毎年恒例の「小倉祇園太鼓」を見に行こう!見どころやアクセス・駐車場は?

毎年恒例の「小倉祇園太鼓」を見に行こう!見どころやアクセス・駐車場は?

小倉の夏には欠かせない祭りが小倉祇園祭です。その歴史は古く400年前から続いている国指定重要無形民俗文化財です。祇園祭は小倉城を築城した細川忠興公が無病息災と城下町の繁栄を願い、元和3年(1617年)に京都の祇園祭を模して始めたとされています。

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記事の目次

  1. 1.「小倉祇園太鼓」って?
  2. 2.「小倉祇園太鼓」の歴史を知ろう
  3. 3.「小倉祇園太鼓」毎年恒例のお祭りの内容をご紹介
  4. 4.「小倉祇園太鼓」のここが見どころ!
  5. 5.「小倉祇園太鼓」へのアクセス方法をチェック
  6. 6.歴史ある「小倉祇園太鼓」で伝統を体感しよう!

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祇園祭の始まり「山鉾すす払い」と「打ち初め式」

Photo by nekonomania

「山鉾すす払い」に使われる大門町の山鉾は明治21年(1881年)建造で江戸時代の伝統を残す数少ない小倉祇園の一つです。大門町の山鉾は小倉区民の熱い思いから平成14年からは小倉北市役所1Fで展示されています。

小倉祇園太鼓がはじまる毎年7月1日には大門町や小倉祇園太鼓保存振興会によって山鉾の手入れが行われます。この時期が祇園祭の始まりを告げる風物詩でもあります。

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「打ち初め式」とは太鼓の蔵出しのことで、毎年この日が太鼓の練習解禁日です。アクセスにも便利な約60台の太鼓がJR小倉駅小倉城口に揃います。音が連なる「連綿太鼓」、威勢がいい「早打ち」、地元団体による「模範打ち」などが行われます。

最後は参加者全員で商売繁盛や小倉祇園太鼓の成功を祈念して「小倉恵比寿締め」で、打ち始め式が終了します。

メインのひとつ「競演大会」

山車の前後で内容的にも珍しい両面打ちをしながら練り歩く祇園祭ですが、独特なのはそれだけではありません。鉢巻きに浴衣か法被、白足袋に草履で、太鼓が2台に4人、ヂャンガラが2人で奏でる調べは一度聞くと忘れられなくなります。

小倉祇園太鼓の見どころは太鼓競演会です。小倉城前の大手門広場で据え置いた太鼓を打つ、据え太鼓競演会が3日目に開かれます。2日目の競演会は正式な小倉祇園太鼓の審査がありますが、3日目の競演会は自由で表現豊かな演技が主体です。

暴れ打ちなど迫力ある演技は見どころであり、見逃せません。熟練した技と若く元気溢れる技との競い合いはぜひ見ておきたいものです。

打ち納めの祭事「太鼓広場」

Photo by nekonomania

小倉祇園太鼓の最終日を飾るのが打ち納め祭事です。約4000人の人が集まり、提灯にあかりを灯して山車の巡行が始まります。約160基の太鼓が一斉に鳴り響く様子は地響きが起こったかのようです。

子供たちのお囃子、威勢のいい大人の太鼓にヂャンガラ、かつては威勢よく太鼓を打っていた年配の方などが3世代に渡り協働して楽しむ祭りは市民から愛されてきた小倉祇園太鼓の歴史とそれを支えて来た人々の思いを忍ばせます。

「小倉祇園太鼓」のここが見どころ!

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小倉祇園太鼓の歴史や伝統を次世代に継承することを念頭において、子供のマナー向上のため、校区の子供達を対象とした太鼓塾もおこなっています。

小倉祇園太鼓の見どこは約160基が一斉に鳴り響く最終日の「打ち納め」、熱い真剣勝負の「競演大会」、観光客や外国の方にも小倉祇園太鼓の魅力を誰でも体験ができる「おもてなし太鼓」などもあります。

太鼓の打法に注目してみよう

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小倉祇園太鼓は全国的にも珍しい両面打ちです。遠奏用の太鼓は両面の音に違いがないように皮を張りますが、小倉祇園太鼓はわざと音の違いが出るように皮の張り加減を調整しています。

太鼓の音は内容的に、片方は低く腹に響く音でドロ、もう一方がカンという高くて軽やかな音色です。そしてこの二つの音がヂャンガラに合わせて、力強いが品よく、しかも地味に叩いて鳴らすのが小倉祇園太鼓なのです。

太鼓とヂャンガラによる演奏で三拍子がひとかたまりなのも特徴的です。また町内によっても太鼓の打ち方に違いがあるなどそれぞれに特色があるので見飽きることがないのも特徴です。

国内でも珍しい両面打ち

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小倉祇園太鼓の見どころは両面打ちで、それぞれに役割が異なる点です。ドンコ、ドンコと単調なリズムを刻むドロ、通称裏という打ち手と甲高い音で複雑なリズムを刻むカン、通称表という打ち手に分かれます。カンはドロを取得した上級者がとつめます。

雅楽で使われるヂャンガラを演奏するのはドンとカンを取得した者だけがつとめます。ヂャンガラは太鼓の音に賑やかさを加え、全体の速さを調整する役目を果たします。ドン、カン、ヂャンガラ、この3つが一体になることで躍動感ある小倉祇園太鼓が生まれるのです。

Photo by hiyang.on.flickr

こうした打方は町内によっても異なります。基本的なリズムや打方はありますが、毎年各人が工夫を凝らして個性ある打ち方や音色を弾き出すのです。

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「小倉祇園太鼓」へのアクセス方法をチェック

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