兵庫・加古川のご当地B級グルメ「かつめし」とは？人気の秘密や名店をご紹介

日本全国ではご当地グルメと呼ばれるものが存在します。兵庫県加古川市には「かつめし」というものがあります。かつ丼やかつライスといったネーミングの料理は聞いたことがある人も多いでしょうが、かつめしという名前を聞いたことがある人は少ないかもしれません。

加古川市のグルメを語るうえで、かつめしの存在は絶対に欠かすことができないものと言えます。かつめしとはどんなものなのか実際に知ってもらったら、加古川に食べに行きたいと思う人もいるかもしれません。実際に加古川でかつめしを食べた人は、また食べたいと思う人がたくさんいます。

加古川のソウルフードであるかつめしのことを知ってもらい、加古川について少しでも興味を持ってもらえたならば、今後の地元の観光誘致につながるかもしれません。

加古川で大人気のかつめしとはどんな料理なのか紹介します。かつめしは、洋食料理で知られているビフカツをライスと一緒に味わってもらえるように考案されたものです。丼にご飯を入れるのではなく、平皿にご飯をよそって、その上にデミグラスソースをかけたビフカツを乗せます。

カツカレーのような見た目ですが、スプーンではなく箸で味わうのがかつめしの食べ方です。B級グルメという言葉がよく聞かれますが、かつめしは大人気B級グルメと言えます。B級グルメは誰もが気軽に味わってもらえるのがポイントとなるため、B級グルメという言葉にふさわしいです。

付け合わせには茹でたキャベツを添えて提供されることが多いです。ちょっとした箸休めに良い付け合わせと言えます。なお、付け合わせはお店によって異なっています。

かつめしは加古川で1947年に創業した「いろは食堂」の店主が考案したメニューです。ちょっとした工夫で爆発的な人気のグルメが誕生することになりました。かつめしは地元の様々なメディアで取り上げられ、加古川市のあらゆるところで味わうことができるようになっています。

加古川を訪れれば、どこででもかつめしを楽しむことができます。加古川に行く前にかつめしのことを知らなくても、実際に足を運んだらかつめしの存在を知ることになるはずです。

かつめしが加古川でどうして人気があるのか、考えられることを紹介します。何と言っても気軽に味わえるという点が最大の人気と言えます。洋食でビフカツと聞くと、料金が高いのではないかと思われる人もいるでしょう。それが1000円以下で味わえるところがたくさんあります。

ビフカツをご飯の上に乗せたことで、かつ丼のように特別なメニューではなく、一般的なメニューになりました。ビフカツというハードルの高さを撤廃したことが多くの人に親しまれるようになったことにつながりました。ビフカツの上にかけられているデミグラスソースも人気です。

さらに、ボリューム感がしっかりと感じられるのが良いです。お腹を空かせた人がお値打ちな値段で、お腹いっぱい楽しむことができるのも人気の理由と言えます。

加古川でかつめしの名店と呼ばれているところを一部紹介します。加古川でかつめしを考案した「いろは食堂」は外すことができない名店と言えます。現在の店主は4代目となり、初代店主からの味をしっかりと受け継いでいます。かつめしの原点となった味が楽しめます。

「かつめしいろはーず」は、肉のいろはという精肉店が運営しているお店です。精肉店がやっているお店だけあって、良質のビフカツを味わうことができます。10種類くらいのかつめしを提供しており、様々な味が楽しめるのがとても人気です。

「本家かつめし亭」は数々のメディアに登場した、加古川で有名なお店です。播州牛を使用しており、使う肉の質によって料金が異なっています。上質の肉を使用したかつめしを味わいたい人におすすめです。肉汁をたっぷりと感じられる仕上がりになっています。

加古川のソウルフードである「かつめし」を紹介しましたが、食べてみたいという気持ちを持ってもらえたならばありがたいです。かつめしが加古川に行きたいと思うきっかけにしてもらうのも良いでしょう。まずは、かつめしを通じて加古川に興味を持ってもらうのが第一歩です。