【オクラ】の簡単でおいしい食べ方！下ごしらえの方法やレンジを使ったレシピも

普段からオクラを食事に取り入れている方も多いのではないでしょうか。オクラといえばねばねば食感が特徴的な野菜で、栄養価に優れた食材として日本食を中心に広く利用されています。鮮やかな深緑と外に薄く生えている産毛が見た目の特徴といえるでしょう。

オクラは、実は食べ方の種類が豊富な食材です。茹でて柔らかくする食べ方が一般的ですが、他にも生でサラダとして食べたり、レンジで手軽に下ごしらえをする食べ方もあります。オクラの食べ方やおすすめレシピを紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

そもそもオクラはどのような野菜でしょうか。オクラは緑黄色野菜の一種で、栄養素を豊富に含んでいます。オクラがねばねばなのは、ガラクタンやペクチンなどの食物繊維によります。特にペクチンは血中コレステロールや血糖値を下げて、かつ便秘解消に効果があると考えられています。

オクラの一般的な食べ方といえば、茹でる方法ではないでしょうか。ねばねば感が強く出てきて、味わい深く楽しめる食べ方です。しかし、オクラはそれ以外にもあらゆる食べ方や調理法に対応しています。レシピがたくさん公開されているのでぜひSNSなどをチェックしてみてください。

オクラの旬は、夏とされています。オクラはもともと南国の野菜であるため、日本で生産する場合は夏場が主な収穫時期となります。暑い夏場でも、さっぱりと涼しく楽しめる食べ方が多いのも特徴といえるでしょう。

タイなど、日本よりも暖かい地域で生産されているオクラは、年中収穫できるため季節を問わず輸入してくることも多いです。オクラにはさまざまな食べ方があり、夏の暑い時期でさっぱりと楽しむ食べ方がメインですが、他の季節でも楽しめる食べ方を取り入れてみましょう。

オクラを美味しく食べるために、適切な調理方法や食べ方を理解しましょう。まずは下ごしらえの方法を理解することが大切です。どのような食べ方をするにしても、下ごしらえをしっかりとするのとしないのとでは、料理の仕上がりに大きな差が生じてしまう可能性があります。

オクラの下ごしらえの仕方について、食べ方ごとにおすすめの方法を紹介します。いずれも難しいことはなく、慣れるとそれほど手間をかけずに実行できるので、ぜひそれぞれの食べ方ごとの下ごしらえの方法をマスターして日常的に実践してみてください。

オクラは、加熱などをせず生での食べ方ができる野菜です。生での食べ方を楽しむために、しっかりと下ごしらえをしておきましょう。まず、オクラのヘタの先端を包丁で切り落とし、ガクの黒くなっている部分をぐるりと包丁でむきます。これは、茹でる食べ方でも同様の処理となります。

そのあと手に適量の塩を取り、オクラの産毛をこする感覚で、全体を塩で磨いていきます。汚れを取るとともに産毛が気にならなくなり、生での食べ方でも食感がよく口当たりがさっぱりとして食べやすくなります。見た目が鮮やかになる点も魅力です。

茹でてから調理する場合の下ごしらえは、目指す仕上がり具合によって処理の仕方を変える必要があります。シャキッとした食感を残した食べ方をしたい場合は1分ほど茹でてからすぐに氷水などにつけてからザルに上げて冷まします。

トロトロした柔らかい食べ方を楽しみたい場合は、長めに茹でてから切ると良いでしょう。茹でてからヘタを取りガクの黒い部分を包丁で取り除きます。ヘタとガクを取り除いてから茹でると水が中に入って仕上がりが水っぽくなってしまうため、おすすめできません。

オクラの調理には、電子レンジを使って温める方法があります。短時間で調理が済み、手間がかからない食べ方で人気があります。まずは塩をまぶして全体をこすります。洗い流した後、ヘタの先端とガクを取り除き、爪楊枝で数か所に穴を開けます。

耐熱皿に移し、軽くラップをかけて600Wにて40秒ほど加熱します。中に火が通っていたら、粗熱を取って完成です。オクラのシャキシャキ感を残しながら、火を通して噛みやすくできる食べ方です。穴を開けるのは火を通しやすくし、爆発を防ぐためのコツですのでぜひ実践しましょう。

