水元公園は23区内最大級の広さ！野鳥観察も楽しめる癒しスポットとは

水元公園は東京都葛飾区に位置している都立公園であり、面積は963013.00平方メートルです。55年ほど前の1965年に開園して以降、子どもから大人まで多くの方を癒している人気の公園になります。以前は古利根川の河川敷でしたが、徳川家光によって古利根川が無くなりました。

葛飾区に合併された水元村が一帯を埋め立て、耕作地として管理してきました。後に水元緑地が計画されましたが、太平洋戦争が勃発したことにより一時中断しています。戦後、用地買収を行い整備をはじめ、1965年に水元公園として開園した歴史があります。元は古利根川の河川敷だった水元公園です。

水元公園は葛飾区・水元猿町・東金町五、八丁目・埼玉県三郷市高洲三丁目にまたがっています。開園時間の制限はなく、通常は常時オープンしている水元公園です。ほとんどが無料になりますが、一部施設においては有料になるので、詳細は水元公園のサイトをご確認ください。

水元公園までJR常磐線・金町駅とKS京成金町線・京成金町駅を利用して行く場合、20分から25分ほど歩く必要があるのでバスに乗り換えるのがおすすめです。JR常磐線・東京メトロ千代田線の金町駅より京成バスの戸ヶ崎操車場か西水元三丁目行きに乗り換え、水元公園の停留所で下車し徒歩7分です。

また、水元公園へは車でのアクセスも可能です。311台収容できる駐車スペースを備え、24時間の利用ができます。1時間までは200円の料金がかかり、以後30分毎に100円を支払うシステムです。

水元公園は東京23区の中で最大の面積を誇る水郷公園になります。小合溜に沿ってつくられている形状のため、いくつもの水路が水元公園内にあり、素晴らしい癒しの水郷景観を望むことが可能です。池の周囲には多数の木々が並び、秋になると黄色から紅に変わるグラデーションの様子を観察できます。

水が豊かな水元公園だからこそ、ポプラ並木やメタセコイアの森といった水辺に生息する植物が生え、さらに美しいハナショウブ、スイレンの花々も咲きます。多数の植物と生物が集まってくる水元公園は、人びとの心を癒してくれるスポットといえます。

水元公園は「野鳥の楽園」といわれ、多くの鳥が集まる貴重なスポットです。水元公園には「バードサンクチュアリー」の観察舎が6カ所設けられています。水元公園でくつろぐ鳥の様子を観察できるスポットで、野鳥を愛する方たちが集まっています。バードウォッチングの名所と称されている場所です。

バードウォッチングや鳥見は野鳥を観察する趣味のことを指し、もともとはヨーロッパを中心に広まったものです。簡単に始められる上に、鳥を見つけるために歩くため身体にもいいということで日本でも趣味に選ぶ方が多いです。水元公園を散歩しながら、野鳥や自然を観察できます。

水元公園の広大な敷地の中にいろいろな鳥が訪れています。例えば、かわせみの里から水生植物園までの道中で見られるのは、バンやアメリカコガモ、カイツブリ、オオタカなどです。もちろん季節によって観察できる種類が違い、それぞれで楽しめるのも野鳥観察の醍醐味です。

一方、バードサンクチュアリにはルリビタキやミソサザイなどが遊びに来ています。種類がわからなくても、鳥のさえずりに耳を傾けながら散歩すると楽しいです。

水元公園には10ヘクタールもの広大なスペースの芝生広場があり、人で密集することはそうありません。バドミントンを持ってきて遊んでいる親子連れや、レジャーシートを広げて昼寝している大人もおり、それぞれで違った楽しみ方ができます。

また、時間限定・予約制のバーベキュー広場を備え、手ぶらで来ても楽しめる「手ぶらセット」を用意しています。バーベキューに必要な機材の貸出や食材の販売を行っており、気軽に遊べる広場です。

水元公園の冒険広場にはアスレチックなどの遊具を設置しています。人気のローラーすべり台やターザンロープなどの遊具もあり、子どもがメインに楽しめるスポットです。幼児が遊べる遊具も備えています。

東京23区で最大の広さを誇る水元公園をご紹介しました。水辺に沿って育つ豊かな自然や遊びに来る鳥たちを眺めることができます。のんびり過ごせる広場や楽しい遊具もあって、ご家族連れやカップルも訪れています。