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牛肉のザブトンはどんな部位?
贅沢に肉を食べたい時に選ぶとすれば、やはり肉の王と呼ばれる牛肉でしょう。牛肉といっても食用として市場に流通する牛肉部位の種類は非常に多く、どの牛肉部位を選ぶかによって食味・風味・見た目の特徴はもちろんおすすめの食べ方も変わります。
牛肉部位は大きく分けると、牛肉定番部位・牛肉レア(希少)部位・牛肉内臓系部位の3つに区分されます。牛肉定番部位はとれる量も比較的多いため、高級と呼ばれる牛肉食材ではあるものの街のスーパーでも手に入りやすいのが特徴です。
主に焼肉・ステーキ・すき焼きなど牛肉料理ではオーソドックスな食べ方が人気で、自宅で贅沢な気分を味わいたい時に選ぶのも牛肉定番部位の特徴といえるでしょう。鮮度が命である牛肉内臓系部位も人気があります。
牛肉内臓部位も多岐にわたるため、どの位置にある内臓部位なのかによって食味・脂のり・おすすめの食べ方が違います。内臓部位は見た目や食感が苦手という人も多いのですが、牛肉内臓部位には肉のような食味や味を持つ内臓系初心者におすすめの部位もあります。
なお最も高級かつ贅沢な味わいが楽しめるのが牛肉レア部位で、牛全体に散らばっているのですが1頭からとれる量が非常に少ないため滅多に食べられないだけでなく購入も難しいです。
かくいう「ザブトン(別名ハネシタ)」も牛肉レア部位の1つで、焼肉専門店のメニューでは特上カルビなどの名称で提供される高級レア食材でもあります。
ザブトンは肩ロースのあばら骨側にある希少部位
牛レア部位/ザブトンは、牛肉全体でいうと肩の位置にあります。肩部位というと肉質はやや硬めで、脂もどちらかというと少ないのが特徴です。
肩肉というと牛肉定番部位である肩ロースがありますが、もう少し詳しい位置を説明すると牛肉肩ロースと牛肉前バラの間あたりに牛レア部位/ザブトンはあります。
牛肉肩ロースは牛全体で最も大きな部位といわれていますし、価格も比較的手頃なので牛肉食材を使った家庭料理でも人気です。ところが牛レア部位/ザブトンは、通常ルートではなかなか手に入りません。実は牛レア部位/ザブトンは、牛1頭から約1kgしかとれません。
牛肉レア部位/ザブトンの購入が難しいのは、最も大きな牛肉肩ロースの中でもより内側にあるあばら骨側の肉だからです。牛肉肩ロースが脂少なめ&やや硬いのが特徴なのに対し、より内側にある牛肉レア部位/ザブトンは霜降りとやわらかい食感が特徴に挙げられます。
口に入れたとたんにとろけてしまうほど柔らかく、それでいて牛肉特有の深いコクがあります。牛肉レア部位/ザブトンは上品な味・風味が楽しめるため、たっぷりと食べて堪能する牛肉部位ではなく、少量を上品に仕上げて食べるのがおすすめです。
ザブトンの由来
牛肉レア部位/ザブトンは、大きな肩ロース塊からザブトンと呼ばれるほんの一部だを切り分けて「牛肉ザブトン/ハネシタ」として市場に流通します。
この切り分け作業によって取り出された牛肉レア部位/ザブトンはスクエア型なので、その形状が日本の座布団(ザブトン)のように見えることが部位名の由来です。とはいえあくまでも牛肉部位ですから、正確なスクエア型ではありません。
ちなみに焼肉専門店のメニューとして牛肉レア部位/ザブトンを提供する際にはきれいなスクエア型にスライスされるので、「牛肉部位・ザブトン=四角い肉」というイメージがある人も多いようです。
なお牛肉レア部位/ザブトンは、すき焼き向牛肉食材としても人気があります。すき焼き向牛肉食材として提供する場合は横に長くスライスするのが一般的なので、場合によっては「長方形をした霜降り牛肉=牛肉レア部位・ザブトン」というイメージを持つ人もいます。
牛肉の希少部位・ザブトンの特徴や味
体の大きな食肉牛からわずかな数量しか手に入らない牛肉超レア部位・ザブトンは硬めの肉質といわれる牛肉肩ロースの1部ですが、その特徴は牛肉肩ロースの特徴とまったく違います。
牛肉の希少部位・ザブトンの特徴
牛肉レア部位・ザブトンは、見た目だけでも一般的な牛肉肩ロースとまったく違います。牛肉肩ロースは赤身で脂があまりないのですが、牛肉レア部位・ザブトンは高級牛肉の象徴ともいえる霜降りが全体にあります。
霜降りは上質な牛肉に共通する特徴ですから、牛レア部位・ザブトンは間違いなく高級なレア食材といえます。また霜降りの美しさも、牛肉レア部位・ザブトンの魅力です。
芸術品とも称される美しい霜降りを持つ牛レア部位・ザブトンは非常にやわらかく、脂の旨味はコクに変わります。そのため徹底した鮮度&品質管理を行っている牛肉専門店では、生のレア部位・ザブトンを寿司ネタや刺身として提供することもあるほどです。
牛肉の希少部位・ザブトンの味
しっかりと脂がのっているのに独特のクセがほとんどないのが、牛肉レア部位・ザブトンの特徴です。口に入れた瞬間ほとんど噛まなくてもすっと飲み込めるほどやわらかい牛肉レア部位・ザブトンは、小さくカットした1枚だけでも十分に肉の旨味が堪能できます。
これはあっさり系の牛肉部位では楽しめない、コクのある牛肉レア部位/ザブトンの特徴でしょう。そのため希少食材・ザブトン本来の味を楽しむなら、シンプルな食べ方が最も似合います。
ザブトンのおすすめの食べ方は?
