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カーネーションのドライフラワーの作り方
ガーデニングから花束やブーケなどのフラワーアレンジメントまでいろいろなスタイルで楽しめる花・カーネーションは、ドライフラワー・装飾花としても人気があります。
カーネーションといえば日本では「母の日」、海外では「Happy Mother’s Day」で有名で、感謝の言葉を添えてカーネーションをプレゼントするのが定番です。またカラーが豊富なカーネーションは花束としても人気で、色にはさまざまな意味があります。
例えば母の日カーネーションの定番である赤カーネーションも、一般的な赤であれば「母への愛」が有名ですが、濃い赤のカーネーションは「哀れみ」と全く違った意味になります。
フラワーブーケで人気の紫カーネーションは「気品」ですし、かわいらしい色が人気のピンクカーネーションには女性に対する誉め言葉がたくさんあります。
このように花の色だけでもいろいろな意味を持つカーネーションなので記念日やお祝いの花束でカーネーションをもらう機会も多いですが、生花の状態だとあまり長持ちしません。
ところが花の長期保存法として昔から人気のドライフラワー・装飾花にすると、プレゼントされたカーネーションも長く楽しむことができます。
カーネーションはフリル状の花弁が幾重にも重なっているのでドライフラワー加工が難しいイメージがありますが、花弁にはあまり水分を含んでいません。
花弁が重なっていて水分が多い花種は均等に乾燥させることが難しいので、ドライフラワー・装飾花初心者がチャレンジすると失敗することが多いです。
しかしカーネーションはどちらかというと花弁に含まれる水分が少ない花種なので、ドライフラワー・装飾花初心者でもできる簡単な作り方ならほとんど失敗しません。また花種が豊富にあることも、ドライフラワー・装飾花に適しているといえます。
例えばベージュ系のカーネーションキャラメルは定番品種ですがシックで大人っぽい雰囲気んがありますし、スプレー型と呼ばれるカーネーションロイヤルグリーンはウェディングブーケの花材として人気があります。
気温によって花色が変化するカーネーションクレオラや星形の花弁がかわいいと人気のカーネーションスターチェリーも、ドライフラワー・装飾花にすると雰囲気が変わります。
そのためドライフラワー・装飾花単体で楽しみたい人にもカーネーションはおすすめですし、ドライフラワーブーケのようにアレンジを楽しみたい人にもおすすめです。
1:ハンギング法
ハンギング(自然乾燥)加工法は、ドライフラワー・装飾花加工法の中で最もよく知られてる作り方です。風通しの良い場所を選んで吊り下げ乾燥するだけなので、特別な道具を必要としません。
ドライフラワー特有のくすんだ色に変わりますが、上品なアンティーク風に仕上がるのでおしゃれなインテリアアイテムとしてカーネーションドライフラワー・装飾花を取り入れたい人におすすめです。作り方は非常に簡単です。
用意したお気に入りのカーネーションに麻紐を取り付け、風通しの良い場所に吊るします。この時にカーネーションに直接日を当てないようにすることが失敗しないためのポイントなので、吊り下げる場所だけは注意して選びましょう。
なお自然にカーネーションから水分が抜けるのを待つシンプルなドライフラワー加工方法なので、完成までの時間は作業をする環境や気温によって異なります。
概ね3週間かかりますがドライフラワー加工中も色の変化があるので、おしゃれなフラワーインテリアとして楽しみたい人におすすめなドライフラワー・装飾花加工方法です。
2:シリカゲル法
シリカゲル(乾燥剤)加工法は、カーネーションの色を楽しみたい人におすすめのドライフラワー加工方法です。カーネーションは花弁の水分含有量が少なめなので、自然乾燥でも失敗はそれほどありません。
しかし乾燥過程で花弁の色を構成する色素が環境の変化によって変質するため、生花の美しい色のままドライフラワー化させることは難しいです。しかも乾燥に時間がかかるほど変色が起こるので、カーネ―ションの魅力である色の楽しみ方も変わります。
その点シリカゲル加工法は乾燥剤によって短時間に乾燥するドライフラワー加工法なので、鮮やかな色のドライフラワー・装飾花が作れるのがおすすめポイントです。
使用するのは乾燥剤であるシリカゲルですが、食品保存用乾燥剤ではなくドライフラワー専用乾燥剤を使用することでむらなくきれいに水分を取り除くことができます。乾燥剤は蓋つき密閉容器に入れて使いますが、ドライフラワー専用容器を用意する必要はありません。
乾燥剤が空気に触れない状態を作ることがポイントなので、食品保存用のプラスチック容器でOKです。ドライフラワー加工期間はカーネーションの大きさにもよりますが、概ね2週間~3週間が目安になります。
