としての品種改良に成功していたと考えられています。
日本にはいつ伝わったの?
南アフリカ原産のスイカが日本へ渡来した経緯には諸説あり、時期は定かではありません。平安時代から鎌倉時代に掛けて描かれた「鳥獣戯画」でウサギが持っているものが縞皮のスイカのように見えるため、一説には中国に入ってから間もなく、平安時代の日本に来たともいわれています。
栽培がスタートしたのは江戸時代後期で、農事や農法について記載した「農業全書」にはスイカの品種の様なものがあります。明治時代にはアメリカやロシアから、大正時代には中国から多様な品種が取り入れられ、様々な品種を交配することで今日の日本のスイカになったといわれています。
日本には海外から導入されたものと日本で育ったものを合わせて150種類以上の品種が存在し、大きく紅肉と黄肉、白色種の3つに分けられます。最も多い品種は紅肉で、スーパーや青果屋でも見掛けることがあるでしょう。なお、種無しスイカの誕生に成功したのは昭和10年といわれています。
昭和22年には品質の良い種子無しスイカになりますが、晩生のため、一般的によく出回るシーズンよりやや遅くなるようです。自宅の冷蔵庫で冷やせるようにと昭和34年に小さいスイカが誕生し、またスーパーでは大玉サイズのカット売りが主流になり、気軽に買えるようになりました。
おいしいスイカの産地と品種
スイカの名産地は国内にいくつかあり、各地域の気候や土壌を活かすことでそれぞれにおいしい味わいに仕上がるのかもしれません。
熊本県の「植木スイカ」
おいしいスイカの産地、一つ目は九州地方熊本県の「植木スイカ」です。植木町は熊本県の北部鹿本郡に所在した町であり、2010年に熊本市に編入され、同時に熊本市の合併特例区となり、全域熊本市北区になっています。町内には西南戦争の最大の激戦地である「田原坂」があります。
植木は日本一のスイカの産地といわれていますが、他にメロンや柑橘類もおいしいと好評です。植木町はスイカの栽培面積・生産量ともに日本一を誇り、多くがビニールハウスの温室で栽培されるため、完熟収穫のおいしいスイカに仕上がるといいます。
熊本は強い太陽の恵みを受ける土地であり、ビニールハウスの中で太陽の光と熱を吸収し、甘い味わいに成長します。また、盆地の熊本では寒暖差が大きく、熊本特有の気候がおいしいスイカ作りに影響しているようです。なお、熊本スイカの旬は春と夏、秋のため、ほぼ1年楽しめるでしょう。
山形県の「尾花沢スイカ」
2つ目のおすすめ品種は東北地方山形県の「尾花沢スイカ」です。尾花沢スイカは山形県の北東部に位置する尾花沢市と村山市や大石田町などで生産されたスイカの総称です。尾花沢市の冬は山形県の中でも特に雪深いものの、夏は暑くなり、朝晩は涼しい盆地特有の気候になります。
尾花沢市内で生産されるスイカが美味しく育つのには昼夜の寒暖差が影響しているといわれ、強い甘味と果肉のシャリシャリした食感が特徴でしょう。尾花沢スイカは美味しさはもちろんのこと、爽快な歯応えもおすすめポイントの一つで、お中元の贈り物にも選ばれています。
千葉県の「富里すいか」
千葉県で栽培されている「富里すいか」は甘味があっておいしいと評判です。富里すいかが世に広まったのは昭和11年で、皇室に献上したことがきっかけといわれています。生産当初は土壌病害の影響で同じ畑に毎年同じ作物を作れませんでしたが、技術進歩により連作が可能になりました。
千葉県富里市は内陸に位置するため、昼夜の気温差によって高い糖度になるといいます。富里すいかは大玉・小玉・抑制の3種類に大別でき、大玉と小玉の発売時期は5月上旬から7月下旬、抑制は8月下旬から10月下旬になります。スイカ栽培が終わった後には人参や大根の種を蒔きます。
鳥取県の「大栄スイカ」
食べておいしいであろうおすすめ品種は鳥取県で採れる「大栄スイカ」です。大栄スイカは北栄町(旧大栄町)で栽培された大玉サイズで、甘さとシャリシャリした食感、瑞々しさを特徴としています。鳥取生産のスイカは玉の大きさに比例して外皮が厚くなるといわれています。
外皮が厚くなることで鮮度と強度を保つ役割を果たし、おいしい味わいに仕上がるようです。果肉の色はやや薄いですが熟していないということではなく、品種の特性になります。大栄スイカは100年を超える歴史を有し、形状と品質にバラツキが少ないことでも知られているでしょう。
おすすめのスイカの加工品
