アメリカの国立公園を楽しもう！おすすめの場所や見どころ・人気のツアー情報も

メサ・ヴェルデ国立公園（Mesa Verde National Park）は、断崖絶壁に栄えた岩窟居住群が見られる国立公園です。コロラド州南西部に位置します。プエブロインディアンのアナサジ族が残した断崖をくりぬいた集落遺跡群が1906年に国立公園として1978年世界遺産（文化遺産）に登録されました。

メサ・ヴェルデはスペイン語で「緑の台地」という意味です。公園最大のクリフ・パレスと言われる「岩窟住居」の集落は、200室くらいあり、4階建て相当の高さの住居もあり、マンションのようにも見えます。

マンモス・ケーブ国立公園（Mammoth Cave National Park）は、アメリカ合衆国ケンタッキー州の中央部に位置します。世界で発見された中で最も長い洞窟群がある公園として1941年国立公園として、1981年世界遺産に登録されました。

国立公園管理機関のナショナルパークサービスの何種類かの1時間〜6時間で有名スポットをめぐる洞窟ツアーが行われています。このツアーでは洞窟内のいくつかのポイントで、展示されたアート作品による解説も時には聞けるのが魅力です。

次にご紹介する3つの国立公園は、アメリカ合衆国デキサス州、コロラド州、アリゾナ州にある国立公園です。それぞれ雄大な自然景観を持っていますのでおすすめです。

ビッグ・ベンド国立公園（Big Bend National Park）は、アメリカ合衆国テキサス州にある国立公園です。1600km以上にわたりリオ・グランデ川は、メキシコとアメリカ合衆国の国境となっていていて、公園はその国境の4分の1を管理しています。

ロッキーマウンテン国立公園（Rocky Mountain National Park）は、アメリカ合衆国コロラド州北部にあり、デンバーからは車で約2時間のアクセスです。ロッキー山脈内にあるため、森林からツンドラなどの自然景観を眺めるにはおすすめです。

公園内で最高峰のロングスピーク（4345m）など、多くの山々の登山ができ、園内には多くのハイキングコースも整備されていますので、さまざまな野生動物を観察しながら楽しめます。

化石の森国立公園（Petrified Forest National Park）は、アメリカ合衆国アリゾナ州北東部にある国立公園です。化石化した木はナンヨウスギ科で珪化木と呼ばれています。

珪化木（けいかぼく）とは植物の化石の一形態で木化石とも呼ばれ、古代に埋もれた樹木が膨大な時間の経過の中で地層からの圧力で、木の細胞内にケイ酸を含んだ地下水が入り込み樹木が原型を残したまま化石化したものです。年輪や木の形まで保存された珪化木もあります。

アメリカで国立公園を巡る観光を考えておられるならグランドサークルツアーがおすすめです。レイクパウエルを中心に圧倒的な自然景観を持つ幾つも国立公園がグランドサークルには集まっています。

グランドキャニオン、モニュメントバレー、アンテロープキャニオン・セドナ、ブライスキャニオンなどの「グランドサークル」を巡れるツアーであれば、ラスベガスを起点に移動もできます。

グランドサークル（The Grand Circle）は、アメリカ合衆国ユタ州とアリゾナ州の州境にあるパウエル湖（巨大な人工貯水池 ）を中心に、描かれた半径230kmのサークル内に含まれるエリアのことです。

パウエル湖は大半がレインボーブリッジと共にユタ州内にあり、有数の観光スポットで映画「猿の惑星」の撮影現場にも使われました。サークルの中には10の国立公園、16の国定公園、19の国立モニュメント・州立公園があります。

グランドサークルを巡るツアーであれば、パウエル湖を一望することもできます。グランドサークルの人気の3大観光スポットと言えば、世界遺産のグランドキャニオン、アンテロープキャニオン、パワースポットのセドナなどもあります。ブライスキャニオン国立公園も入っています。

アメリカへの観光で国立公園を巡りスケールの大きな自然を体感してみましょう。お得な国立公園の年間パスがあれば、エリア別の複数の国立公園が楽しめます。あるいはエリア別の大都市から行きやすい国立公園のコースを選ぶのもアメリカの大都市と大自然2つを楽しめ、おすすめです。