【菊芋】のおいしい食べ方！ヘルシーで簡単なおすすめレシピも

菊芋がどのような食材か、知らない方も多いのではないでしょうか。菊芋とは「きくいも」と読み、見た目は生姜に似ている食材です。北アメリカが原産の芋で、キク科ヒマワリ属に分類されます。複数年にわたって同じ形状を維持する多年生植物に該当しています。

菊芋は、秋に花を咲かせた後、地下茎に栄養を蓄えて塊茎（かいけい）を作ります。食用になるのはこの塊茎の部分で、栄養価が非常に高いです。

収穫時期は11月から3月で、食べ頃の時期としては旬である11月及び12月頃がおすすめです。菊芋はイモ類の中ではでんぷんの含有量が少ないことでも有名で、ダイエット中でも比較的摂取しやすいです。

菊芋は、さまざまな食べ方ができます。皮ごと食べられるので、生でサラダにするのも良いでしょう。おかずや主食にも利用できる食べ方の豊富さが魅力です。菊芋の食べ方について、おすすめのレシピを紹介するので、ぜひ菊芋を上手に使った食べ方をマスターしてみてください。

菊芋にはさまざまな調理方法や食べ方が選択できます。まずは基本的な菊芋の食べ方を理解して、応用していきましょう。菊芋の豊富な栄養素を上手に効率よく取り入れる食べ方としては、皮ごと全部食べるのと、ゆで汁もすべて利用するのがもっともおすすめできます。

菊芋の皮には、食物繊維やポリフェノールが豊富に含まれているため、皮ごと利用する食べ方が栄養素摂取の面で最も良いでしょう。また、菊芋に豊富に含まれるイヌリンは水溶性であるため、茹でて調理すると栄養素が溶け出します。茹で汁もすべて使った食べ方を取り入れましょう。

先ほど紹介したように、菊芋の皮は捨てずに食べられます。ポリフェノールや食物繊維を豊富に含んでいる皮は、捨てるのはもったいないです。生姜の皮と同様、菊芋の皮は薄いため、そのまま捨てずに食べても食感が悪くなることも少ないでしょう。

菊芋の皮は多少のアクを持っているため、渋みや食感が気になる場合は皮を取り除く食べ方をしましょう。皮を取り除きたい場合は、包丁で処理するよりも金属たわしなどでこするときれいに取れます。菊芋の食べ方を考える際には皮の取り扱い方を考えてみましょう。

菊芋のおいしい食べ方のためには、正しい下処理方法を取り入れましょう。まずは、菊芋についている土をたわしなどできれいに取り除きます。塊が積み重なっていて土をきれいに取り除けない場合は、包丁などで切り取ってすき間に残っている土をたわしで取り除きましょう。

菊芋を切った時の断面が赤いと驚く方も多いかもしれませんが、これはポリフェノールの色ですので、そのままの食べ方をして問題ありません。前述のように、菊芋の皮の部分には豊富な栄養素が含まれているため、食感やアクが気にならない場合は捨てない食べ方が良いでしょう。

菊芋のアク抜きは、気にならない方は実施する必要はありません。菊芋のアクはポリフェノールが酸化したものですので、害はありません。アク取りをしないと変色しやすくなるため、風味だけでなく見た目も気にする場合はアク抜きをすると良いでしょう。

菊芋は、さまざまな食べ方ができる食材です。栄養素を最大限に効率よく摂取するためには、生での食べ方がおすすめです。サラダの食材として使用するレシピはたくさん公開されていて、一般家庭で広く利用されています。

菊芋を使った食べ方のうち、加熱などの調理をせず生で食べるおすすめのレシピを2種類紹介します。普段から菊芋を食卓に利用している方も、そうでない方も取り入れやすい比較的簡単なレシピですので、生で栄養素をしっかり摂取できる食べ方をぜひ実践してみてください。

菊芋のツナサラダは、比較的簡単に作れる簡単な食べ方です。サラダとしては定番のツナと、シャキシャキ食感を楽しめる生の菊芋の相性は良く、生で菊芋を食べるレシピとしては定番といえるでしょう。用意するのは、菊芋・にんじん・きゅうり・いりごまです。

菊芋は千切りにして水にさらしてアク抜きをします。にんじんときゅうりも千切りにしておきます。ボウルに食材を入れ、軽く汁抜きをしたツナ缶・酢・塩・胡椒を加えて混ぜ合わせます。そのあと器に盛りつけ、軽くいりごまを振りかければ、出来上がりです。

