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ビザ:観光目的で90日以内の滞在ならビザは不要
カラカス旅行の基本情報・1つ目は、「ビザ」についてです。ベネズエラのビザ(査証)は、観光目的で90日以内の滞在であれば不要ですが、出国用航空券及び海外旅行保険への加入が必要となります。
ベネズエラ入国の際は、機内にて配布される「税関申告書」及び「健康状態アンケート」への記入が必要です。入国審査でパスポートを提出したのちに荷物をピックアップ、税関審査へと進みます。
パスポート(旅券)は、訪れる国によって必要な残存有効期間が異なります。ベネズエラの場合は、入国時6カ月以上です。旅券の未使用査証欄が見開き2ページ以上必要となります。
パスポートの残存有効期間が一定以上無い場合は、出入国が認められない場合がありますので十分に注意してください。
アメリカ経由で中南米へ渡航する場合は、ESTA(エスタ)が必要となります。ESTAは2009年より導入された電子渡航認証システムのことで、米国旅行前に取得します。
旅行会社のツアーに参加する場合は、旅行会社が代理申請を有料で行ってくれる場合がありますが、個人で申請する場合は、ESTA専用のウェブサイトにて、申請者情報・パスポート情報・渡航情報・米国滞在中の住所(滞在先のホテル)等の必要事項をローマ字で入力します。
予防注射:黄熱病の予防接種は不要
カラカス旅行の基本情報・2つ目は、「予防注射」についてです。厚生労働省検疫所のサイト・FORTHによると、ベネズエラの国土の大部分は野生の黄熱(おうねつ)のリスクがあると考えられています。
黄熱は、感染した蚊によって伝播する急性のウイルス性出血熱疾患といわれています。深刻な公衆衛生への影響を引き起こす可能性があるということを認識しておきましょう。
外務省のサイトでは、短期滞在者の場合、黄熱病の予防接種は不要である旨の記載がありますが、熱帯雨林等の黄熱に感染する危険のある地域を訪れる旅行者については、旅行の少なくとも10日以上前に黄熱に対する予防接種を受けることを勧めています。
黄熱のリスク状態である地域を訪問・滞在することを計画している旅行者においても、予防接種を受けることをお勧めします。ボリバル州やアマソナス州等、アマゾンに接する地域でも黄熱感染の危険がありますので、これらの地域を訪れる場合は、黄熱ワクチンを接種することを強くお勧めします。
ベネズエラへの入国に際しては、黄熱ワクチン接種記録(イエローカード)の提示は求められませんが、ベネズエラから他国へ入国する場合は、イエローカードの提示を求められる可能性があります。国境を接するブラジル等、周辺国も訪れる予定がある旅行者については、接種しておくと安心です。
カラカス旅行の治安は?
続いては、カラカスの治安について見ていきます。ベネズエラの政情は混乱している状況です。近年は南米で最も治安の悪い国の一つとされており、年に数回邦人の被害が発生しています。
ベネズエラ国内においても、食糧不足や政情不安から何百万というベネズエラの人々が安全を求め、国境へ向かっています。2019年10月時点で450万人もの方が故郷を追われるという緊急事態に陥っているのです。
危険レベル3:渡航は止めてください
外務省・海外安全ホームページによると、ベネズエラの危険レベルは「3」に該当します。安全対策の目安である危険レベル3とは、「渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」というものです。どのような目的であれ、その国・地域への渡航は止めるようにと促しています。
南米ベネズエラは、治安が悪く最も危険といわれている国ですが、地球最後の秘境といわれるギアナ高地や、世界最大級の滝・エンジェルフォールなどの豊かな自然を有するため、その絶景を一目見ようと危険を顧みず多くの旅人が訪れています。