笠間観光のおすすめスポットランキングTOP21！陶芸や神社巡りの旅もご紹介

「楞厳寺（りょうごんじ）」は笠間市片庭にある臨済宗妙心寺派のお寺で、笠間北西部の仏頂山にひっそりと佇んでいます。笠間時朝が室町時代に笠間城主の菩提寺として創建したといわれています。本堂からだいぶ手前にある山門は国指定重要文化財に指定されています。

本堂境内には苔むした笠間氏の墓碑や五輪塔、宝篋印塔が並んでおり貴重な墓域として笠間市指定史跡に、木造千手観音立像は国指定重要文化財となっています。本堂まではウォーキングコースとしても人気があり、道中は植物や昆虫観察を楽しめるのも魅力です。

「石の百年間」は笠間で人気の観光スポット「石切山脈」で採掘された「稲田石」を展示している博物館です。稲田駅の隣りにあるのでアクセスがとても便利です。笠間の名品とされる稲田石は花崗岩の一種で、マグマが深い地中で形成された貴重な石です。

稲田石は美しさだけでなく丈夫さも兼ね備えた高級なみかげ石として世界的に高く評価されており、石の百年間にはそんな美しい稲田石の資料やさまざまな石たちを見ることができます。100年先の未来へと稲田石の発展が続くようにという想いが博物館の名前の由来です。

18位にランキングされたのは、笠間芸術の森公園内にある「陶の杜」です。笠間の美しい自然を活かした公園はヒノキの森が広がっており、その中に29名の有名作家たちの陶芸作品17点が約2kmにわたり展示されている世界的に珍しい杜です。

高見沢美穂さんの「黒い生体」、伊藤知香の「マジシャンクレーのプラットホーム」など、笠間ゆかりの有名作家たちの見ごたえにある作品が並んでいます。ヒノキの森の澄んだ空気に包まれながら散歩気分で芸術鑑賞ができるのでおすすめです。

笠間市の佐白山麓にある「正福寺」は真言宗単立宗派普門宗のお寺で、坂東三十三観音第二十三番札所でもあります。651年に、佐白山を守っている3体の動物に霊木へと導かれた猟師が千手観音を刻んだことがこのお寺のはじまりといわれています。

これまで1300年以上、ご本尊である千手千眼十一面観世音菩薩がこの地を守ってきました。正福寺の千手観音は諸願円満、多方面の縁結びのご利益があるといわれており早いご利益がある観音様として有名です。願い事に応じて授れる金・銀2種類の御朱印もおすすめです。

「笠間の菊まつり」は日本三大稲荷である「笠間稲荷神社」で毎年10月中旬から11月下旬に行われるお祭りです。日本では最も古い菊祭りで、明治41年に戦争で傷ついた人々の心を癒そうと境内に展示されたのがはじまりです。

千輪咲き、立ち菊、盆栽菊など約1万株もの菊が展示され、色とりどりのさまざまな種類の菊は訪れた人々の心を和ませてくれます。また、流鏑馬や菊人形も見どころです。大正2年から始まった菊の品評会も楽しみのひとつです。