スイカは丸ごと食べてももちろんおいしいですが、おすすめの加工品も豊富にあります。例えば、すいか濃縮果汁を使用したゼリーはおやつやデザートにぴったりな加工品の一つです。
スイカ糖
一つ目にご紹介するスイカのおすすめ加工品は「スイカ糖」です。スイカ糖は果汁を煮詰めて濃縮した加工品で、利尿作用があるといわれています。スイカにはアミノ酸の一つであるシトルリンが含まれ、またカリウムの成分によっても利尿作用の高まりが期待されているといいます。
スイカ糖は大玉を食べ切れない時に作る人もおり、パンに塗ったり、ヨーグルトやアイスに掛けたりして食べることもできます。スイカ糖を砂糖や蜂蜜のように使うのもおすすめで、さらに水や炭酸水で割ってジュースにすることも可能です。
スイカのジュース
スイカはかぶり付く様な定番の食べ方もおいしいですが、ジュースにした加工品もおすすめです。加工品のスイカジュースは成城石井やカルディでも販売され、夏になると購入する人もいます。「チャバ ウォーターメロンジュース」はタイ産のすいか果汁にレモン果汁を加えています。
チャバ ウォーターメロンジュースは香料や着色料、人工甘味料を使っていない加工品で、赤い果肉を使ったものは濃縮された甘みが口に広がり、まろやかながらもサラッとした甘味が評判です。黄色の果肉を使った加工品ジュースは野菜の風味が感じられ、後味がスッキリしているでしょう。
スイカの漬物
「スイカの漬物」は捨ててしまう人もいる皮を使用した加工品のため、エコにも繋がっておすすめでしょう。スイカの漬物は自宅で簡単に作れる加工品の一つで、硬い皮を切り落としたものと塩、市販品のエバラ浅漬けの素(昆布だし)を用意すれば作ることができます。
スイカは硬い皮を取り除いた部分に少し赤い身が残っている状態にし、食べやすい大きさにカットしてください。次に保存用の袋に入れて塩を適量振り塩揉みし、ややしんなりしてきた状態で浅漬けの素を注ぎ入れましょう。皮は密閉して半日から1日置けばスイカ加工品の漬物が完成します。
おいしいスイカを通販でお取り寄せ
スイカはお中元にも選ばれていますが、傷の付いたものなどの訳あり商品であれば、通販で安く手に入ります。こちらでは名産地の訳あり通販商品をご紹介します。
フルーツ甘味屋GGY「熊本県産サイズM以上 訳あり」
通販で取り寄せられる一押し商品は、フルーツ甘味屋GGY「熊本県産サイズM以上 訳あり」です。スイカは生産量第1位の熊本産で、名水と温暖な気候によって夏にぴったりな味わいに仕上げています。通販でも購入可能なフルーツ甘味屋GGYのスイカは赤土で育てられたものです。
熊本県産サイズM以上 訳ありの通販商品は中の実に空洞部分があるものや変形、傷が付いているもののため、自宅で味わう場合におすすめです。熊本スイカの特徴であるシャキシャキ食感を通販サイトからの注文で堪能できるでしょう。
ウルトラテイスト株式会社「訳あり 山形県産 尾花沢すいか」
通販購入に対応している商品は、ウルトラテイスト株式会社「訳あり 山形県産 尾花沢すいか」です。ウルトラテイスト株式会社の訳あり 山形県産 尾花沢すいかは露地栽培により作られたもので、夏の通販商品として人気が高く、規格外で安く買える自宅用です。
通販できるウルトラテイスト株式会社の訳あり 山形県産 尾花沢すいかは甘くて瑞々しいとの声があり、毎年リピートしている人もいます。通販で取り寄せられる尾花沢すいかの糖度は11~13度に該当し、メロンに匹敵する甘さといわれています。
株式会社 フォーシーズン「河本農園の大玉スイカ(訳あり)」
鳥取県の「河本農園の大玉スイカ(訳あり)」は株式会社フォーシーズンが販売している通販商品の一つで、厳選された農家から産地直送で出荷しています。株式会社フォーシーズンでは年間に1000玉以上を河本農園に依頼しており、大山の麓で作ることでたっぷりの水分を含むといいます。
河本農園の大玉スイカ(訳あり)は極力農薬を使わない方法で栽培しており、土作りにもこだわっています。河本農園の大玉スイカは甘さを出すために水を与えないなど工夫を重ね、ジューシーで甘い商品に仕上げています。通販では棚落ちや少々形の悪いものを安く提供しています。
おいしいスイカを食べて暑い夏をのりきろう!
スイカは夏の風物詩ともいえるおいしい果実的野菜で、瑞々しく甘い味わいが人気を集めています。スイカの産地として熊本や山形、鳥取などが有名ですが、通販サイトであれば遠方のスイカを自宅で味わえるでしょう。