また弥山本堂のご利益の1つに「許し」があり、「消えずの火」の灰を混ぜて作ったと言われる可愛らしいお地蔵様がたくさんいらっしゃいます。自分の願い事や、謝りたい事などがあるのなら、このお地蔵様に託してご真言を唱えるとよいでしょう。
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大聖院の堂宇の1つである「弥山本堂」は、広島新四国八十八ヶ所霊場における、第八十八番札所にもなっているため、ご利益ある御朱印がいただけます。ここでは、弥山本堂での御朱印についての基本情報をご紹介します。
弥山本堂で御朱印をいただこう
宮島・弥山本堂の正式名称は、「多喜山水精寺」といい、真言宗御室派の寺院として、平安時代初期に創建されたと考えられています。弘法大師空海が弥山を開山して100日間、求聞持秘法という修行をするために建てたと伝えられているお堂で、現在の建物は1955年(昭和30年)に再建されました。
弥山本堂のご本尊は、人々に知恵を授ける「知恵の菩薩」とも言われる「虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)」です。ご本尊脇には、毘沙門天と不動明王が祀られています。
弥山本堂は縁結びの聖地とも言われ、弥山七不思議の1つである「消えずの火」が燃えている「霊火堂」もあります。また、国の重要文化財にも指定されている「宗盛の梵鐘」や「撞座」、「龍頭」などを有し、平安時代の様相が残っています。
弥山本堂を訪れたら、ぜひ「虚空後菩薩」と書かれた「御朱印」を頂きましょう。御朱印を頂く際は300円を納めます。なお御朱印の受付時間は、朝8時から午後5時までですが、寺院のご都合により変更になる場合もありますので、ご注意ください。
また、弥山登頂記念の御朱印もあり、「瀰山」と書かれている文字は霊火堂の「消えずの火」の灰を墨に混ぜて書かれたありがたいものなので、ぜひ一緒にいただきましょう。
どちらの御朱印も本堂の向かいにある「霊火堂」の脇の授与所でいただくことができます。本堂で御朱印を頂いたら、すぐ西の脇にある八重崎の紅梅も見たいものです。
この紅梅は宮島弥山の七不思議の1つである「錫杖(しゃくじょう)の梅」といわれ、弘法大使空海が立てかけた錫杖が根を張り、梅の大木に成長したという伝説があります。毎年、美しい花を咲かせるのですが、梅の花が咲かない時は山内に不吉な兆しがあると伝えられています。
宮島・弥山登山に挑戦して山頂からの景色を堪能しよう
気候の良い時期には、ぜひ自然が満喫できる宮島を訪れて弥山登山に挑戦したいものです。都会の喧騒を離れて弥山原始林を歩き、山頂から一望できる景色を堪能すれば、心も体もリフレッシュすること間違いありません。弥山本堂での御朱印もぜひ頂きましょう。