人気の上田城とその周辺を観光しよう!真田ゆかりの地の見どころは?

人気の上田城とその周辺を観光しよう!真田ゆかりの地の見どころは?

見どころ満載の信州を観光するなら、真田ゆかりの上田城は外せません。上田城を築城した真田氏や、有名な真田幸村、真田丸についてご紹介します。また上田城周辺の神社や寺の中から眞田神社や安楽寺、真田丸で有名なゆかりの神社など観光名所についてもまとめてみました。

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    記事の目次

    1. 1.信州観光に上田城は外せない!
    2. 2.上田城ってどんなお城?
    3. 3.上田城の見どころは?
    4. 4.上田城のおすすめイベント
    5. 5.上田城周辺の観光スポット
    6. 6.歴史ロマンたっぷりの上田城に行ってみよう!

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    Photo by vr4msbfr

    上田城の東虎口には、1994年(平成4年)に再建された東虎口櫓門と、一度、城外に出された櫓が再び移築されて戻った北櫓、南櫓があります。徳川によりすべて破壊されたのち、仙石氏が上田城を再築したのですが、忠政が病死してしまったため一旦再築がストップしてしまいました。

    当時、石垣やお堀などの基礎工事は完成していましたが、櫓や門は本丸のみしか完成していませんでした。上田城絵図などの記録によると、上田城の本丸には天守は建てられておらず、二層隅櫓が7基と櫓門2基のみが建てられ、その1つが東虎口櫓門で、中も見学することができます。

    映画「サマーウォーズ」の聖地

    Photo by i_yudai

    2009年公開の映画「サマーウォーズ」は、男子高校生の健二が、同じ高校に通うヒロイン夏樹の祖母の90歳の誕生日会に、彼女の家に呼ばれることから始まります。

    夏休みを夏樹の実家で過ごすことになった健二は、「oz」というインターネット上の仮想空間を発端に、世界崩壊の危機に向かうのですが、この映画の中で夏樹の実家、陣内家の大きな屋敷の門として東虎口櫓門が登場し、話題になりました。

    そのため、2009年以降、細田守監督のファンをはじめ、声優を務めた神木隆之介さんのファンなどがたくさん訪れ、「サマーウォーズ」の聖地としても愛されるようになっています。

    「真田石」

    Photo by kohrogi34

    上田城の東虎口櫓門の右側の石垣には、周辺の石に比べ5倍ほどの巨大な柱石がありますが、この巨石は「真田石」と呼ばれています。その高さは2.5m、幅3mほどの大きさで、真田幸村の父である真田昌幸が上田城を築城する際に据えたものです。

    1622年に幸村の兄の真田信幸が、松代城へ移る際に父の形見として持っていこうとしましたが、数万人の人夫を集めて動かそうとしても、全く動かなかったとの言い伝えもあります。

    そもそも城の本丸近くの石垣に目立つように巨大な石を置くのは、城主の権威や財力を周囲に知らしめ、敵の攻撃意欲を抑えるためでした。上田城には、当時の巨石「真田石」が戦国時代そのままに残され、歴史が伝わってくる見どころとなっています。

    「西櫓」

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    本丸には当時7基の櫓があり、1622年(元和8年)に真田信幸に代わって上田城主となった仙石忠政による1626年(寛永3年)からの上田城復興工事で建てられました。その櫓のうち、現在本丸の東虎口には3基の櫓が残っていて、そのうちの1基が西櫓(にしやぐら)です。

    西櫓は外壁が下見板張りで、その一部は白漆喰の塗籠となっています。櫓の大きさは桁行約9m、梁間約7mの二階建てで、建物全体に通った心柱はなく、2階は1階より二尺(60.6cm)ずつ内側に入った梁の上の土台に柱を立て、ひとまわり小さな箱を2階に乗せたような構造です。

    棒で突き上げればすぐ開けられるように突き上げ戸が格子窓についた「武者窓」があり、「狭間」と呼ばれる矢や弾を放つための窓も低い位置に設けられています。

    上田城で最も古い建造物

    Photo by Kanesue

    現在、上田城本丸の東西虎口には西櫓のほかに北櫓、南櫓の2基がありますが、西櫓だけが、上田城の中で江戸時代から現在まで残っている唯一の櫓で、1626年から1628年(寛永3~5年)にかけて、仙石氏によって建てられました。

    一方、北櫓と南櫓の2基は、明治維新後に一度、他の場所へ移されたものを、再び現在の上田城址に再移築された櫓です。ですから、上田城で最も古い建造物がこの西櫓で、当時の部材を残したほぼそのままの外観で現存している貴重な建物といえるでしょう。

    なお、西櫓は1959年(昭和34年)には南櫓、北櫓とともに長野県宝に指定され、2016年(平成28年)に1年間特別解放された際は、観光客で大変な賑わいを見せました。

    「真田井戸」

    Photo by sayo-ts

    上田城の見どころの1つに、場外への抜け穴がありますが、それは眞田神社の境内に残っている「真田井戸」ではないかと言われています。大きさは直径2m、深さ16.5mで、井戸から城北の太郎山麓の砦や上田藩主居館(現在の上田高校敷地内)へと通じていたという伝説も残されています。

    第二次上田合戦の際、上田城が周囲を囲まれた時、この真田井戸から兵糧などを城内に運び込んだり、またこの井戸から出て徳川軍の背後にまわり、奇襲をかけたとも言われています。「難攻不落」と言われた上田城の勝利が、少し垣間見えるような気がします。

    「隅おとし」

    Photo by Atsushi Boulder

    上田城本丸の土塁の北東側斜面は内側にへこんでいるように見えますが、これは上田城本丸の北東の方角が鬼門(鬼が出は入りする方角として忌み嫌われていた)に当たることから、本丸土塁の北東の隅を切り込み、「鬼門除け」にしたもので「隅おとし」と呼ばれます。

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