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ししとうの特徴
鮮やかな緑色のししとう(獅子唐)は、独特のほろ苦さが特徴の緑黄色野菜です。ハウス栽培も盛んにおこなわれ、通年手に入りますが、露地物は初夏から夏にかけて旬を迎えます。太陽の光をたっぷり浴びたししとうは、ビタミンCやカロテンが豊富に含まれています。
ししとうは唐辛子の一種で、甘とうがらし(甘味種唐辛子)に分類されます。ピーマンやパプリカも甘とうがらしの一種と言われ、ししとうの仲間とされています。
ししとうの見た目は唐辛子に似ているので、辛そうに見えますが基本的には辛くないのが特徴です。ししとうは唐辛子の仲間なので、辛み成分であるカプサイシンがわずかながら含まれていることがあります。
そのため、成長の過程で乾燥などの強いストレスにさらされると、辛いししとうになってしまうことがあります。辛いししとうは、果実が硬かったり、小さく形が悪いことが多いので、手に入れる際によく見比べてみるといいでしょう。
新鮮なししとうの選び方には簡単なポイントがあります。まずは、みずみずしくつやとハリがあることと、ヘタの切り口が黒ずんでいないものが新鮮な証拠です。大きすぎるのもは、成長のし過ぎで味が落ちていることもあるので、適度な大きさのものを選ぶといいでしょう。
ししとうは寒さや乾燥に弱く、正しく保存しないと劣化が早まることがあります。ししとうの保存方法はキッチンペーパーでいくつか、まとめて包み保存袋にいれて野菜室に入れます。
冷凍保存したい場合は、茎を取り洗ってからよく水気を拭き、冷凍用保存袋に並べて入れて冷凍します。冷凍したししとうは半解凍状態で下処理をして使いましょう。
ししとうの食べ方(下ごしらえ)
ししとうの食べ方は天ぷらや炒めものが多く、お酒のつまみにする食べ方のイメージも強いかもしれません。しかしサッとグリルしただけの食べ方や、洋風にアレンジした食べ方など、副菜やお弁当のおかずとしてもおすすめです。
ししとうをおいしく食べるために、下処理の方法を知っておきましょう。ししとうの下処理は食べ方によって変わることがないため、基本をおさえれば大丈夫です。
基本の下処理レシピ
ししとうの下処理はとても簡単で、ヘタの上の部分を切り落とし、縦に切れ込みを少し入れるだけです。ししとうに切れ込みを入れるのは、加熱したときに爆発しないようにするためです。
食べ方や調理の仕方によっては切れ込みを入れず、爪楊枝などで数か所穴をあける方法もあります。また、ヘタの部分を切り落とした時に、中が見えるようになっている場合も切れ込みを入れずに調理できます。
種の取り方
ししとうは小ぶりなため種を取るのが難しいですが、とても簡単に取り除く方法があります。ししとうをまな板に乗せ、手でゴロゴロ転がします。十分に転がしたら、ヘタを切り落として、切り口を下にして上の方を弾くようにすると、種が中から飛びだします。
この下処理方法は、ししとうの姿を保ったままきれいに種が取れるので、天ぷらなどそのままの形で調理したい場合におすすめです。
種は食べられる?
