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修験道場では心身の修行を目的としているため、かつての石鎚山は女人禁制でした。現在では7月1日のみ女人禁制となっていますが、この日は今でも女性が山頂まで登山することは禁止されています。
なお石鎚山は登山客にも人気がある山ですが、現在も修行道場として使用されているため、石鎚山の登山ルートには「鎖場」と呼ばれる難所が3ヵ所あります。
どの鎖場も一般登山者にとってはハードなルートなのですが、中でも「試しの鎖」と呼ばれる一の鎖は、最も傾斜がきつく距離も74mと最長です。
さらえに一の鎖をクリアしても、すぐに長さ65mの二の鎖、67mの三の鎖が続きます。この3つの鎖場だけでも相当ハードな修行ですから、石鎚山がいかに厳しい修行道場であるかがわかるはずです。
ちなみに登山道には鎖場を回避する別ルートも存在します。現在でも修行道場として石鎚山を訪れる人も多いので、近年でも鎖場の掛け替えが行われていますが、最近の登山ブームなどもあり一般登山客も石鎚山を訪れるようになりました。
さらにかつて女人禁制だった石鎚山も、7月1日を除けば女性の入山ができるようになっているため、体力に自信がない人でも石鎚山登山ができるよう、鎖場を避けるルートができています。
なお実際の登山道には「近道」と書かれた案内看板もあるので、体力と相談してルートを選択するのがおすすめです。
このように山頂にたどり着くだけでも修行のようなハードなコースが続く石鎚山ですが、苦しい登山道を制した先に見る景色は絶景です。
パワースポットとして人気の石鎚神社成就社は山頂の手前にありますが、標高1974m地点の頂上には石鎚神社頂上社があります。
冬になるとあたり一面が銀世界となる石鎚山ですので、頂上社の鳥居も冬になると分厚いつららで覆われます。このような厳しい状況下で見る世界は、幻想的という言葉だけでは言い表せないものがあります。
ちなみに石鎚山にはいくつもの登山ルートがありますが、石鎚山の中にある36ヵ所の修行道場をめぐる「石鎚山旧跡三十六王子社詣」というルートは、経験者の案内がなければ行きつくことができません。
なお年に1度だけこのルートで登拝会が行われるので、登拝会に参加すれば石鎚山旧跡三十六王子社詣が体験できます。
石鎚山登山をロープウェイで!
「かつて女人禁制だった」「たどり着かない修行道場が今も存在する」と説明したため、観光や登山初心者には難しいというイメージを持ってしまったかもしれませんが、現在の石鎚山には簡単に山頂付近まで移動できるロープウェイがあります。
そこで自然美が美しい霊峰・石鎚山観光を気軽に楽しめる、石鎚山ロープウェイを使ったおすすめの登山方法をご紹介します。
観光客に人気のロープウェイを使ったルート
石鎚山ロープウェイを利用する登山では、石鎚山の標高1300m地点までの登山になります。標高1300m地点には展望所・奥前神寺・ピクニック園地(スターナイトツアー会場)があります。
石鎚山ロープウェイは標高455m地点にある「石鎚山ロープウェイ下谷駅」を出発すると、約8分で標高1300m地点の終点「石鎚山山頂成就駅」に到着します。そのためロープウェイを使えば、だれでも簡単に標高1300m地点まで登山できます。