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そら豆の選び方
大豆や落花生、いんげん豆と並んでよく知られている食用豆「そら豆」は、3月~5月に旬を迎え、エジプトでは4000年以上も前から食用として栽培され親しまれてきたと言われています。
日本には奈良時代にインドから中国を経て持ち込まれ、その大半は鹿児島県で、次いで千葉県、茨城県などで多く生産され、初夏になると市場にたくさん出回り、色々な食べ方で楽しめます。
市場に出回っているそら豆の多くは1つのさやに2~3粒の豆が入っている「一寸そら豆」と呼ばれるもので、緑のさやの内側には白いフワフワの綿があり、きれいな緑色の豆がくるまれるように並んでいるのが特徴です。
本記事ではそら豆のおいしい食べ方などをご紹介しますが、まずはおいしいそら豆の選び方からご紹介します。食用のそら豆は未熟なうちに収穫されたものなので、さやの色が鮮やかで濃い緑色をしていて、つやのある新鮮なものを選びましょう。皮の表面に産毛があるものがより新鮮です。
また、そら豆をさやの上から触った時にふっくらとしていて、豆がしっかりと感じられるものがおすすめです。
スーパーなどでは、さやから出されたそら豆がパックに入って売られていることもありますが、そら豆は空気に触れるとどんどん鮮度が落ちてしまうので、なるべくさやに入ったままのそら豆を選びましょう。
そら豆の食べ方(下ごしらえ)
新鮮なそら豆が手に入ったら、色々な食べ方で楽しみましょう。まずはおいしい食べ方をご紹介する前に、そら豆の下ごしらえの方法をご紹介します。
さやの剥き方と豆の下処理
そら豆の特徴は、豆が厚みのあるさやの中にくるまれているところなので、まずはさやの剥き方のご紹介です。
そら豆のさやを剥くには、包丁などを使わなくても簡単にできる方法がいくつかあります。まずは、そら豆を片手で持ち、さやの内側部分をもう一方の手の親指で上から下に向かって押していきます。さやが割れたら爪をいれて左右に開いてさやを剥きます。
もう一つの方法は、そら豆をねじって剥く方法です。そら豆の端を両手で握り、絞るようにねじるとさやが開いて簡単にむけます。
次にそら豆の下ごしらえの方法です。そら豆は、茹でてから調理する食べ方が一般的ですが、さやから豆を取り出したら、豆についている黒い筋にナイフの角を当てて、少しだけ切り込みを入れておきます。こうすると茹でた後、簡単に薄皮がむけるのでおすすめです。
薄皮は食べられる?
そら豆は、基本的には外側の硬い皮(さや)をむき、下ごしらえをしてから茹でたり焼いたりして食べますが、豆についている薄皮も食べられます。
そら豆には、ほかの豆類同様に植物性タンパク質が豊富に含まれ、カリウム、ミネラル、ビタミンB群、ビタミンCなどの栄養素も含まれていますが、薄皮にも豆には含まれていない食物繊維やポリフェノールなどが豊富に含まれています。
鮮度の落ちてしまったそら豆の薄皮は硬いため食べづらいですが、新鮮なものならかえって食感もよく、一緒に食べる方がより栄養も摂れておすすめです。
おすすめの食べ方
そら豆の下ごしらえが済んだらお好みの食べ方で楽しみましょう。まずは、そら豆の簡単でおすすめの食べ方をご紹介します。
一番簡単な食べ方は、茹でてそのまま食べる方法ですが、サラダの食材として使う食べ方もおすすめです。鍋にたっぷりの水を入れ、水の量の2~3%の塩を入れます。沸騰したら下ごしらしたそら豆を入れ、1分半~2分くらい茹でて火を止め、ザルなどにあげて流水で冷やして水をきります。
ボウルなどに洗ってちぎったレタス、洗って半分に切ったミニトマト、洗って2cm角に切った黄パプリカなどと一緒に茹でたそら豆をざっくり混ぜ合わせれば、見た目に彩やかで食欲をそそるサラダのできあがりです。お好みのドレッシングや、ハーブ塩などをかける食べ方がおすすめです。
また、茹でたそら豆を薄皮ごとソテーする食べ方もおすすめです。フライパンにオリーブオイルを熱し、ニンニクのみじん切りを加えて香りが立ったらそら豆を入れて炒め、レモン汁、塩胡椒で味を調えるだけの簡単でおすすめの食べ方です。
お好みで、スライスベーコンやむきエビなどと一緒に炒め、お酒のおつまみとして楽しむのもおすすめの食べ方です。
そら豆の食べ方(茹で方)
そら豆は、前述にご紹介したように茹でて味わう食べ方がおすすめですが、鍋に湯をわかして茹でる以外にも、フライパンや電子レンジを使って茹でる食べ方も簡単です。ここでは、フライパンや電子レンジを使って茹でる方法をご紹介します。
食べ方1:フライパンで茹でる
最初にご紹介するのは、フライパンを使って茹でる食べ方です。実は、そら豆は鍋でたっぷりの湯を沸かして茹でるよりも、フライパンを使って少量の水で「蒸し茹でする」方が、豆の風味が損なわれずおいしい食べ方ができます。
まずは、前述でご紹介したようにそら豆の下ごしらえをします。薄皮をむく食べ方を基本に、豆の筋に、切込みもいれておきましょう。
