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発酵あんことは?
和菓子の定番であり昔ながらの素朴な味が魅力のあんこですが、一般的なあんこには甘みと艶を出すために砂糖が使われています。そのため洋菓子と比べるとあんこを使った和菓子はローカロリーですが、あんこそのものは決してヘルシーとは言い切れません。
ところが同じあんこなのにヘルシーだと近年注目されているのが発酵あんこ食品で、最近は手作り発酵あんこを楽しむ人も増えています。発酵あんこ食品がヘルシーだと注目される理由は、原料と作り方にあります。
小豆と生麹でできる砂糖不使用のあんこ
発酵あんこ食品は、一般的なあんこと同じく小豆素材が主原料です。しかし小豆素材そのものには強い甘みはありません。それなのに発酵あんこ食品は砂糖不使用です。
砂糖不使用なのに甘いという謎を解明するカギとなるのがもう1つの原材料である生麹素材で、小豆×生麹の組み合わせに発酵を加えることによって発酵あんこ特有の甘さが生まれます。
生麹には発酵作業に欠かせない「菌(麹菌)」が含まれています。菌には酵素成分が含まれており、小豆素材に含まれるさまざまな栄養成分を分解する働きがあります。
さらに分解された栄養成分は甘味のもととなる成分に変質するため、小豆×生麹に発酵過程を加えた発酵小豆食品は砂糖不使用でも甘さがしっかりと楽しめます。
そんな発酵あんこ食品づくりにおすすめなのが、ヨーグルトメーカー器です。ヨーグルトメーカー器は主にヨーグルト作りに使われる便利器具ですが、どのメーカーのヨーグルトメーカー器にも発酵機能が搭載されています。
しかもヨーグルトメーカー器の発酵機能を使えば、面倒な手間をかけなくても発酵あんこ食品づくりに適した発酵温度を長時間キープすることが可能です。そのためヨーグルトメーカー器があれば、自宅でも話題の発酵あんこ食品が簡単に作れます。
ヨーグルトメーカーで簡単にできる発酵あんこレシピ
時間と温度を設定するだけでほったらかしても小豆×生麹の発酵作業ができるヨーもグルトメーカー器は、自宅で手作り発酵あんこを楽しむのにおすすめの調理器具です。
ただしヨーグルトメーカー器には小豆を柔らかくする機能(ゆで機能)がないため、ヨーグルトメーカー器のみで発酵あんこづくりをするなら茹で小豆を使う必要があります。
ところがヨーグルトメーカー×炊飯器の組み合わせであれば乾燥小豆でも手間なく簡単に手作り発酵あんこづくりができますし、小豆種にこだわったオリジナル発酵あんこレシピを楽しむこともできます。
材料・作り方
ヨーグルトメーカー×炊飯器の組み合わせで作る発酵あんこ食品は、材料もシンプルです。メインとなる食材は乾燥小豆と生麹だけですし、乾燥小豆を茹でるための水さえあればヨーグルトメーカ―器で発酵させる際も水はいりません。
茹でる作業と発酵作業を炊飯器とヨーグルトメーカー器で分けることによって、初めてでも柔らかくて甘い発酵あんこ食品が作れます。最初の作業は、乾燥小豆を茹でる作業です。
炊飯器に乾燥小豆と水を入れ、通常炊飯モードで炊きます。小豆種によって柔らかさや火の通りやすさが違うので、1度炊き上がった時点で柔らかさをチェックしてください。この時点で手でつぶせる程度の柔らかさであれば問題ありません。
しかし芯が残っている場合は、足し水をして再度通常炊飯モードで炊きましょう。乾燥小豆がしっかりと柔らかくなったら、生麹に含まれる菌が繁殖しやすい60℃に冷まします。この間にヨーグルトメーカー器を余熱で60℃に温めておきます。
準備ができたら生麹素材を茹でた小豆と混ぜましょう。生麹に含まれる菌が小豆素材から甘みを生み出すカギとなるので、全体が均一になるようにしっかりと混ぜてください。
あとは余熱で温めておいたヨーグルトメーカー器本体に発酵容器ごとセットし、概ね8時間を目安に発酵すれば完成です。発酵中は一切作業がありませんし、ヨーグルトメーカー器のタイマー機能で8時間にセットしておけば後は出来上がりを待つだけになります。
出来上がった発酵あんこ食品はそのままでも十分においしいですが、甘みが少し欲しい場合は砂糖ではなく塩を少々加えるのがおすすめです。
ヨーグルトメーカーで作る発酵あんこの失敗しないコツ
ヨーグルトメーカー器で発酵あんこ食品を失敗なく作るポイントは、「ヨーグルトメーカーに入れる前の状態を見極める」です。小豆種によって茹でた時の状態が変わりますし、水分量も違います。
そのため基本は茹でた状態に生麹を混ぜればOKですが、混ぜ合わせた時点で固さがみられる場合は少量の水を足すことがおいしく仕上げるポイントです。
炊飯器で作るおすすめ発酵あんこレシピ
ヨーグルトメーカー器の発酵機能を使えば発酵段階で失敗することはほぼありませんが、ヨーグルトメーカー器を使わず炊飯器のみで手作りするレシピもあります。
材料・作り方
基本の材料は小豆と麹ですが、炊飯器のみで手作りする場合は乾燥小豆→茹で小豆、生麹→乾燥麹(粉末タイプでもOK)にするのがポイントです。
炊飯器は炊飯モードではなく保温モードを使用するので、茹で小豆に乾燥麹を混ぜ合わせている間に保温モードで庫内を温めておきます。あとは炊飯器内釜にまぜた茹で小豆&乾燥麹を入れ、そのまま保温モードで8時間~10時間発酵させれば完成です。
ただしセットしてから2時間毎を目安に全体をかき混ぜる必要があります。そのため作業は日中(発酵中2時間毎にかき回すことができる時間帯)に行うのがおすすめです。
発酵あんこをヨーグルトメーカーで作ろう!
鍋だと手間も時間もかかる発酵あんこ食品もヨーグルトメーカー×炊飯器の合わせ技レシピなら、手間をかけずほぼほったらかしでも柔らかくて甘い仕上がりになります。
ヨーグルトメーカー器で作った発酵あんこ食品はそのまま食べてもおいしいですし、簡単なアレンジでいろいろな食べ方を楽しむのもおすすめです。