複数の花を作る場合
複数のカーネーションをまとめてドライフラワー加工する場合は、むらなく乾燥させることが失敗しないためのポイントです。ドライフラワー専用乾燥剤は粒子が細かいので、花弁が重なっているカーネーションでもきれいなドライフラワー・装飾花にできます。
しかし一度に複数のカーネーションをドライフラワー加工する場合、花と花が重なってしまうと乾燥剤の効果にむらができるため色褪せが起きやすくなります。
そのため重ならないように並べることが失敗をしないための基本ですが、詰め込み過ぎないことも色を楽しむドライフラワー・装飾花に仕上げるために重要なポイントです。
3:グリセリン法
化粧水の原料にも使われるグリセリン溶液でドライフラワー・装飾花に仕上げるグリセリン加工法は、カーネーションの持つ風合いを楽しみたい人におすすめのドライフラワー加工方法です。
短時間で仕上がるので花色も残しやすいですし、質感もほかのドライフラワー加工方法より生花に近いので飾り方のバリエーションが広がります。
概ね1週間~10日と短時間でドライフラワー・装飾花ができあがりますから、時間をかけずにカーネーションドライフラワーを作りたいという人にもおすすめです。
使用するグリセリン溶液はドラッグストアで手に入るものを使用しますが、グリセリン溶液と熱湯を使用するため蓋つき容器の準備が必要になります。
グリセリン溶液と熱湯は1対3を目安にまぜますが、カーネーション全体を漬け込むわけではなく根元3㎝~5cmが浸る程度の量を使います。そのため高さのある容器を用意するのが、グリセリン溶液を使うドライフラワー加工方法のポイントです。
カーネーションのドライフラワーの失敗を防ぐコツ
花弁の水分含有量が少なめなカーネーションはドライフラワー・装飾花初心者でも失敗なく作れるおすすめの花材ですが、ドライフラワー加工中に枯れたり黒ずんだりする失敗がなくなるわけではありません。
飾りながら加工ができるハンギング加工も、飾り方を優先して日差しが当たる場所に保管してしまうと枯れてしまいます。ドライフラワー・装飾花は枯れた花ではありませんから、枯れてしまえば失敗です。
その他の加工法も正しい方法で行うことが失敗しないための条件なので、正しい加工法で作ることは重要なポイントになります。その上で、さらに失敗しないためのドライフラワー加工法のポイントがあります。
新鮮な状態でドライフラワーにする
生花を使用したドライフラワー・装飾花は、どの加工方法でも完成までに時間がかかります。そのためドライフラワー・装飾花に使用するカーネーションは、新鮮なものを選ぶのが重要です。
なお開化の状態も満開ではなく「もう少しで満開」の状態を見極めて花材に使用した方が、形びきれいなドライフラワー・装飾花に仕上がります。
カーネーションのドライフラワーの人気アレンジ
出来上がったカーネーションドライフラワーは、アレンジすることで飾り方のバリエーションが広がります。ドライフラワー・装飾花のアレンジ方法として定番なのはリースアレンジですが、花色が美しく種類も豊富なカーネーションはリース以外のアレンジもおすすめです。
ブーケ
カーネーションの花色を楽しむドライフラワー・装飾花のアレンジには、ブーケアレンジも人気があります。ブーケ―アレンジでは大きさや花色の異なるカーネーションを組み合わせる作り方が人気ですが、カーネーション以外の花と組み合わせるのもおすすめです。
ハーバリウム
破損しやすいカーネーションドライフラワー・装飾花を気軽に楽しめみたいなら、ハーバリウムアレンジがおすすめです。ハーバリウムアレンジは専用オイルと容器を準備するだけなので、初心者でも簡単に作れます。
またどこにでも置けるハーバリウムアレンジは飾る場所や飾り方もバリエーションが広がるので、カーネーションドライフラワー・装飾花のアレンジにおすすめです。
カーネーションのドライフラワーの飾り方
作り方によっていろいろなアレンジが楽しめるカーネーションドライフラワー・装飾花は、飾り方も自由にアレンジができます。一輪挿しにさすシンプルな飾り方もおしゃれですし、色や大きさの異なるカーネーションを組み合わせてガラス瓶に入れる飾り方もおすすめです。
吊り下げる飾り方も自然乾燥させたカーネーションを使えばアンティーク風になりますし、生花のような風合いに仕上げたカーネーションはボリュームのあるスワッグにして吊り下げるとインパクトのあるおしゃれインテリア小物になります。
カーネーションのドライフラワーを飾ろう!
かわいらしい印象から大人っぽい印象までさまざまな表情が楽しめるカーネーションは、ドライフラワー・装飾花にするとさらに違った雰囲気が楽しめるようになります。
花弁が多いので作り方が難しいイメージがありますが初心者向作り方なら失敗も少ないですし、飾り方やいつもと違うアレンジにするのもおすすめの楽しみ方です。