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「デミソース」でも「トマトソース」でも「とんかつソース」でも「ホワイトソース」でも構わないのに、なぜ「カレー」だけがNGソースであるかは、誰も知らないと言うかなり謎定義がボルガライスにはあるのです。かなりフレキシブルなメニューでありつつ、規則もあるようです。
お店によって味も見た目も様々
「ライス」に「たまご」、「とんかつ」と「オリジナルソース」が揃えばボルガライスを名乗ってよいことから、福井県にはさまざまな味や姿のボルガライスが存在します。お店の数だけボルガライスがあると言っても過言ではないのです。
ボルガライスの歴史
謎設定が多すぎる福井県のご当地グルメ、ボルガライスはどのようにして生まれたか、その謎歴史に迫っていきましょう。福井県のご当地グルメの歴史は、はるか30年以上も昔にさかのぼります。誕生の歴史は諸説ありますがボルガライスは「まかない料理」だったようです。
30年以上前に誕生したと言われている
福井県のご当地グルメ誕生の歴史は、1980年代までさかのぼることができます。この頃にはボルガライスは福井県ではお馴染みのメニューとして親しまれていたようです。2020年現在で考えれば、1980年には誕生していたボルガライスは40歳の歴史を迎えることになります。
ご当地グルメの中では比較的新しい存在かもしれません。ただボルガライスが全国に広まるのは、近年のご当地グルメブームになってからです。ボルガライスがはるか昔の福井県のご当地グルメのように感じる人も多いでしょう。
由来や発祥は諸説ある
ボルガライスはどのように名付けられたのでしょうか。名前がどこから来たのかも、未だ謎歴史のままなのが、この福井県のご当地グルメです。実は福井県ではなく、東京都にボルガライスをメニューに持つ洋食屋さんがあります。
もともとこのお店では「ボストンライス」としてボルガライスを出しており、ボストンライスがその後福井県に持ち帰られボルガライスになったと言う歴史もあります。さらに「ボルガ川」と呼ばれるロシアの川にちなんで名づけられた説もあります。
ロシアの卵を使ったメニューに「ボルガ」がありますが、これが名付け親と言う説もあれば、イタリアの「ボルガーナ地方」と言う場所に由来するとも言われ、どれが本当の名付け親なのか、まったくわかっていません。名前の由来や歴史が解明される日はくるのでしょうか。
ボルガライスの誕生歴史に関しては、まかない料理説が福井県では有力です。早くまかないを出そうと考えた人が、オムライスにとんかつを乗せ、デミソースをかけて出した料理が、後のボルガライスとなっています。先に述べたロシアの卵料理の説もあります。
名前の由来やボルガライスの誕生歴史の秘密については、福井県のボルガラー協会でも現在のところ、未だわかってはいない、まさしく謎なご当地グルメなのです。
学校給食として提供されたことも
地元福井県の人々からは、ボルガライスはかなり愛され親しまれた存在で、今ではご当地グルメとして地元給食に出されることも多々あります。また北陸のコンビニエンスストアでは、地方限定の商品としてボルガライスが販売されるなど、福井県にとどまらず全国的にその名が広まっています。
歴史的にチェックすると、ボルガライスはご当地グルメとして、他のご当地グルメより若いメニューかもしれません。しかしその素性や歴史は謎に包まれた、まさにボルガラーが熱狂するマニアチックな愛すべきご当地グルメと言えるでしょう。