本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
斜めになっている窓枠
写真の通り、会津さざえ堂の窓枠は斜めになっています。見ているだけで不思議な気分になってくるこの斜めの窓枠は、会津さざえ堂の大きな特徴であり見どころです。じっと眺めていると、揺れているような気さえしてくるのだそうです。
会津さざえ堂の近くには、俳人である成瀬櫻桃子が詠んだ歌の石碑が立っています。櫻桃子は会津さざえ堂をイタリアのピサの斜塔と同列に並べました。斜めに見える会津さざえ堂から、ピサの斜塔を連想したのでしょう。
天辺からの展望
会津さざえ堂は、高さ16.5メートルと当時の仏堂としては大きな建築物です。同様に仏堂としては珍しく窓があり、天辺からは外の景色を見下ろすことができます。
会津さざえ堂の周りには、白虎隊を祀る神社「宇賀神堂」や、江戸時代につくられ白虎隊にまつわる逸話もある水路「戸ノ口堰」があります。会津さざえ堂の天辺からはこれらの名所を含めた会津の街並みを見下ろすことができ、外せない見どころとなっています。
ちなみに、かつて会津さざえ堂の中に安置されていた白虎隊十九士の霊像は、現在は宇賀神堂に移されています。
会津さざえ堂周辺の観光スポット
江戸時代に栄えた歴史ある会津若松には、会津さざえ堂以外にもたくさんの見どころがあります。会津さざえ堂を拝観するなら同時に押さえておきたい、おすすめの観光名所をご紹介します。
「飯盛山」
会津さざえ堂がある飯盛山は、白虎隊自刃の地として知られています。彼らの墓所や白虎隊にまつわる石碑、観音像がある霊場では、ドイツやイタリアから贈られた記念碑をみることもできます。
白虎隊は16~17歳の少年たちで編成されていました。会津の戦争では20人の少年たちが戦場から飯盛山へと落ち延びましたが、そこからは彼らが守るべき若松城(鶴ヶ城)の天守閣が黒煙に包まれている光景が見えました。
白虎隊の少年たちはそれを見て城が落ちたと思い、このまま負け戦で生き恥を晒すよりは主君に殉じようと自刃したといわれています。唯一喉を突いたことで生き残ることができた一人の隊士によってこの悲劇は伝えられ、今もなおたくさんの人が墓前に訪れる名所となっています。
ちなみに、飯盛山を登るには徒歩によるコースのほか、有料のエスカレーター(スロープコンベア)のコースもあります。
「旧滝沢本陣」
旧滝沢本陣は、会津藩の参勤交代や領内巡視の際に、お殿様の休憩所として使われていた場所です。戊辰戦争においては会津藩主がここを本営とし、白虎隊に出陣の命を下しました。
建物は国の重要文化財に指定されており、一部が当時の姿のままで残されています。建物のあちこちに弾痕や刀傷が残されており、当時の戦いの激しさを物語る会津の名所です。
住所 | 福島県会津若松市一箕町滝沢122 |
電話番号 | 0242-22-8525 |
「会津幸泉小法師」
会津観光の際は是非とも訪れてほしいのが、飯盛山の近くにある「会津幸泉小法師」です。会津幸泉小法師では、会津のお土産が取り揃えられているほか、赤べこの絵付け体験をすることもできます。
会津といえば赤べこが有名ですが、起き上がり小法師も代表的な民芸品です。起き上がり小法師を模した「小法師焼」はお土産として大変人気です。また、お食事処では会津の味である喜多方ラーメンやソースカツ丼などが楽しめます。
住所 | 福島県会津若松市一箕町八幡牛ヶ墓236-1 |
電話番号 | 0242-85-6218 |
会津さざえ堂は会津観光に外せない観光名所
会津はかつて城下町として栄え、「サムライシティ」とも呼ばれています。歴史に触れられる会津を観光するなら、数々の名所の集まる飯盛山の中でも会津さざえ堂は絶対に外せない見どころです。見るだけでなく実際に体感できる史跡を、是非とも楽しんでください!