菊芋の青のりサラダは、ごぼうのような風味と食感を感じながら、シャキシャキとした食べ方を楽しめるレシピです。青のりの程よい香りが食欲を掻き立て、ご飯が進むサラダとなるでしょう。用意する食材は菊芋とマヨネーズ、青のりだけですので、準備にも手間がかからない食べ方です。

レシピとして簡単で、初めてでも取り組みやすいでしょう。菊芋を細切りにしてボウルに入れ、マヨネーズを加え混ぜ合わせます。更に青のりを加え混ぜ合わせ、器に盛り付けて完成です。皮のまま細切りで問題ありませんが、食感や風味が気になる方は皮を取り除いた食べ方にしましょう。

菊芋は、生でサラダとしての食べ方をするケースが多いですが、それ以外にも炒めたり煮たりする食べ方に対応しています。おかずとしても使いやすく、あらゆる料理に加えて調理ができる食材です。栄養価も豊富で食感も良く、使いやすい食材としてあらゆる食べ方に応用できるでしょう。

菊芋をおかずとしておいしく食べる食べ方のうち、特におすすめのレシピを2種類紹介します。今回紹介する食べ方以外にも、SNSや各種ホームページでたくさんのレシピが公開されているので、ぜひ自分に合った食べ方を見つけて最大限に活用してみてください。

菊芋のきんぴらは、食材本来の食感と味わいを最大限に生かした、和風の調理方法であるおすすめの食べ方です。白ご飯が進むおかずとして食卓に加えやすい一品です。用意する食材は、菊芋・にんじん・油揚げです。調味料にはめんつゆ・いりごま・ごま油を用意しましょう。

菊芋は皮のまま千切りにします。にんじんも同様に千切りにしておきましょう。油揚げは熱湯をかけて表面の油分を取り除き、水気を切ってから細長く切っておきます。フライパンに菊芋とにんじんを入れて、ごま油で炒めていきます。

めんつゆを加えてさらに炒め、水気が無くなるまで炒めたら完成です。甘辛く仕上がる味わいは、ごはんのお供にぴったりのおすすめの食べ方です。

鶏もも肉と菊芋の甘酢炒めは、タンパク質と食物繊維をバランスよく摂取できる栄養素の面でおすすめの食べ方です。甘酢で仕上げる味わいと、菊芋のシャキシャキ食感及び鶏肉のジューシーさが絡み合って、ご飯と相性の良い食べ方といえるでしょう。

菊芋と鶏肉は、一口大に切っておきます。鍋に5cmほどの揚げ油を入れ、170度に加熱します。菊芋と、片栗粉をまぶした鶏肉を入れて揚げます。3分ほど揚げたら油から上げましょう。フライパンに砂糖とポン酢をひと煮立ちさせてから食材を加えて味が馴染むまで炒めて完成です。

菊芋の食べ方として、生のレシピとおかずのレシピを紹介してきましたが、主食としての食べ方もできます。菊芋のシャキシャキ食感を取り入れたご飯は、食欲をそそりおいしく仕上がります。さまざまな菊芋の食べ方を食卓に取り入れて楽しみましょう。

菊芋を利用した主食の食べ方の代表例を1つ紹介します。今回紹介するレシピ以外にも、SNSやホームページ上でたくさん公開されています。また、自分でお好みの食べ方を見つけるのも楽しいでしょう。ぜひ自分に合った食べ方を取り入れてみてください。

菊芋を主食として楽しむ食べ方といえば、菊芋の炊き込みご飯がおすすめです。タケノコのようなシャキシャキとした食感がご飯に取り入れられる、食べやすく優しい味わいの炊き込みご飯です。菊芋・油揚げ・しめじ・生姜を用意しましょう。

菊芋は1cm角程度にカットし、しめじは根元を切り落としてほぐしておきます。生姜は千切りにしましょう。油揚げは表面の油をふき取り、細長く切ります。炊飯器に米・酒・塩・しょうゆ・だし汁の順に入れ、最後に食材を入れて炊き上げれば完成です。

菊芋は、皮ごと生で食べられる食材です。調理してもおいしく食べられるので、さまざまな食べ方に活用できるおすすめの食材です。栄養素の面でも充実しており、特にポリフェノールや食物繊維が多く、健康に貢献してくれるおすすめの食材といえるでしょう。

菊芋の自分に合ったおすすめの食べ方を見つけて、ぜひ普段の食卓に取り入れてみてください。これまで菊芋を使ってこなかった方も、ぜひ今回紹介した食べ方を試してみてください。