愛媛観光に道後温泉は外せない！おすすめのホテル・旅館からお土産まで大特集

また神話にも、道後の湯で病を癒した神様が出てきます。少彦名命（すくなひこなのみこと）が、長旅の途中で病にかかって苦しんだとき、道後の湯がその病を癒しました。喜んだ少彦名命が舞ったとされる岩が、道後温泉の北側に「玉の石」として残っています。

数々の伝説にあるように、道後温泉は、美肌や湯治に大変優れた泉質をしています。現代でも多くの人々が訪れているのは、道後の風情だけではなく、その泉質に惹かれてのことなのです。

道後温泉はアルカリ性の単純泉です。単純泉とは、含有する成分が一定量に達していないことです。温泉の成分が強すぎると、刺激も強く、温泉に入り慣れない方や、病気の方にはかえって負担になってしまうことがあります。

単純泉の温泉は脳卒中のリハビリなどに利用され、中風（脳卒中）の湯、神経痛の湯などと言われます。アルカリ性の単純泉は、肌の角質をとる美肌効果があり、この効用から美肌の湯とも言われています。

道後温泉本館で使われているお湯は、無加温・無加水の源泉掛け流しです。18本の源泉から汲み上げられており、それらをブレンドすることで適温の42度にしています。温泉の恵みをそのまま受け取れるのは、道後温泉の大きな魅力です。

道後温泉へ行くのであれば、ぜひ観光していただきたいおすすめの観光スポットをご紹介します。いずれも道後温泉街の周辺にありますので、ぶらっと散策するつもりで観光出来てしまいます。

まずは「道後温泉本館」です。道後温泉街の中心にある温泉で、その建物は国の重要文化財にも指定されています。坊ちゃんの作者、夏目漱石が絶賛し頻繁に入浴したなど、人々に愛された歴史ある温泉です。

2019年11月現在は、保存工事のために夏目漱石ゆかりの間や、又新殿の見学などは出来ませんが、「神の湯」という浴場は営業しているので温泉に浸かることは出来ます。

神の湯の利用料金は、大人（12歳以上）420円、小人（2～11歳）160円で、1時間まで利用出来ます。営業時間は6:00〜23:00（札止22:30）となっています。

「坊っちゃんカラクリ時計」は、放生園という、道後温泉駅の目の前にある公園に設置されたカラクリ時計です。

道後温泉のシンボルでもある「振鷺閣（しんろかく）」を題材に造られており、1時間ごとに音楽とともに、小説「坊っちゃん」の登場人物たちが出てくる仕掛けになっています。

8:00～22:00までカラクリが動きますので、道後温泉街の散策のついでに立ち寄って、ご覧になってみてはいかがでしょうか。