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賞味期限とはどういう意味?
レトルトカレーの賞味期限はどれくらい切れても大丈夫なのかを知るために、まずは賞味期限の意味に触れておきましょう。消費期限と賞味期限の違いをご紹介します。
消費期限との違いについて
お店で販売されている食品には安全かつ美味しさを保証する期間が設けられていて、パッケージに「消費期限」または「賞味期限」という形で表示されています。
消費期限とは未開封の状態で、記載されている通りの方法で保存した場合に「安全に食べられる期限」です。おにぎりやお弁当・生のお肉など傷みやすい食品に表示されているため、期限を過ぎた食品は安全に食べることができません。
一方賞味期限とは未開封の状態で、記載されている通りの方法で保存した場合に「品質が変わらず美味しく食べられる」期限です。
カップ麺や缶詰、スナック菓子など傷みにくい食品に表示されているため、期限を過ぎると品質や美味しさの保証はできませんが、すぐに安全に食べられなくなるというわけでもありません。また3ヶ月以上日持ちするものは、賞味期限を「年月」と表示することもできます。
カレーの賞味期限はどれくらい?
ではレトルトカレーの前に、手作りカレーの賞味期限はどれくらいで切れるのか確認していきましょう。手作りカレーで食中毒が起きやすいとされる理由や、保管方法による賞味期限の違いをご紹介します。
カレーはウェルシュ菌が繁殖しやすい
カレーは食中毒の原因となるウェルシュ菌が繁殖しやすいと言われています。理由は鍋に入ったまま常温で放置したカレーが、ウェルシュ菌にとって増殖しやすい環境であるためです。
ウェルシュ菌は土や川・動物や人の体内といった至る所に存在しているため、スーパーで購入した肉や野菜にも一定の割合で付着していますが、無酸素状態かつ43~47℃の適度な生暖かさというカレーのような条件を満たすと、猛烈な勢いで増殖を始めます。
ウェルシュ菌はアルコール消毒でも加熱殺菌でも死滅しない厄介な食中毒菌ですが、75℃で1分以上加熱した鍋の中では活動を停止して増殖を防げるため、食べる前にしっかり加熱をする必要があるのです。
保管方法によって異なる
ウェルシュ菌は低すぎる温度下でも活動しにくくなるため、保管方法によって賞味期限が切れる期間は異なります。そこで冷蔵保存・冷凍保存の場合に分けて、賞味期限の目安や上手に保管するコツをご紹介しましょう。
冷蔵保存の場合
冷蔵保存したカレーの賞味期限は2~3日が目安です。3日を超えるとウェルシュ菌が繁殖しやすくなるため、3日以内に食べきるようにしましょう。冷蔵庫で上手に保管するコツは、素早く冷ますことです。
氷水を張ったフライパンの上にカレー鍋を置き、側面には保冷剤を数カ所置いて全体を混ぜながら短時間で冷やします。冷めたら小分けにして冷蔵庫で保管しましょう。
冷凍保存の場合
冷凍保存したカレーの賞味期限は1ヶ月が目安です。ウェルシュ菌はマイナス15℃以下で活動が停止するため、冷凍庫なら長持ちさせられます。冷凍庫で上手に保管するコツは、じゃがいもやにんじんを取り除くことです。
冷凍したじゃがいもやにんじんは食感が落ちるため、取り除くか潰して保存するといいでしょう。冷蔵保存の手順と同様に素早く冷まし、小分けにして冷凍することでウェルシュ菌の増殖を防げます。
レトルトカレーの賞味期限について
ではレトルトカレーの賞味期限はどのように考えたらいいのでしょうか?レトルトカレーの賞味期限の目安や、期限切れのレトルトカレーはどれくらいの期間食べても大丈夫なのか、また開封したレトルトカレーの賞味期限についてご紹介します。
レトルトカレーの賞味期限は2年が目安
一般的なレトルトカレーの賞味期限は、製造日から約2年が目安とされています。レトルトカレーは缶詰と同じ意味合いの保存食を目的として作られているため、他の加工食品に比べて賞味期限が長めです。
レトルトカレーの賞味期限が長いのには、密閉性と遮光性に優れたパウチを使って密封することで雑菌を寄せ付けず繁殖させない、さらに高圧加熱殺菌によって雑菌を死滅させるという理由があります。
そのためレトルトカレーは食品衛生法によって保存料不使用のものと定義されているにもかかわらず、長期保存が可能なのです。
レトルトカレー賞味期限切れは大丈夫?