そら豆6~7本(豆20個ぐらい)を「蒸し茹で」する場合の材料は、豆20個分が入るくらいの大きさのフライパン(20cmで十分)と水90CC、塩小さじ1/2杯です。フライパンに水を入れて加熱し、沸騰したら塩と下ごしらえしたそら豆を入れます。ふたをして中火にし、2分半蒸し茹でにします。
1つ食べてみてかなり硬いようなら、様子を見ながら10秒ずつ加熱時間をふやします。少し硬めくらいでも余熱で柔らかくなるので、加熱しすぎないようにしましょう。
食べ方2:電子レンジを使う
次にご紹介するのは、電子レンジを使ってそら豆をゆでる食べ方です。特に、少しだけそら豆をゆでて食べる時におすすめの方法です。
そら豆3本(豆10個くらい)を電子レンジを使って茹でるには、最初に、前述にご紹介した方法で、さやからそら豆を取り出し、下ごしらえし、サッと水に通しておきます。耐熱皿などに豆を重ならないように並べ、塩ひとつまみを全体にふりかけます。
あとは器にふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで1分~1分半、様子を見ながら加熱するだけです。1つ食べてみて硬いようなら、10秒ずつ加熱時間を増やします。ちょっと食べたい時におすすめの食べ方です。
そら豆の食べ方アレンジ
そら豆の基本的な「茹でる食べ方」をご紹介しましたが、ここからは、ぜひ試してみたいおいしいそら豆の食べ方アレンジレシピを2品ご紹介します。
そら豆のポタージュ
最初にご紹介するおすすめの食べ方アレンジレシピは、旬のそら豆と新玉ねぎでつくる春の香り満点の「そら豆のポタージュ」のレシピです。
「そら豆のポタージュ」2人分に必要な材料は、下ごしらえ済みのそら豆100g(20個ぐらい)、新玉ねぎ1/2個、バター20g、コンソメ顆粒小さじ1/2杯、水150CC、牛乳250CC、塩こしょう少々です。
新玉ねぎは皮をむいて、薄切りにします。下ごしらえしたそら豆をご紹介したお好みの方法で茹で、粗熱が取れたら薄皮をむきます。鍋を火にかけ、バターを溶かし新玉ねぎを炒めます。
玉ねぎがしんなりしたらそら豆も加えてつぶしながら炒め合わせ、粗熱がとれたら鍋の中身をミキサーに移します。
ミキサーに分量の水と牛乳を加えて攪拌し、鍋に戻してコンソメ顆粒を加え、中火にかけ沸騰したら弱火にして5~6分煮ます。塩こしょうで味を調え器にもりつければ「そら豆のポタージュ」の完成です。お好みで、市販のフライドベーコンやパセリフレークを振る食べ方もおすすめです。
そら豆のチーズフリット
次にご紹介するそら豆の食べ方アレンジレシピは、サクサクの衣と甘いそら豆にチーズの香りがマッチした「そら豆のチーズフリット」のレシピです。
「そら豆のチーズフリット」2人分に必要な材料は、そら豆8本分、薄力粉大さじ3杯、卵1個、炭酸水60CC、粉チーズ大さじ2杯、揚げ油適量です。
そら豆はさやから豆を取り出し、下ごしらえをして茹でて薄皮をむいておきます。次にフリット用の衣を作ります。ボウルに卵を割りほぐし、薄力粉をふるいにかけながら振り入れ、炭酸水を注いでひと混ぜし、粉チーズも加えてさらに混ぜ合わせて衣を作ります。
鍋に底から2cmくらいの高さまで揚げ油を入れ、180度に熱します。薄皮をむいたそら豆を衣にくぐらせて静かに鍋に入れ、3分くらいカラっと揚げて、バットなどに上げておきます。あとは器に盛りつければ、「そら豆のチーズフリット」の完成です。
そのままでもチーズの味わいでおいしいですが、お好みで塩をつけたり、レモン汁少々につける食べ方もおすすめです。
そら豆の保存方法
おいしいそら豆の食べ方や、おいしい食べ方アレンジレシピなどをご紹介してきましたが、ここではそら豆の保存方法をご紹介します。
そら豆は、収穫してから3日間ぐらいがおいしいと一般的にいわれているため、スーパーなどで購入した際はなるべく早く使い切るほうがおすすめですが、すぐに食べない時には、なるべく新鮮さを保ったまま保存したいものです。
さや付きのそら豆は、さやごとビニール袋やジップ袋などに入れて野菜室で保存しておきましょう。さやから豆を取り出してしまうと、豆が空気にふれてしまうため、どんどん鮮度が落ちてしまうのでサヤごとの保存が一番おすすめです。
また長期保存をしたい場合には冷凍保存がおすすめです。そら豆を冷凍保存する場合には、さやから豆をはずして下ごしらえし、前述までにご紹介したいずれかの方法で茹でてから冷凍しましょう。その際は、茹で時間を短めにしておきます。
茹でたそら豆をバットなどに広げて粗熱をとり、アルミホイルをかぶせて冷凍庫に入れます。そら豆が凍ったらジップ袋などに移し、そのまま冷凍庫で保存し、1週間くらいで使い切りましょう。
そら豆のおいしい食べ方を試してみよう!
初夏に旬を迎える「そら豆」の茹で方や上手な皮のむき方、そら豆の保存方法のほか、電子レンジやフライパンでの茹で方や、そら豆の食べ方アレンジレシピなどをご紹介しました。本記事を参考に、ぜひ、そら豆のおいしい食べ方を試してみてください。