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川のせせらぎや珍しい動植物など、都会では味わえない素晴らしいパノラマを楽しむことができます。流れ落ちる水が心地よい音を奏でます。深緑の渓流をぜひゆっくりと散策してみてください。
袋田の滝を眺められる「2つの観瀑台」がおすすめ
袋田の滝には第1観爆台と第2観爆台、2つの観爆台があります。どちらも見どころ満載ですのでぜひ利用しましょう。
第1観爆台はトンネルを通って徒歩約5分。滝から間近にあり、スケールの大きさはまさに絶景と言えます。その迫力が最も伝わる場所ではないでしょうか。滝の上から3段目が目の前にあり、最上段は見えませんが、水しぶきがかかるほど滝の近くにあるので、マイナスイオンも存分に感じられます。
第2観爆台は平成20年に新しくできた観爆台です。トンネルの途中に新設されたエレベーターで上部に上がることで利用できます。全部で3つのデッキからなり、第1観爆台よりもそれぞれ第1デッキが約44m、第2デッキが約48m、第3デッキが約51m上にあるため、最上段を含めた滝の全容を見ることができます。
滝から少し離れた位置にあり、落ち着いて鑑賞できます。滝に現れるハートマークもこちらの観爆台から見られます。
袋田の滝は氷瀑や紅葉など「季節毎の表情」も美しい
「四度の滝」という別名は、その昔、西行法師が訪れ「四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣を味わえない」と絶賛したからという説もあります。それほど袋田の滝は四季折々別の顔を見せます。その季節でしか見ることのできない見どころは、旅行に行く時期を決めかねるほどです。
もちろん、四度の滝にちなみ、それぞれの季節を観光し、全ての時期を満喫するのもいいでしょう。ぜひお気に入りの季節を見つけてみてください。春は氷壁が溶け出す頃で、新芽の緑がまぶしい時期です。暑さもなく虫もまだ少ない時期ですので過ごしやすい季節です。
夏は水辺を一番楽しめる時期ではないでしょうか。ひんやりとした山の新鮮な空気を楽しむだけでも訪れる価値があります。滝の勢いは時に鮮やかな虹を描き、夏の強い日差しでキラキラと光る滝は絶景です。間近で水しぶきを感じられるので気持ちよく涼むことができます。
秋の見どころは何といっても紅葉です。イロハカエデやオオモミジなど色とりどりの葉が、袋田の滝を覆うようにして彩ります。西行法師もその美しさについて歌を詠んでいます。色づき始めるのは10月下旬から、見ごろは11月上旬から11月中旬です。
ほかの観光客による混雑が予想されるので早めの時間に到着するようにするといいでしょう。朝の澄んだ空気の中で見る紅葉は何物にも代えがたいすばらしい景色です。
冬は氷瀑を見ることができます。その年の気候によって差が出ますが、完全に凍結するのはまれのようです。ですが、時が止まったかのような滝の姿は神秘的で見ごたえがあります。トンネルを利用すればたどり着くのもさほど難しくはないため、ぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか。
袋田の滝の「ライトアップ」も雰囲気抜群
袋田の滝には、大子来人(ダイゴライト)というイベントがあります。袋田の滝、滝川さざれ石、恋人の聖地モニュメントが美しくライトアップされます。また、トンネル内もミラーボールなどを使用した不思議な模様の「光のトンネル」が出来上がります。そのほか遊歩道も竹灯籠によって飾り付けられるようです。
開催時期は例年11月上旬から1月下旬まで。水辺、また寒い季節であることに加え夜なのでとても気温が下がります。暖かい服装を心がけましょう。滝のライトアップは日没から午後8時まで、トンネルは午前9時から午後8時までです。
周囲の紅葉とともにライトアップされた袋田の滝は、昼間に見る滝と違った魅力を持ち、幻想的な空間を広げます。ライトアップにより白さが際立った滝と紅葉のコントラストは、一年の中でもとくに見どころと言えるでしょう。
ぜひライトアップの季節に観光に行ってみてください。開催時期はその年によって変わるので、見たい方は公式情報をチェックしましょう。
ぜひ観光したい!袋田の滝「周辺の名所」
ここからは袋田の滝周辺の名所を紹介します。どれも観光には欠かせない名所ばかりです。袋田の滝を十分に堪能した方はぜひ足をのばしてみましょう。
「四度(よど)の瀧不動尊」
袋田の滝には「四度の滝不動尊」があります。滝の入口手前の茶屋街に本堂があり、滝周辺では第1観爆台からトンネルに戻ったところに拝殿、第2観爆台の下の斜面に奥之院が祀られています。