神奈川の紫陽花（あじさい）の名所5選！見頃やおすすめの穴場も

神奈川県には紫陽花の名所が数多くあり、中でも、鎌倉市にある長谷寺はあじさい寺として高い人気を誇ります。また、神奈川県には長谷寺の他にもあじさい寺と呼ばれる神奈川県民に人気の名所がたくさんあります。今回は、神奈川県川崎市、横浜市を中心にご紹介します。

梅雨時が来ると私たちの目を楽しませてくれる紫陽花は、大きく分けて、日本原産のガクアジサイ、ガクアジサイを品種改良したホンアジサイの2種類があります。その他にもさまざまな種類の紫陽花がありますが、中には毒性のある紫陽花もありますので、小さなお子様のいるご家庭は注意が必要です。

6月から7月にかけて満開を迎える紫陽花はガーデニング初心者でも育てやすい品種になり、土壌によって花の色が変化します。ちなみに、アルカリ性ならば赤、ピンクが咲き、酸性ならば青が咲くとされています。古来より日本人に愛された紫陽花は、俳句では夏の季語として使われています。

神奈川県の紫陽花の名所を、まずは厳選した3か所を紹介します。どの名所もじっくりと時間をかけて鑑賞したいおすすめの名所です。1000株の紫陽花、羅漢像あり、季節のイベントありという個性豊かな名所をご堪能ください。

川崎の「あじさい寺」と呼ばれる妙楽寺には、約28種、1000株の紫陽花があり、神奈川でも紫陽花の名所として有名です。妙楽寺のある川崎市は神奈川県の北東部に位置する政令指定都市になり、人口150万人が住む東京近郊のベッドタウンとなっています。

妙楽寺は創建851年の神奈川でも古い歴史を持つ名刹です。開基は天台宗・円仁、正式名称は長尾山薬王院妙楽寺、山号は長尾山、院号は勝壽院になります。高台にありますので、参拝、または紫陽花を見に行く時には歩きやすい服装がおすすめです。毎年6月第三日曜日に紫陽花祭りが開催されています。

神奈川県川崎市麻生区にある浄慶寺は夏には紫陽花、秋には紅葉が見頃を迎え、全国各地から多くの観光客が参拝に訪れる名刹です。境内には思わずにっこりとしてしまう表情豊かな、ユニークな羅漢像があちらこちらに置かれていて、参拝者の目を楽しませてくれます。

近くの柿生駅から徒歩10分の距離にあり、車でのアクセスも良く、駐車場も完備されています。しかし、小さなお寺ですので、見逃さないようご注意ください。浄慶寺専用駐車場の看板が見えたら、更に慎重にお進みください。その先の少し狭い坂を登った所に浄慶寺があります。

神奈川県を代表するバラ園としても有名な横浜イングリッシュガーデンでは6月から7月にかけて、300品種もの紫陽花が満開を迎えます。紫陽花の時期には紫陽花のステンドグラスほか紫陽花を楽しむイベント「アジサイフェア」が開催されています。

園内の紫陽花の見頃を知りたい方は、公式サイト内の見頃紹介で紫陽花をクリックしましょう。紫陽花の開花状況がその場で分かります。こちらへは、横浜駅から運行されている無料シャトルバスが便利です。運行時間についても公式サイト内で確認できます。

神奈川県の紫陽花のおすすめの穴場を紹介します。続いては長く続く紫陽花棚、鳥の声が聞こえる緑豊かな公園内に咲く紫陽花です。圧巻とも言える紫陽花を鑑賞しながら、のんびりとした時間を過ごしたい方にはこちらの紫陽花がおすすめです。

神奈川県には紫陽花の名所が数多くありますが、大熊川あじさい緑道は約600メートルという長い距離に咲く紫陽花棚が見られます。一般車両は通行禁止となっていますので、のんびりと紫陽花を鑑賞しながらの散策が可能です。見頃は毎年6月初旬から中旬となっています。

神奈川県内の公園で、天然の蛍がたくさん見られるのは二宮せせらぎ公園だけです。二宮せせらぎ公園では紫陽花とハナショウブが無料で楽しめます。ちなみに、ハナショウブは「神奈川花の名所100選」に選ばれており、毎年、紫陽花が見頃を迎える6月上旬に満開の花を咲かせます。

神奈川県の紫陽花の穴場、名所を紹介しました。梅雨時のジメジメした気分を晴らしたい時には、梅雨の晴れ間に神奈川県内の紫陽花の名所、穴場に出かけてみてはいかがでしょうか。梅雨時の紫陽花は時間が勝負です。道に迷わないよう、前もって散策マップを作成しておくことをおすすめします。