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「五百羅漢」
遠野綾織町に位置する「五百羅漢」は江戸時代に造られた石碑群です。遠野駅から駐車場まで車で約8分、そこから徒歩で約10分です。200年以上前に遠野を襲った大飢饉で犠牲となった人々を供養するため、大慈寺の義山和尚が花崗岩に彫ったのがこの羅漢です。
和尚が数年もの歳月をかけて彫った五百体の羅漢は山の斜面に並んでいます。長い時を経ているため苔むして羅漢の姿は鮮明ではありませんが、和尚の想いと当時の大変さを偲ぶことができます。徒歩で山道を登るため混み合うことのない穴場です。
住所 | 岩手県遠野市綾織町新里30地割 |
電話番号 | 0198-62-133(遠野市観光協会) |
「続石」
遠野駅前から車で約15分ほどの綾織町に「続石」はあります。不思議な形をした巨石で、名作遠野物語にも登場します。駐車場からは静かな山道を徒歩で石のある場所へ向かいます。鳥居のような形の続石は幅が約7m、奥行きは約5mあります。
弁慶が立ち寄った際、ある石の上に大石を乗せたところ土台になった石が位の高い自分の上に石があることを嘆き泣いたため、弁慶が大石を別の石の上に移したのが続石だといわれています。上となっている傘石には弁慶の足跡があるといいます。
左脇には始めに大石を乗せら泣き石と呼ばれる石があり今でも涙の雫を垂らすといいます。古代人の墓ではないかという説もある続石はいまだ謎が残る神秘の場所です。
「デンデラ野」
「デンデラ野」は遠野・土淵にある伝説の場所です。早池峰バス・山口バス停から徒歩約15分のところにあり、周囲はのどかな農村風景が広がっています。デンデラ野は墓地という意味の蓮台野で、遠野の訛りからデンデラ野となったようです。
デンデラ野は飢饉などで暮らしが厳しかった昔、60歳を過ぎた者が自ら身を引く場所でした。老人たちはここで自給自足をしながら死を迎えます。デンデラ野の老人たちは、ときには里へ出て農作業を手伝うこともあったといいます。
村を救うため老人たちが自立して生きる老人ホームのような存在といえます。デンデラ野と里との間にはあの世とこの世を分けるように川が流れています。
「早池峰山」
「早池峰山」は標高1917mの山で、北上山地の最高峰であり日本百名山のひとつです。石上山、六角牛山と並ぶ遠野三山で、遠野を囲む山の中で最も美しいといわれている山です。花の百名山としても認定されており、希少な高山植物が多く見られます。
登山コースも幾つかあり美しい景色や植物たちを眺めながらの登山もおすすめです。初心者でも安心なのが、約3時間ほどで登れる小田越コースや河原の坊コースです。紅葉シーズンはもちろん、山頂から眺める絶景の素晴らしさは感動のひとことです。
車がない場合公共交通機関での移動は少々大変なため、時間を有効に使うためにもレンタカーの利用がおすすめです。
「かっぱ橋」
「かっぱ橋」は伝承園や遠野ふるさと村へ行く途中にある橋です。橋の入り口にかっぱが座っているのが印象的で、橋からは早池峰山や薬師岳、天ヶ森など遠野の美し風景を見渡せます。橋の下を流れる川はカッパ淵に繋がっています。
車用、自転車・人用に分かれており、サイクリングコースとしても人気です。近くに車を停めて徒歩で橋を渡ってみるのも良いですが、レンタサイクルを借りて周囲の景色を楽しみながら自転車でのんびり渡るのもおすすめです。
カッパ淵や常賢寺、遠野ふるさと村など、レンタカーがあれば、この辺一帯の観光スポットを効率よく周ることもできます。
遠野のインスタ映え観光スポット・5選
遠野物語にも登場する興味深い観光名所、のどかで綺麗な自然風景は遠野の魅力です。せっかくならインスタ映えするフォトジェニックなスポットで素敵な一枚を映してみませんか。遠野でしか見ることのできない、遠野らしい姿を記念に残しましょう。
「卯子酉様」
遠野駅から車で約5分、愛宕神社から徒歩数分のところに「卯子酉様」があります。恋愛・縁結びの神様として有名で、遠野物語にも登場する由緒ある神社です。境内の木に左手で赤い布を結ぶとご利益があるといわれています。
この神社は、江戸時代に遠野の商人港屋平兵衛が、普代村の鵜鳥神社から分霊をして創建したといわれています。境内には小さな池があり、かつては大きな淵として存在していたもので、淵の主に願をかけると恋愛が実ったと遠野物語に記されています。