世界遺産の宝庫・トルコの観光がおすすめ！カッパドキアなどの名所をご紹介

イスタンブールからカイセリ空港を経由して日帰り旅行もできるので、日程にも組み込みやすい人気の観光地です。

「ヒエラポリス パムッカレ」はトルコの西部デニズリ県にある複合遺産です。「パムッカレ」と呼ばれる石灰棚は真っ白な景観だけではなく、足湯も楽しめます。パムッカレの上にはトルコの古代都市「ヒエラポリス」の遺跡があります。

パムッカレ・テルメルの温泉プールの底にはローマ時代の遺跡が沈んでおり、入浴はもちろん、遺跡に腰掛けることも出来ます。

ヒエラポリスの遺跡のなかには、当時の文化をうかがえる円形劇場や、大浴場跡などもあります。温泉文化を謳歌した古代ローマ人に想いを馳せることができる、ロマン溢れる遺跡です。

「トロイ遺跡」はトルコの西部、エーゲ海が見渡せる丘にある文化遺産です。ギリシアとの10年に及ぶ戦争「トロイア戦争」の際に用いられた「トロイの木馬」という計略を、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

トロイの木馬によって一夜で滅亡したと言われる伝説の都トロイは、神話の中の出来事だと考えられていました。存在を信じた人びとの手によって発掘されたトロイ遺跡ですが、実はトロイア戦争よりも古い時代の遺跡であることが分かっています。

9層にもなる都市の遺構のうち、発掘によって失われた第7市の層に伝説の都トロイがあった可能性がありますが、考証は難しく今も歴史の真実は謎に包まれたままです。

「イスタンブルの歴史地区」は、ローマ帝国、ビザンツ帝国、オスマン帝国の3つの帝国の首都として繁栄した歴史がある名所です。

各時代、各帝国の文化を感じられる宮殿やモスク、そして有名な観光スポットであるグランドバザールがあります。

イスタンブルの歴史地区の中には、4つの保護区が世界遺産として登録されています。見応えのある観光スポットが密集しているので、ゆっくりと巡れるような日程を組むことをおすすめします。

「エフェソス」は、かつてクレオパトラも歩いた都市遺跡として世界中から観光客が訪れる文化遺産です。

当時の町並みが想像出来るほどしっかりと都市の形が残っており、遺跡内の観光ルートを歩けば古代の都市の住人になったような気持ちになれます。

世界三大図書館に数えられるケルスス図書館があるのも、ここエフェソスです。現在残っている建物は修復工事による物です。残念ながら、正面に据えられた4体の女性像はレプリカで、本物はウィーンの「エフェソス美術館」にあります。

「ハットゥシャ」は、かつての大国ヒッタイトの首都で、スフィンクス門や城塞跡などの遺跡が残る文化遺産です。

広大な大地に、紀元前1800年頃に建設された大神殿や城塞の遺跡が残されており、かつての栄華が偲ばれます。全てを回りきるには3時間程度かかります。坂道も多く、アクティブな観光になりますので、日程の組み方や服装に注意してください。

続いてご紹介するのは、トルコ国内のおすすめ観光スポットです。歴史的な名所が多いトルコですが、その歴史を支えてきた美しい風土も観光の目玉となっています。