弘前の観光おすすめスポットを厳選！外せない定番や人気の穴場までご紹介

「旧弘前市立図書館」は1906年の竣工で、日露戦争による利益を還元するために設計・施工の堀江佐吉らにより弘前市に寄付されたものです。1931年まで市立図書館として利用されましたが、その後は移築され喫茶店などとして使われました。

現在は弘前市が市制施行百周年を記念して再び取得し移設、市立郷土文学館の施設として使われています。3階建て、八角形の双塔付きルネッサンス様式であるものの、随所に和風のテイストが組み合わされた建築で県重宝に指定されている観光資源です。

「弘前カトリック教会」は、1910年竣工、尖頭付きの木造モルタル造り・ロマネスク様式聖堂です。洋風歴史的建造物として外せないおすすめスポットとなっています。聖堂は、ミサの時間を除いて終日、観光客向けに開放されていて定番の人気コースとなっています。

祭壇は、オランダ・アムステルダムの聖トマス教会から特別に贈与されました。元は建築家イ・ア・オールが1866年に完成した作品でベルギー・アントワープで開催されたコンペティションにおいて最優秀賞に耀いたものです。

「弘前市立博物館」は、ル・コルビュジエに学び日本モダニズム建築の旗手と讃えられる前川國男の設計により1976年8月10日に弘前城跡三の丸に竣工しました。歴史ある地の落ち着いた佇まいは観光客にも人気の穴場観光スポットとなっています。

展示内容は「知と美の調和」をコンセプトとして弘前藩政中心に歴史や美術工芸の資料を体系的に示し、弘前の理解を深める構成を取っています。また、津軽の風土に根差した文化に着目し、現存する貴重な文化遺産や資料、郷土ゆかりの人物の業績を示しています。

「誓願寺」はその山門が重要文化財に指定されている観光におすすめの定番スポットです。大光寺村で1596年に創設されましたが、弘前城築城時に現在地に移設されました。火災には幾度も見舞われましたが、山門は消失を免れています。

こけら葺・四脚門・切妻造・二重・妻人が文化財の概要となっています。山門全体は彩色が施され、上層の壁には四方に十二支の動物が描かれています。門は鶴と亀で懸魚を構成するという稀有な様式で鶴亀門とも呼ばれ観光客に人気です。

「旧伊藤家住宅」は後に藩医を務めた伊東家の住宅を、弘前市が昭和55年に元長町から仲町伝統的建造物群保存地区に移設復元したものです。構造や部材などから19世紀初期の建築とされています。

幅は12.6メートル、奥行きは11.6メートルで、玄関は式台構えで、広間がそれに続き、座敷・板の間・次の間・常居は、ほぼ正方形の配置となっています。簡素であり力強くもある造作の床と違い棚のコンビネーションによって安定した空間が構成されており観光客に人気です。

「旧梅田家住宅」は、江戸時代末期・嘉永年間の建築で、弘前市が1985年、在府町から弘前市仲町重要伝統的建造物群保存地区に移築復元しました。

幅8.5メートル奥行き11.5メートルの小屋裏部屋付き木造平屋建てで、屋根裏のある場所のみ天井をつけるという構造を取っています。壁は冬の季節風を防ぐため、北と西は閉じ、南と東を風通しと採光を考え開放的に設計しています。津軽地方の一般武士の生活ぶりを見て取ることが出来ます。

「弘前市弥生いこいの広場 動物広場」は、岩木山の麓にある動物園です。展示の中心は日本の野生動物となっています。 中心施設のハイランドハウス（売店・食堂・無料休憩所）とともに、ピクニック広場やオートキャンプ場も併設しており1日中ファミリーで楽しく過ごすことが出来ます。

「弘前市弥生いこいの広場 動物広場」は、ブナやミズナラの自然林に囲まれ津軽平野や八甲田山の迫力ある景観を堪能できる観光スポットです。寒冷地のため営業期間は4月下旬～11月上旬（無休）、オートキャンプ場を除き時間は9:00～16:30となっています。