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わんこそば発祥の地の花巻市には、花巻市出身の児童文学作家宮沢賢治ゆかりの名店もあります。宮沢賢治にちなんだメニューもあるので、賢治ファンにもたまらないお店です。今回は、花巻のわんこそばの名店についてご紹介します。
わんこそば・食事処 嘉司屋
創業明治34年の花巻市の老舗そば店「嘉司屋(かじや)」は、今や全国区になっている「わんこそば全国大会」の発祥店でもあります。記念すべき第一回わんこそば全国大会は、当時人気だった相撲になぞらえられて、「わんこそば相撲冬場所」と呼ばれ大変盛況でした。
「嘉司屋」のわんこそばは、食べた杯数をマッチ棒を使って数える、昔ながらのルールでわんこそばを提供しています。
早食い・大食いのイメージの強いわんこそばですが、本来は「おもてなしの心」を大切にして出されるもの。「嘉司屋」では本来の思いを大切にし、お客様のペースに合わせて美味しくゆっくりとお腹いっぱいに味わっていただけるようなわんこそばも提供しています。
住所 | 岩手県花巻市東町2-19 |
電話番号 | 0198-22-3322 |
やぶ屋 花巻総本店
こちらも花巻を代表する老舗のそば店、創業大正12年の「やぶ屋総本店」は、素材にこだわったうちたてのそばが食べられる名店としても有名です。
そばつゆには本枯節を使用し、代々引き継いでいるかえしを用いて仕上げています。そばに使われる蕎麦粉はこだわりの岩手県産物、挽きぐるみの二八そばは、香りが良いと評判です。岩手の豊かな自然が育んだ天然水を使って、毎日手打ちのそばが提供されています。
「やぶ屋総本店」のわんこそばは、お給仕の姉さんがついて目の前にお椀が重なっていくルールです。わんこそばを食べた人には全員に「大食い証明書」がつき、100杯以上食べた方には「横綱記念手形」がもらえる旅行客には嬉しいサービスです。
小学生未満向けの「ちびっこわんこそば」や小学生向けの「お子様わんこそば」のメニューもありますので、家族みんなでわいわいわんこそばを楽しむこともできるお店としておすすめです。
宮沢賢治ゆかりのメニューとは?
「銀河鉄道の夜」の作者でおなじみの宮沢賢治は、岩手県花巻市出身です。宮沢賢治が教師時代、「BUSH(ブッシュ=藪)」と呼んでよく通ったのがこちらの「やぶ屋総本店」で、そばが大のお気に入りだったという話です。
宮沢賢治の注文は決まって「天ぷらそばと三ツ矢サイダー」。賢治の愛した味は現在も「賢治セット」としてやぶ屋に残っています。宮沢賢治ファンにはたまらない、賢治とやぶ屋のエピソードも残っていますので、旅行の名所としても人気の名店です。
住所 | 岩手県花巻市吹張町7-17 |
電話番号 | 0198-24-1011 |
岩手のわんこそば!平泉「盛り出し式」のお店
岩手県平泉地方に伝わる「盛だし式わんこそば」は、早食い・大食いのイメージの強いわんこそばとは違った形で頂くことができます。はじめから少量ずつ小分けにされたおそばが目の前に出され、自分のペースで少量ずつ食べすすめることができるというルールです。
1重で12杯、2重で24杯なので空腹具合と相談しながら食べすすめることができます。「わんこそばは食べてみたいけれど、早食い・大食いは苦手」という方には、自分のペースで食べられる盛だし式わんこそばがおすすめです。
こちらでは、盛だし式わんこそばが食べられるお店について紹介します。どのお店も観光地に近い場所、アクセスの良い名店ばかりなので、旅行の合間に立ち寄るのもおすすめです。
駅前芭蕉館
平泉駅前徒歩1分と電車でも来やすいお店として人気の「駅前芭蕉館」は、盛だし式平泉わんこそばの発祥店としても人気の名店です。
こちらの盛りだし式わんこそばは、甘口のたれがよく絡み合った、一口に盛られたわんこそばを24杯頂くことができます。地元食材にこだわった薬味もついてくるので、ゆっくりと味わいながらおいしいおそばを頂くことができます。
24杯と聞くと「ちょっと多いかな?」と心配になる方も多いと思いますが、甘めのたれが食欲をそそって、いがいにぺろりと食べられてしまいます。ぜひ平泉観光の1つとして立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
住所 | 岩手県西磐井郡平泉町平泉泉屋82 |
電話番号 | 0191-46-5555 |
夢乃風
中尊寺の入り口すぐ近くにある「お休み処夢乃風」は、平泉名物盛だし式わんこそばだけでなく、地元食材をふんだんに使ったお餅も堪能することができる「夢御膳」が人気の名店です。
お店がある平泉の近くにある一関地域には、古くから年間を通して冠婚葬祭だけでなく、季節の節目にも餅を食べる風習が残っている地域です。