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ゆずの特徴
古来より日本で利用されている「ゆず(柚子)」は、独特な爽やかな香りが特徴の柑橘類です。ゆず特有の香りには、ピネンやリモネンという成分が含まれています。これらはリラックス効果があると言われている成分です。
特に、ゆずの皮に含まれるユズノンという精油成分は、リラックス効果のほかにも、リフレッシュ効果や食欲増進効果などがあると言われています。さらに、体を温める効果も期待できるため、ゆず湯としてお風呂に入れる風習もあります。
古くから親しまれてきたゆずは、お風呂などに入れるだけでなく、さまざまな食べ方がある食材です。ゆずの果肉は酸味が強く生食には不向きですが、加工して調味料にする食べ方や、ジャムなどにする食べ方ができます。
ゆず特有の爽やかな香りは、果肉よりも皮の方が強い特徴があります。そのため、ゆずは果肉だけでなく、皮を活用した食べ方が豊富です。ゆずの皮をすりおろして香り付けをしたり、せん切りにする食べ方はゆずの爽やかさを感じられる薬味になります。
ゆずの皮はハリがあり厚みがあるので、中身を取り除いて器として使われることもあります。さらに、砂糖漬けにする食べ方や、ゆず胡椒やゆず味噌などに加工する食べ方も多いです。
和食を中心とした食べ方が多いゆずですが、近年ではパスタやソテーなどに活用されることも多いです。さらに、ケーキなどのスイーツにする食べ方も珍しくありません。
特にゆずをフランスへ輸出するようになってからは、現地の和食料理店だけでなく、地元のシェフにも広まりました。今やフランスを中心とした欧米で、マカロンなどのスイーツにする食べ方や、ドレッシング・ソースなどの食べ方で親しまれています。
一年を通して出回っているゆずですが、旬の時期は11月頃から年をまたいだ1月頃が中心です。黄色いゆずに比べ、締りのある酸味が味わえる青ゆずの旬は5月下旬~8月頃です。青ゆずのおすすめの食べ方は薬味やゆず胡椒です。
ゆずの皮の食べ方
ゆずの皮は食べ方に合わせて切り方を変えるのがおすすめです。切った後に保存することもできるので、使いやすい形に切っておきましょう。ゆずの皮の切り方はへぎ切り、松葉切り、せん切りなどがあります。
ゆずの皮は料理の香り付けだけでなく、飾りや彩りにすることも多いため、使い勝手の良いせん切りにしておくと便利です。
せん切りの作り方
ゆずの皮のせん切りはどんな食べ方でも使い勝手がよく、料理に合わせて量の調節が簡単にできます。まず、きれいに洗ったゆずを幅広く剥きましょう。次に向いた皮の切れ目を上にして、白い部分を包丁で削いで、端からせん切りにして完成です。
ゆずの皮は縦方向に広く剥くと繊維がつぶれにくく、香りを残しやすくなるのでおすすめです。さらに、白い部分が多いと苦みを感じやすいので、なるべく黄色い部分のみを使うといいでしょう。難しい場合はピーラーで剥いてみましょう。包丁を使うよりも薄く剥くことができます。
アクが気になる場合には、サッと水にさらし、水気をよく取ってから使うといいでしょう。水に漬けすぎると香りが損なわれるため注意してください。
せん切りにしたゆずの皮は、香りが飛んでいきやすいのですぐ使うようにしましょう。使うまでに時間がかかる場合はラップにくるんで保存しますが、当日中に使い切るようにしましょう。
保存方法
たくさんゆずが手に入った場合などは、皮と果汁に分けて保存するのがいいでしょう。せん切りにしたゆずは1~2か月程度保存ができる冷凍がおすすめです。
せん切りにしたゆずは、食品用密閉袋に入れて平らにして冷凍保存するだけなので簡単です。食べ方に合わせて使いたい分だけ取り出し、自然解凍で使います。ゆずは果肉も冷凍保存できますが、搾ってから製氷皿などで凍らせると使い勝手がいいのでおすすめです。
ゆずの簡単な食べ方(和食)
和食の引き立て役として料理に添えられることの多いゆずですが、その香りと酸味を利用した食べ方も豊富にあります。ゆずの香りはさっぱりとした爽やかさがあるので、漬物や酢の物などの和食はもちろん、こってりとした味付けの和食のアクセントとしても重宝します。
ゆず大根
大根もゆずと同じく冬に旬を迎える食材です。旬のもの同士でつくる「ゆず大根」は、歯触りがよく、いくらでも食べらるおいしさです。
ゆずを漬物に使うのは和食で定番の食べ方なので、たっぷり作って作り置きしておくのもおすすめです。さっぱりした味わいのゆず大根は箸休めにも、おつまみにもなります。