オクラを茹でた場合の、おいしい食べ方について紹介をします。オクラを茹でる食べ方をする際には、茹でた後の仕上がりをどのようなものにするのかを想定しておきましょう。柔らかめにしたいのか、シャキシャキ感を残したいのかによって茹でる方法にも違いが出てきます。

オクラのおいしい食べ方のためのおすすめの茹で時間は、1分45秒から2分程度を目安にしましょう。茹ですぎると柔らかくなりすぎますし、短すぎると食感が硬いままになってしまうでしょう。お好みで茹でる時間を調整できれば、料理によって使い分けができておすすめです。

オクラを茹でた後は、ザル上げして冷水か氷水で冷やすと良いでしょう。こうすることでシャキシャキ感を残したまま調理ができます。トロトロ感を重視する場合は、茹で時間を延ばしたり茹でた後の冷水への投入を省略するなどが良いでしょう。自分に合った食べ方を目指してください。

オクラを茹でた後使い切れず保存しておきたい場合もあるでしょう。保存には、冷蔵庫の野菜室を使うのがおすすめです。オクラは低温に弱いため、通常の冷蔵室では傷みが早くなってしまいます。後でおいしい食べ方をするためにも、野菜室の適切な温度で保存しましょう。

もし長期間保存しておきたい場合には、冷凍保存をしましょう。冷凍用の袋などに入れてそのまま冷凍庫に入れて保存します。再び食べたい場合には軽く熱湯にくぐらせるか、電子レンジで温めるのが良いです。再び茹でるとオクラのシャキシャキ食感が損なわれてしまう恐れがあります。

オクラは、あらゆる食べ方が可能です。その中でも電子レンジを使って簡単にできる、おすすめの食べ方・レシピを紹介します。手間をかけずおいしい食べ方ができる簡単便利なおすすめレシピなので、ぜひ普段の食卓に活かしてみてください。

「オクラのナムル」は、手軽にできて病みつきになるおいしさの食べ方です。電子レンジで3分程度で完成するので、料理の時短にも役立ちます。用意するのは、オクラ・ごま油・鶏がらスープの素・しょうゆです。普段からある食材だけで作れる簡単な食べ方です。

オクラは水洗いの後ヘタとガクを取り横半分に切ります。耐熱容器に入れて600Wにより1分加熱します。加熱した後出てきた水分を捨て、温かいうちに鶏ガラとしょうゆを混ぜ合わせます。最後の仕上げにごま油を和えれば完成です。一品足らないときなどに便利な食べ方です。

「オクラの胡麻和え」は、食卓にもう一品追加したい場合や、お弁当のおかずに加えたい場合におすすめの食べ方です。ほとんど手間をかけず電子レンジで調理できる食べ方であるため、忙しい朝の時間でも十分対処できるでしょう。用意するのはオクラとすりごま及びだしじょうゆです。

洗ったオクラを1cmくらいの斜め切りにします。耐熱容器にオクラを入れ電子レンジで加熱します。2分程度が一般的ですがお好みの食べ方になるように調整しましょう。加熱後、熱い間にだしじょうゆで味をつけ、最後にすりごまで和えれば完成です。

「オクラのチーズ焼き」は、簡単にできておいしさも抜群のおすすめの食べ方です。子供のおやつやお酒のお供など、幅広い場面で楽しめる便利な食べ方です。用意するのはオクラ・スライスチーズ・こしょう・かつおぶし・しょうゆです。

オクラに塩をまぶして、磨きます。洗い流し水気を切った後ヘタの先端とガクを取り除きます。耐熱皿にオクラ・ちぎったスライスチーズの順で入れ、ラップをかけて600Wで1分30秒くらい加熱します。加熱後、こしょうを振りかつおぶしを乗せてしょうゆで味付けをすれば完成です。

オクラは、健康に良いねばねばとシャキシャキ食感を楽しめるおすすめの野菜です。今回紹介したように、さまざまな食べ方があるので、ぜひお気に入りの食べ方を見つけて日常の食卓に取り入れてみてください。

オクラは生でも茹でてもおいしい食べ方ができます。また、電子レンジを使って短時間で手軽に料理ができる便利な食材であるため、上手に活用しましょう。