全体的に細かな霜降りが入っている牛肉レア部位・ザブトンは、簡単に火が通ります。また牛肉肩ロースと違って非常にやわらかい肉質をしているので、牛肉レア部位・ザブトンの特徴を活かした方法で調理をするのがおいしい食べ方のポイントです。
肉の管理が難しいため家庭で刺身や寿司として牛肉レア部位・ザブトンを食べることはほとんどありませんが、逆にいえば牛肉レア食材・ザブトンは生食でも食べられるほどやわらかいともいえます。
ですからそのおいしさをシンプルに味わう食べ方としては、焼肉にする調理法が最も簡単といえるでしょう。やや厚みにスライスしても短時間で火が通りますし、焼き網にのせるとたっぷりと含んだ脂によって跳ねるように焼き上がります。
牛肉レア部位・ザブトンは薄くスライスすると旨味とコクがより一層強くなるため、伝統的な和食(主に鍋料理)にする調理法もおすすめです。
さっと火を通すだけで食べられますからしゃぶしゃぶ料理にする調理法もおすすめですし、割り下に旨味が染みこむすき焼き料理も牛肉レア部位・ザブトンの調理法として人気があります。
牛肉の希少部位・ザブトンのおいしいレシピ
自宅で贅沢に牛肉レア部位・ザブトンを堪能するなら、焼肉以外の食べ方にチャレンジしてみませんか?薄くスライスする食べ方も良いのですが、霜降りが全体に広がっている牛肉レア部位・ザブトンですから、塊肉を使ったレシピもおすすめの食べ方です。
絶品【ザブトンのステーキ】
分厚くカットしたザブトン(ハネシタ)のステーキ料理は、シンプルに牛肉レア部位・ザブトンの魅力を堪能するのにおすすめの食べ方です。
ステーキ料理では自分の好みの焼き加減で楽しむのが一般的ですが、鮮度管理されたステーキ用肉なら自宅で調理する場合もできるだけ火を通し過ぎないのが、おいしい食べ方のポイントになります。
表面にも霜降りが全体に広がっているので、一般的なステーキ向赤身肉よりも早く焼き色が付きます。ですから分厚くカットしたレア部位・ザブトンもできるだけ火を通し過ぎず、内部に美しい肉色が残る程度で取り出すのがおすすめです。
なおソースはできるだけシンプルなものを選ぶのが、牛肉レア部位・ザブトンステーキのおいしい食べ方になります。わさび醤油でさっぱりと食べるのもおいしい食べ方ですし、牛肉との相性が良い塩だれソースを組み合わせるのもおすすめです。
ハレの日に【ザブトンのローストビーフ】
脂の旨味と深みのあるコクが魅力の牛肉レア部位・ザブトンの塊肉は、おもてなし料理や特別な日のディナーメニューとして人気のローストビーフもおすすめの食べ方です。
ローストビーフは難しいというイメージがありますが、実は湯煎調理にすると大きなローストビーフも簡単に作ることができます。ただしじっくりと時間をかけて作るのがポイントなので、下ごしらえは実際に食べる前日から始めるのがポイントです。
牛肉レア部位・ザブトンの塊肉を使用するので、下味をつけるには時間がかかります。そのため好みのスパイスなどを加えてザブトンの表面に刷り込んだら、余計な水分が出ないようにキッチンペーパーで全体を包み、その上からラップをして1晩冷蔵庫に寝かせてください。
12時間程度寝かせればOKなので、翌日昼頃には調理ができます。調理は2段階です。最初は肉汁が外に出ないよう、塊肉の表面に焼き色を付けます。この時に火を通し過ぎないようにしてください。
次に焼き色が付いた塊肉をアルミホイルで包み密閉タイプの袋に入れ、湯煎調理法で約1時間加熱します。湯煎が終わったら取り出し、アルミホイルをつけたままの状態で常温に戻るまで冷ませば完成です。
牛肉のザブトンはおいしい希少部位
牛肉のレア部位/ザブトン・ハネシタはとれる量が少ないからこそ高級とされる牛肉部位ですが、その味わいは非常に奥深く、焼肉以外でもさまざまなおすすめレシピがあります。
豪華な1人焼肉にもおもてなし料理にも便利な牛肉レア部位/ザブトン・ハネシタは見た目とは違いあっさりしているので、日本人におすすめです。