レトルトカレーの賞味期限が切れる期間は約2年と長いですが、期限切れは食べても大丈夫なのでしょうか?レトルトカレーにおいても賞味期限は「美味しく食べられる期限」を指しているため、期限切れのレトルトカレーを食べてもすぐに健康を害するような心配はないでしょう。
そこで気になるのが、賞味期限切れのレトルトカレーは実際にどれくらいの期間食べても大丈夫なのかということです。消費者庁によると、賞味期限の表示方法には大きく2つの考え方があります。1つ目は試験など数値化した客観的視点、2つ目は安全係数の設定です。
賞味期限は主観的判断ではなく客観的に評価された上で決められますが、1つ1つ全ての商品を検査するのは難しいといった理由から、0.8以上1未満の安全係数をかけて客観的評価の期限よりも期間を短く表示することを基本としています。
計算式にすると「客観的評価の期限」×「0.8~1」=「表示する賞味期限」なので、「客観的評価の期限」=「表示する賞味期限」×「1.2」です。そのためレトルトカレーの賞味期限が1年なら客観的評価の期限は1年2ヶ月、2年なら2年4ヶ月、3年なら3年6ヶ月と計算できます。
つまり賞味期限切れのレトルトカレーを食べても大丈夫な期間は、賞味期限が1年なら1ヶ月、2年なら2ヶ月、3年なら6ヶ月が目安です。
ただしレトルトカレーのパウチが膨張している場合は、何らかの理由で雑菌が繁殖したことによりレトルトカレーが発酵し、ガスを発生している証拠ですから期限内であっても廃棄しましょう。
レトルトカレーは開封後は賞味期限がすぐ切れる?
レトルトカレーは保存料が使われていないため、開封後は賞味期限がすぐに切れることになります。開封後のレトルトカレーは手作りカレーと同じ状態なので、賞味期限が切れる目安は常温なら夏場は5~7時間、冬場は12時間と考えましょう。
また開封後のレトルトカレーは冷蔵保存なら約2~3日、冷凍保存なら約1ヶ月まで日持ちしますから、すぐに食べない時は適切に保管することをおすすめします。
長期賞味期限のレトルトカレーを紹介
市販のレトルトカレーは賞味期限が約2年ですが、備蓄用レトルトカレーはさらに長期間の保存が可能です。そこで、5年保存ができる長期賞味期限のレトルトカレー3選をご紹介します。
1:うれしい防災食 エナジーカレー
長期賞味期限のレトルトカレー1つ目は「うれしい防災食 エナジーカレー」です。防災専門店「MT-NET」のレトルトカレーで、ご飯とカレーが混ざった状態で入っています。
そのまま食べても美味しいですし、パッケージの箱に入れると安定感があるので付属のスプーンで食べれば食器がない時や手が汚れている時にも重宝するレトルトカレーです。価格は190g入594円(税込)となります。
2:ハウス 温めずにおいしい野菜カレー
長期賞味期限のレトルトカレー2つ目は「ハウス 温めずにおいしい野菜カレー」です。ペースト状の野菜をソースに溶け込ませることにより、温めなくてもなめらかなとろみのレトルトカレーを実現しました。
1食で80g以上の野菜を摂取できる他、特定原材料27品目を含む原料は使用していないためアレルギーのある方も安心して食べられます。
備蓄用レトルトカレーでありながら美味しく食べやすい仕上がりはハウス食品ならではですから、子供からおじいちゃん・おばあちゃんまでみんなに喜ばれるでしょう。価格は1袋200g入189円です。
3:保存食 非常食 5年 カレーライス
長期賞味期限のレトルトカレー3つ目は「保存食 非常食 5年 カレーライス」です。非常食や緊急時の仮設キャンプ用簡易ベッドを提供するメーカー「KNクリエイト株式会社」の商品で、ご飯・レトルトカレー・スプーン・トレイがセットになっています。
調理不要の手軽さながらそのままでもご飯はやわらかく、レトルトカレーは16種類ものスパイスをじっくり煮込んでいるため豊かなコクと味わい深さがあります。価格は1食(ご飯240g・レトルトカレー200g)×20セット入17280円、1食当たり864円です。
レトルトカレーは賞味期限が長くて便利
レトルトカレーは賞味期限が長く、そのままでも食べられる手軽な食品です。またレトルトカレーはどれくらい期限が切れても大丈夫なのかという期間は、賞味期限が1年なら1ヶ月、2年なら2ヶ月、3年なら6ヶ月が目安となります。
一方で開封後のレトルトカレーは賞味期限がすぐに切れるため、すぐに食べるのがベストです。長期賞味期限のレトルトカレーやお好みのレトルトカレーを便利に活用しましょう!
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