ゆず大根の作り方は、ゆずの皮を剥いてせん切りにしたあと、半分に切って果汁を搾ります。果汁に塩・砂糖・お酢を混ぜ合わせて漬け汁を作ります。大根は拍子切りにして塩を振り、しばらくおきましょう。大根から水分が出たらよく絞って漬け汁と合わせます。
切っておいたゆずの皮を加えて、1時間程度冷蔵庫でなじませたら完成です。鷹の爪の輪切りを少し加えると、ピリッと辛味を利かせた食べ方ができます。
ぶりの柚香焼き
寒さの厳しい時期に旬を迎える脂ののったぶりは、ゆずとの相性が抜群です。ぶりを漬けてゆずの香りを移して焼くだけの簡単和食です。ゆずの香りとぶりの旨味を堪能できる食べ方なので、おもてなしにもぴったりでしょう。
作り方は、酒・水・醤油・みりんを合わせて軽く沸騰させて冷まします。冷めたら、ゆずの果汁と輪切りをくわえて、ぶりの切り身を漬け込みます。30分程度漬けたら魚焼きグリルなどで焼いていきます。途中何度か漬け汁を塗りながら両面を良く焼きましょう。
焼き上がったら器に盛って、ゆずの輪切りや、皮を添えるとおしゃれに見えるのでおすすめです。この食べ方は他の魚にも応用できます。また、鶏のもも肉などにも合う食べ方なので、アレンジしてみましょう。
ゆずの食べ方(スイーツ)
ゆずの香りや酸味をいかした食べ方は食事だけでなく、スイーツやお菓子も多くあります。簡単でおいしいゆずスイーツは普段のおやつやブレイクタイムにぴったりです。
ゆずアイス
思い立ったらすぐできる、簡単なゆずアイスを紹介します。市販のバニラアイスを使って作るので、難しいことは何もありません。さっぱりした味わいで、食後のデザートとしてもおすすめの食べ方です。
ゆずの皮を刻んだものと果汁をはちみつを合わせて電子レンジで加熱します。市販のバニラアイスと混ぜ合わせて、バットに移して冷やします。1時間ほど冷やしたら完成です。
ゆずのウィークエンドシトロン
ウィークエンドシトロンとは、レモン風味のバターケーキのことですが、レモンの替わりにゆずを使って作りましょう。平日に作っておき、週末を楽しむためのケーキとも言われているので、作り置きおやつにもぴったりな食べ方です。
材料は、ゆず・バター・砂糖・卵・ホットケーキミックス・粉砂糖です。準備として、ゆずを良く洗い、皮をすりおろし、果汁を搾っておきます。バターは常温にし、柔らかくしておき、卵も常温にしてよくといておきます。
さらにパウンドケーキの型にクッキングペーパーを敷いて、オーブンは170℃で予熱しておきます。作り方は、ボウルにバターを入れてハンドミキサーでクリーム状になるまで混ぜ、砂糖をくわえます。さらに溶き卵を過ごしずつ加えて混ぜましょう。
完全に混ざったら、すりおろしたゆずの皮と搾り汁、ホットケーキミックスを加えてさっくりと混ぜ合わせます。このとき、ゆずの果汁は少しとっておきましょう。生地を型に流して、170℃で予熱したオーブンで30分~40分焼き上げます。
焼けたら、型から外して冷ましておきます。その間にゆず果汁と粉砂糖を合わせてアイシングを作りましょう。粗熱が取れたらケーキにアイシングをかけて完成です。ゆずの皮や輪切り、ミントなどを飾ると華やかになるのでおすすめです。
ウィークエンドシトロンの食べ方は好みの大きさにカットするだけです。ゆずのおいしさを丸ごと味わえるスイーツレシピで、作り方も簡単なので、持ちよりパーティーなどにもおすすめです。
ゆずの保存におすすめの食べ方
ゆずは生のまま保存することも可能ですが、ジャムやポン酢に加工してから保存するのも便利です。食べ方に合わせて保存をして、長くゆずを楽しみましょう。
柚子ジャム
ゆずを長く保存する食べ方として定番なのは、ジャムにする方法です。ジャムはパンに塗る食べ方だけでなく、おかずやスイーツにも幅広く活用できます。
ゆずジャムはゆずと砂糖だけで作れます。ゆずを果汁と皮、種に分けます。種はお茶パックなどに入れておきましょう。皮は白い部分を取り除き、それぞれせん切りにします。皮を鍋に入れ、かぶるくらいの水を入れて煮ましょう。
2~3回程度湯でこぼしたら、種と果汁、白い部分と砂糖を加えます。アクを取りながらことこと煮込めば完成です。種を取り除いて消毒した瓶に詰めましょう。
ゆずジャムの食べ方は、ケーキの生地やクリームに混ぜてスイーツにすると爽やかな味がしておすすめです。ドレッシングやソースに活用するとさっぱりとおいしい食べ方ができます。
おかずにする食べ方は、砂糖の代わりにゆずジャムを使った照り焼きがおすすめです。ゆずの風味がよくお弁当やおつまみにもなります。
ゆずは色々な食べ方ができる!
ゆずは爽やかな香りと酸味のある果汁を活かして、和食や洋食、スイーツなどいろいろな食べ方ができます。ゆずは冷凍保存や加工しての長期保存も可能です。自分好みのゆずのおいしい食べ方を見つけてみましょう!