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スパイシーな旨さが魅力の「ジャークチキン」
ジャークチキンとはどのようなものでしょうか。最近では世界中でジャークチキンを提供しているお店が増え、多くの人に知られるようになりました。ジャークチキンはジャマイカで古くから食べられている鶏肉を使った家庭料理の一つです。
ジャークチキンの特徴は、多くのスパイスやハーブに漬け込まれた鶏肉を炭火で焼いていることです。ジャマイカでは家庭や屋台により味付けが様々で、はっきりとしたレシピがないというのが実情です。スパイスの効いたレシピもあれば唐辛子の辛味が際立つレシピもあります。
しかしどのジャークチキンにも共通しているのはオールスパイスと呼ばれる香辛料とチリペッパーなどの辛味が付いている点です。ジャークチキンは単に辛い鶏肉料理という訳ではなく、スパイスやハーブの旨味や香りが染み込んだ味わい深くておいしい料理です。
ジャマイカの国民食
ジャークチキンの歴史はとても古いと言われています。南米から移住してきたインディアンがジャマイカに定住した時に、肉を保存するために使っていた方法が由来とされています。
インディアンがやっていた肉の保存方法を受け継ぎ、塩やペッパー・スパイスを使って肉を保存するようになりました。今では様々なスパイスを使ったジャークチキンとして、多くのジャマイカ人に愛されるソウルフードとなっています。
「ジャーク(ジャーキング)」という調理方法が特徴
ジャークチキンのジャークという言葉の語源には諸説あります。ある料理史研究家によるとスペイン語で「乾燥させて皮を取った肉」という意味のジャークが由来とされています。後に「肉に穴を開けてスパイスを浸透させやすくする」というジャーキングという動詞となりました。
他にもジャークチキンの名前の由来は「いろいろなスパイスの入ったマリネ液の中に肉を漬け込む」調理法が語源だとも言われています。いずれにしてもジャークチキンの特徴はスパイスが決め手の調理法です。
ジャークチキンの本格レシピ
ここではおうちでも簡単にジャークチキンが作れるレシピをご紹介します。まずはじめに本格的なジャークチキンを作ってみましょう。キャンプなどアウトドアで作る際にも事前に準備しておくと、とてもおいしいジャークチキンを簡単に作ることができます。
鶏モモ肉のジャークチキン
本格的なジャークチキンレシピでは数種類のスパイスを使います。スパイスはオールスパイス大さじ4・タイム大さじ1・バジル大さじ1・ブラックペッパー大さじ1・シナモン大さじ1/2・ナツメグ少々です。お好みでチリパウダーを入れるのもおすすめです。
これらのスパイスはスーパーのスパイス売り場で揃えることができます。スパイス類に塩小さじ1を加えるとジャークチキン用のシーズニングが完成します。ジャークチキンは決まったレシピがありませんので、お好みに合わせてスパイスを加減すると良いでしょう。
鶏もも肉を漬け込むペーストソースに必要な材料は長ネギ・ニンニク・ケチャップ・酢です。ペーストソースの材料の中で重要なのは長ネギです。長ネギを入れることにより、ソースにとろみがつき鶏もも肉と絡みやすく風味が増します。
作り方
まずはじめにミキサーでスパイス類を粉末状にします。砕けにくいオールスパイスを先に入れ砕いておきます。あらかじめ粉末状になったタイムやバジル・シナモンなどはミキサーにかけすぎると香りが飛んでしまいますので、後から入れるようにします。さらに塩を加えます。
続いてペーストソースを作ります。ざく切りにした長ネギと、ニンニクペースト・ケチャップ・酢をミキサーに入れ、滑らかなソースになるまでしっかりと混ぜます。ペーストソースが出来上がったら粉末状にしたスパイス類を混ぜ合わせます。
鶏もも肉一枚はキッチンペーパーで水分をしっかりと拭き取り、スパイス類とペーストを混ぜ合わせたソースが全体に行きわたるように揉みこみます。このレシピのポイントは鶏もも肉の水分をきちんと拭き取るということです。そうすることでよりおいしいジャークチキンが出来上がります。
そのまま冷蔵庫で一晩寝かせておきます。急いでいる場合でも最低3時間くらいは漬け込むと良いでしょう。次の日、フライパンを熱して油をひき、身の方から焼き始めます。弱火で約15分焼き、焼き色がついたら裏返して皮面を焼きます。
