地元川崎で人気の王禅寺ふるさと公園を徹底ガイド！アクセス方法は？

川崎市にある「王禅寺ふるさと公園」は、川崎市内にありながらとても豊かな自然を満喫できる広大な公園です。桜の花見でも人気の公園で、公園内には「玉縄桜（たまなわざくら）」という珍しい桜が見られます。

玉縄桜は同じ神奈川県内の鎌倉市で生み出された桜で、ソメイヨシノの中でも早咲きの桜をベースとしています。名前はかつて鎌倉にあった「玉縄城」にちなんで付けられました。玉縄桜の見た目はソメイヨシノにとても良く似ていますが、ソメイヨシノよりも早く咲くのが特徴です。

玉縄桜は2月中旬から3月上旬にかけて見頃を迎えるため、王禅寺ふるさと公園では比較的早い時期からお花見が楽しむことができるのが特徴です。王禅寺ふるさと公園では玉縄桜の他にシダレザクラやソメイヨシノ、ヤマザクラも見られます。

王禅寺ふるさと公園には「多目的広場」「芝生広場」「遠見の広場」といった広場があります。王禅寺ふるさと公園の中で一番広い多目的広場は、一面芝生が広がって開放感のあるエリアです。

多目的広場は遊具も多く、複合遊具以外にアスレチック遊具や、ファミリーフィットネスというエクササイズを目的とした家族で楽しめる遊具のコーナーもあります。

多目的広場の手前にも「芝生広場」があり、テントを張ってピクニックをするには充分なスペースがあります。ボール遊び、フリスビー、バドミントン、凧揚げなど充分にできる広さなので、王禅寺ふるさと公園へ行く際は何か遊べるものを持って行くと便利です。

また王禅寺ふるさと公園の東側には「遠見の広場」という高台から見下ろせる眺めのいいエリアもあります。多目的広場、芝生広場とはつながっておらず、公園の外から周っていかなければならないのでご注意ください。

王禅寺ふるさと公園の特徴は水と緑をテーマに、多摩丘陵の自然を活かした公園です。森林浴を兼ねた自然散策が満喫できるところで、公園内に設置された散策園路を歩くのも味があってとても楽しいです。ペットを連れての散策も人気となっています。

王禅寺ふるさと公園は、珍しいモザイク状のアートが描かれたマンホールが見られるスポットとしても人気です。わざわざマンホールの蓋を見に王禅寺ふるさと公園へ来る人もいるくらいなので、足元を注意深く見て歩いていくとより楽しめます。

王禅寺ふるさと公園には多摩川をイメージして造られた小川が流れています。人工的に造られた浅めの小川なので、ちょっとした水遊びができる穴場のスポットです。水は池の水を循環させているので、靴を脱いで足を濡らす程度がおすすめです。

王禅寺ふるさと公園には池もあり、大きな鯉やカメが見られます。少し前までは池にザリガニも見られたのですが、今は残念ながら見かけられません。王禅寺ふるさと公園では野生のカブトムシやクワガタムシが見つけられることもあるので、子供連れの家族は夏に雑木林に行ってみると楽しいです。

王禅寺ふるさと公園でバーベキューできるかどうかなのですが、公園内でのバーベキューは禁止となっています。なのでバーベキューセットを持ち込んだりしないようにご注意ください。王禅寺ふるさと公園内には売店などはないので、ピクニックの用意を持参するとのんびり過ごせます。

王禅寺ふるさと公園への公共交通機関でのアクセスは、小田急線柿生駅から市営バスを利用して行きます。「柿04、溝17」系統に乗り、「梨木団地入口」で下車します。

車での王禅寺ふるさと公園へのアクセスは、「東名川崎IC」から王禅寺方面に向かって20分ほどです。王禅寺ふるさと公園自体入場料はかかりませんが、駐車場は有料となり、普通車で1時間300円です。

駐車場は8時半から開いていますが、4月から10月までは17時までの入庫で20時には出庫、11月から3月までは16時までの入庫で17時までの出庫と早めなのでご注意ください。収容台数は63台ですが、公園の大きさに対して少なめです。

川崎市にある「王禅寺ふるさと公園」は、豊かな自然を楽しみながら遊ぶことができる公園です。残念ながらバーベキューやザリガニ釣りはできませんが、水遊びや早目のお花見にでかける場所として最高です。