ししとうの食べ方で気になるのが、種が食べられるかどうかです。ししとうの種は小さくて柔らかいのでそのまま食べられます。家庭菜園などで育ちすぎてしまったししとうは、種が硬いこともあるので取り除いてから調理するといいでしょう。
ししとうの種が黒っぽくなっているのは、鮮度が落ちてきている証拠です。ヘタや表面が黒っぽくなってくるのも同じなので、そのような場合は早めに食べるようにしましょう。
ししとうの簡単な食べ方
ししとうは丸ごと食べられる野菜なので、その特徴を生かした食べ方がおすすめです。小さく火の通りも早いため、あと一品欲しい時の副菜にする食べ方や、サッと炒めておつまみにする食べ方などがあります。
ししとうは小ぶりで独特の苦みがありますが、味はピーマンに似ています。そのため、ピーマンの替わりにする食べ方もできます。例えばチンジャオロースのように牛肉と炒める食べ方や、なすと一緒に味噌炒めにする食べ方もおいしく、お弁当のおかずにもなります。
ししとうは丸ごと食べられて下処理も簡単なので、ピーマンやパプリカを使って料理をするよりも時短になります。ししとうは少し苦みがありますが、食べ方を工夫すれば苦みも感じにくくなるでしょう。
ししとうの中には、ジャンボししとうという大きくなるタイプのししとうがあります。このようなししとうの食べ方は肉巻きや肉詰めにするのがおすすめです。ボリュームとインパクトがあるので、食卓の会話も弾むでしょう。
ししとう焼き
ししとうのおいしさを余すことなく楽しめる簡単な食べ方は、シンプルに丸のまま焼くだけです。ししとうの表面に切れ込みを入れるか穴をあけて、フライパンやトースターを使って焼くといいでしょう。
フライパンで焼く場合は、少し強めの火加減で焼きましょう。表面に焦げ目ができると香ばしさがプラスされさらにおいしくなります。焼き上がったらさっと醤油をかけて完成です。
ししとうの苦みが気になる場合の食べ方は、甘めの焼肉のたれをかけるのがおすすめです。苦みが和らぎ子供でも食べやすくなります。ししとうをいくつかまとめて串で刺してから焼くと見栄えが良く、お店のような見た目の食べ方ができます。
ししとうのレンジで時短でできる食べ方
ししとうは火の通りが早いので、電子レンジを活用した食べ方も豊富です。電子レンジを使うと時短にもなり、今すぐ食べたい時や忙しい朝でも簡単に作れます。
ししとうの煮浸し
レンジで簡単に時短できるレシピで人気があるのは、煮浸しです。電子レンジで作るので、洗い物が少なく時短になり、料理が苦手な方でも気軽に挑戦できるレシピでしょう。
ししとうの表面に切り込みを入れるか、穴をあけて耐熱ボウルに入れます。水・めんつゆ・酒・みりんを混ぜたものを、ししとうがひたひたになるくらい入れてラップをします。600Wで2分~3分加熱して、粗熱が取れたら完成です。
食べる直前にかつお節をかけると風味がよく、より一層おいしくなります。出来立てでも十分おいしいですが、おすすめはよく冷やす食べ方です。ししとうによく味が染みて、ご飯のお供になります。
ししとうの煮浸しを簡単にアレンジする食べ方もあります。おすすめのアレンジは、仕上げに七味をかけることです。ピリッした辛みとししとうの苦みが味わえる、大人の食べ方ができます。
ししとうのおつまみにおすすめの食べ方
ししとうをおつまみにする食べ方で多いのは、天ぷらや串焼きなどがあります。意外かもしれませんが、ししとうは洋風の味付けをする食べ方もできます。おつまみにはもちろん、ご飯のおかずとしてもおいしい食べ方を紹介します。
ししとうのガーリックバター炒め
ししとうとベーコンに、にんにくをきかせてバターで炒めるレシピを紹介します。少し濃いめの味付けにするとお酒がすすみますし、ごはんやパンと相性もいいです。
下処理をしたししとうと、ブロックベーコンを細切りにしたものを用意します。にんにくは皮を剥いて潰しておきましょう。フライパンに少量の油を入れて、ベーコンをじっくり炒めてカリカリにします。そこにししとうとバターをいれ、塩コショウで味を調えたら完成です。
これだけでも十分簡単ですが、グラタン皿などにすべての材料をのせてトースターで焼いて食べることもできます。トースターを使うことで時短になり、ながら料理もできるおすすめの食べ方です。
ししとうのチーズ焼き
ししとうのチーズ焼きは、苦みがまろやかになる食べ方です。大人も子供も一緒に楽しめる食べ方で、パーティーなどの副菜にもおすすめです。トースターを使うで時短にもなりますし、忙しい朝でも簡単に作れるレシピです。アルミカップで作ればお弁当にもぴったりです。
下処理をしたししとうをグラタン皿などの耐熱皿に並べて、ハーブソルトをふり、トースターで焦げ目がつくまで焼きます。焦げ目が付いたら1度取り出して、溶けるチーズをかけてもう1度トースターで焼きましょう。
表面がこんがりしてきたら完成です。ししとうと一緒にミニトマトやベーコンをくわえると彩りがよくなるのでおすすめです。時短で簡単なおつまみレシピなので、自分好みの具材を足してオリジナルの食べ方を見つけるのもいいでしょう。
ししとうには意外とたくさんの食べ方がある!
ししとうは辛みがなく、丸ごと食べられる万能野菜です。食べ方のレパートリーも多く、簡単な時短レシピも豊富にあります。通年手に入るので、好みの食べ方を見つけて、ししとうのおいしさを楽しみましょう。