人気観光スポット・広州はこんな場所！一度は行きたいおすすめの名所をご紹介

続いて、越秀公園についてご紹介します。越秀山と越秀山を囲む6つの丘からなる86ヘクタールにも及ぶ、広州最大の公園です。明代からの景勝地で古刹や革命を記念する建物も多く、園内には、東秀・南秀・北秀と名付けられた人造湖が点在します。

広州はかつて、神様が貧しい広東の地にそれぞれ異なる穀物の種をくわえた5匹の羊を遣わし、五穀豊穣の地になったという伝説があります。そのため広州は「五羊城」や「羊城」と呼ばれており、地元の人々にとって羊は、身近な動物なのです。

公園の中央にある「五羊石像」は、その伝説から誕生し、越秀公園のシンボルでもあります。五洋石造の高さは11メートルにもおよび、この町の象徴として観光客や地元の人々に親しまれています。

広州市の中心部から近く、多くの観光客がこの越秀公園に訪れます。しかし、敷地面積はかなり広く丘陵地でもあるため、入り口から乗り合いの自動車での移動がおすすめです。

地元の人々のシンボル的存在でもある五羊石像は、観光客はだれもが驚くほど大きく、圧倒的です。また公園の周辺には、五羊石造の他にも明代初頭に建てられた広州博物館や、山頂には孫文を記念する中山記念碑もあります。

続いて、おすすめする文化スポットは、光孝寺です。広東省内で最も古い仏教寺院のうちの一つで、建立はなんと1700年以上も前と伝えられています。

1151年に光孝寺と改名され、唐代の「高僧慧能」を祀る六祖殿、「涅槃仏」を安置する睡仏閣、慧能の髪を埋めた塔など、多くの建築物から構成され、広州四大寺院の一つにも数えられています。

749年、日本への渡海に失敗して海南島に漂着した鑑真は、広州にたどり着き、光孝寺で一春を過ごしたといわれています。そんな歴史的背景もあり、日本と中国の歴史においても重要な寺院です。境内は大きな菩提樹を中心に、季節の花が咲き、自然的にも見どころは多いです。

色鮮やかな花々が年中咲き乱れているのは、別名「花城」とも呼ばれる広州ならではの美しい風景です。市内では敷地最大面積を誇りながら、交通の便の良い街中にあり、連日多くの観光客が訪れる観光名所として有名な公園です。

光孝寺には、古くから残る言葉に「未有羊城、先有光孝」ということわざがあります。つまり「広州ができる前から光孝寺はあった」という意味です。このことわざからも分かるように、光孝寺は、大変歴史が古いです。

広州最古にして最大の仏教寺院であり、中国政府から全国文物重点保護単位に指定されています。広州の光孝寺は、禅僧が行き交う悠久の歴史ある寺院ですが、意外と知られておらず、日本人も少ないです。中国観光や歴史好きの方にはおすすめの必見パワースポットです。

聖心堂は、正式には「石室聖心大聖堂」と言われ、広州市越秀区にあるなかで、最も荘厳で特色のある大聖堂です。1997年に全国重点文物保護単位に指定された神聖な教会として、多くのカトリック信者や観光客が集まります。

この聖堂は、1888年に完成し、聖堂の全部の壁と柱は花崗岩を積み上げた珍しい建築方法で造られているので、「石室」「聖心大教堂」「石室天主教堂」の別名をもちます。

聖心堂のような、全て石造りのゴシック様式聖堂は、全世界で4つあり、残り3つの中には、著名なパリのノートルダム大聖堂が含まれています。この聖心堂の歴史も古く、第二次アヘン戦争中に占領、焼き尽くされた官邸の跡地に建てられました。

その後、改造・改築が加えられ、フランスからベテランの建築家を招き、パリの有名な教会堂を原型としてデザインされました。建築は中国の匠によって完成されたので、中国の要素も多く取り入れられ「極東のパリノートルダム」という美称が与えられました。