皮がパリッと焼き上がるように余分な油を拭き取ります。仕上げにトースターやグリルで皮面を焼いてパリッとさせるのもおすすめです。
ジャークチキンのアレンジレシピ
ジャークチキンを和風にアレンジした簡単なレシピや他のアレンジもご紹介します。和風ジャークチキンはスパイスも使いますが、和風にアレンジしているので日本人になじみのある食べやすいジャークチキンが出来上がります。
また他のアレンジもとてもおいしいのが、ジャークチキンです。子供たちも喜ぶジャークチキンに仕上がることでしょう。是非お試しください。
和風ジャークチキン
和風ジャークチキンの簡単な作り方もスパイス類に一晩漬けこむ工程は変わりません。前の日から仕込んでおけば、仕事から帰って後は焼くだけですのでとても簡単です。ここでは鶏手羽元を使います。鶏肉はもも肉や胸肉でもおいしいジャークチキンができます。
漬け込むためのソースの材料はしょうゆ大さじ1・レモン汁大さじ1・オールスパイス大さじ1・おろしニンニク小さじ1・おろしショウガ小さじ1、一味唐辛子小さじ1・塩こしょう小さじ1です。ジャークチキンに欠かせないオールスパイスは必要ですので揃えておきましょう。
作り方
まずはじめに鶏手羽元は骨に沿ってフォークで数か所穴を開けておきます。ポリ袋の中に漬け込み液と手羽元を入れよく揉みこみます。空気を抜いて冷蔵庫で一晩寝かします。次の日、200℃に予熱したオーブンで皮目を上にして20分焼きます。焼き色がついたら完成です。
オーブンを使わなくてもフライパンでも仕上げることができます。その際には弱火でじっくりと焼き上げるようにします。皮がパリッとなるように仕上げるとよりおいしいジャークチキンになります。
カレー風味のジャークチキン
続いてご紹介するジャークチキンの簡単アレンジレシピはカレー風味です。タンドリーチキンとはまた違ったおいしいジャークチキンです。子供たちも食べられるようにスパイス類を入れずに作るレシピです。
作り方
鶏もも肉は厚みが均等になるように開いておきます。ミキサーに玉ねぎ1/4個・ニンニク・しょうゆ小さじ1・塩小さじ2・はちみつ小さじ1・カレー粉大さじ1・レモン汁15g・オリーブオイル小さじ1を入れ、滑らかになるまで混ぜます。
漬け込み液を鶏肉に揉みこんで、一晩冷蔵庫に入れておきます。フライパンやオーブンで皮がパリッとなるように焼いて完成です。スパイスの苦手な方や子供でも食べやすくアレンジしたジャークチキンが出来上がります。
市販のソースを使ったジャークチキンの簡単レシピ
ジャークチキンを作るのに必要なスパイスを揃えるのは大変です。また揃えたとしても使い切ることができず困ってしまうこともあるでしょう。そのような時に便利なのがジャークチキン用の市販のシーズニングや漬け込みソースです。
漬けるだけのお手軽ジャークチキン
市販のジャークチキン用のシーズニングやソースは様々なスパイスがあらかじめ入っているので、鶏肉を漬け込むだけでおいしいジャークチキンを作ることができます。
例えば、日本にあるジャマイカ料理店が販売する国内製造された天然素材のみで作られた商品やコーヒーや輸入食品で有名なカルディで販売されているニンニクやネギ、オールスパイス、酢などを使用したピクルスのような風味の商品があります。
市販のジャークチキン用のシーズニングやソースは、商品によって違いがあるので試してお気に入りの商品を見つけるのも楽しいでしょう。
作り方
基本的な作り方はシーズニングと水を混ぜ、鶏肉を漬け込むだけです。短時間で味が付くようになっている商品もあるので、忙しい時など前日から仕込む時間がない日でも役立ちます。鶏肉はもちろん他にも豚肉や牛肉、エビなどの魚介類を漬け込んで焼くのもおすすめです。
先ほど紹介したようにジャークチキン用の市販のソースには種類があるので、商品の説明通りに調理しおいしいジャークチキンを作って味わいましょう。
自宅でおいしいジャークチキンを作ってみよう!
ジャマイカのソウルフードであるジャークチキンは簡単におうちで作ることができます。本格的に作ったジャークチキンは異国の味を楽しむのにうってつけです。また簡単にアレンジしたジャークチキンもとてもおいしいので是非試してみてください。