【実食レポ】ヨコハマの裏名所！？ありあけ「横濱ハーバー」できたて売り場に潜入！

今でこそ「ガトーショコラ」「ミルクモンブラン」など、さまざまな味がありますが「横濱ハーバー」といえば、60年前に“ありあけ”が誕生させた「横濱ハーバーダブルマロン」です。発祥の地、港町ヨコハマらしく船の形をしたマロンケーキで、ヨコハマ土産定番の焼き菓子です。

トリスウイスキーのイラストで有名な柳原良平画伯がパッケージデザインを担当。船好きで港町ヨコハマを愛した画伯らしい味わいが息づくデザインパッケージは、江戸時代の黒船来航により西洋文化を広めた地にふさわしく、異国情緒あふれるレトロな雰囲気。地元の人々から永く愛されています。

訪れたのは、神奈川県藤沢市郊外。探求心に火がつきそうな立地で車での移動が良さそう。もちろん電車・バス利用でも辿り着けます。営業時間が10時から15時までと短く、その時間を狙っての来店です。到着し見上げると「何じゃこりゃ　出来立て工場まるだし！！」の文字が。

表名所にあたる、みなとみらいに2019年にオープンした「ありあけ ハーバースタジオ」では、自分だけのオリジナルハーバー作りや3種類の焼きたてハーバーが楽しめますが、裏名所には、そこまでの華やかさはありません。しかし、裏には裏の「おトク」という名の規格外な魅力があります。

入店すると、各種ハーバーの陳列と創作パンが並び、奥には食パン工房が見えます。その脇でひときわ興味をそそられる「詰め放題」の立札。「ダブルマロン」をはじめ「ガトーショコラ」「ミルクモンブラン」、焼きキャラメルにサブレが、500円で一日一回一袋の制限付きで詰め放題です。

大量のハーバーを目の前にして、もうワクワクが止まりません！通常一つ150円以上する「ダブルマロン」。ここでは、サイズや形が規格外のものをアウトレット価格で提供。もちろん味は保証付きです。参加した結果、ハーバーを9つ、焼きキャラメル2つ、サブレ3枚を詰め込み大満足でした。

そのほか、店内で気になる商品といえば、種類豊富なフルーツサンド。大量の生クリームにゴロっと大きなフルーツがサンドされ、甘いもの好きにはたまらない、ふわ甘な時間が訪れそうな予感。次回はこちらもいただきたいです。

袋を開封し、「横濱ハーバーダブルマロン」をいただきます。小さく切られた栗と栗ペースト入りの白あんが薄いカステラ生地に包まれて、やさしい甘さが広がります。和菓子の品の良さに西洋の香りをまとった和洋菓子。サイズもほどよく、これなら続けて別の味も楽しめます。

お次は「黒船ハーバーガトーショコラ（写真左）」。栗の美味しさを邪魔することなく、ショコラの味が生きています。「横濱ハーバー ミルクモンブラン（写真右）」は、とってもミルキー。この3種類の中では最も甘く、そして滑らか。無類の甘党さんには、ミルクモンブランがおすすめです。

ヨコハマの歴史とともに生まれ歩んできた、ありあけの「横濱ハーバー」。西洋と東洋の出会いが織り成すこのやさしい味は、世代を超えて愛される銘菓です。これからも、港町ヨコハマは、裏も表もハーバーとともに。