七輪用のテーブルは自作がおすすめ！DIYの方法や代用品も解説

キャンプやアウトドアシーンだけでなく自宅でも本格的な炭火焼き料理が楽しめる七輪は、高コスパで使い勝手の良いアイテムとして人気があります。

七輪のスタイルもさまざまで、昔ながらの七輪スタイルも人気ですが、コンパクトな一人向け七輪などもあり、アイデア次第でいろいろな使い方ができます。そんな人気アイテム・七輪は燃料に木炭・炭を使うため、テーブルに直接のせた場合のダメージが気になります。

また七輪は本体下部に木炭・炭をセットするため、テーブルにのせると高さが出てしまい、料理をとるのが面倒です。かといって地面に直接七輪を置くと食器やドリンクも地面に置くか、常に手で持った状態になります。

その点七輪テーブルがあれば七輪の高さを気にせず炭火焼き料理が楽しめますし、食器やドリンクもテーブルに置けるので、ゆっくりと食事を楽しむのにおすすめです。

しかも七輪はアウトドア用ロースターや焚き火台とは違い輻射熱が低いので、七輪テーブルに適した基本的な構造さえわかれば簡単にDIYができます。

そもそも価格の安さも七輪バーベキューが注目される理由ですから、七輪バーベキューを楽しむのに便利なテーブルもDIYでコストを抑えた方が気軽に楽しめます。

しかもDIYならテーブルのサイズや形状だけでなくテーブルの素材も選べるので、七輪テーブルのDIYは七輪愛用者の間でひそかなブームになっています。

アイデア次第でカスタマイズも楽しめる七輪自作テーブルですが、作る際には「持ち運びができること」を念頭に設計するのがポイントです。

七輪は屋内でも使用ができる調理機器ですが、七輪の燃料は木炭・炭なので、十分に換気をしなければ一酸化炭素中毒を引き起こす危険があります。そのため安心安全に七輪を使用するには、屋外での利用がおすすめです。

となれば七輪料理を楽しむには、七輪料理を楽しむのに適した場所まで自作テーブルを持ち運びする必要があります。また使用後の収納場所の問題もあるので、脚部は折りたたんでコンパクトに収納ができるようにするのが自作するポイントです。

そこで簡単に作れて持ち運び・収納にも便利な折りたたみタイプの七輪自作テーブルを、材料の選び方や注意点と併せてわかりやすく解説していきましょう。

アウトドア向テーブルといえば軽くて持ち運びに便利なアルミ素材や金属メッシュ素材が人気ですが、DIY素材としてはあまり適していません。そもそも金属製品を加工するには専用工具が必要ですし、金属加工に関する技術や知識も必要です。

その点木材ならDIY初心者にもおすすめですし、材料の購入費用も抑えられます。そのためメインとなる材料には、加工がしやすく手に入りやすい木材を選びましょう。ただしテーブル脚部は強度だけでなく、折りたたみができるようにする必要があります。

脚部も木材で作り折りたたみができるよう接続用の金具を使う方法もありますが、脚部まで木材を使用すると重量が増すため、持ち運びに不便です。そこで軽さと強度のあるDIY用折りたたみ脚パーツを使います。

DIY用折りたたみ脚パーツにもいろいろな種類がありますが、脚部が長いほど価格も高くなるので、コストを抑えるためにもローテーブル向きの脚パーツを選ぶのがおすすめです。

基本の材料は天板の「木材」と脚部の「折りたたみパーツ」のみですが、パーツやメインである天板の加工には固定金具が必要なので、パーツや形状に合わせて固定金具も用意しましょう。

作りたい七輪自作テーブルのイメージと材料の特徴が合えば、ホームセンターよりも安く材料が手に入る100均ショップの利用もおすすめです。ただしテーブルの主役となる木材には注意をしてください。

七輪は一般的なロースターと比べると輻射熱が低いですし、少ない燃料でも十分な火力が出るので、近くに木材があっても火事が起こりにくいです。

とはいえ燃料に使用する木炭・炭の温度は高いですし、火事が起こらないとは言い切れません。そのため安全のためにもテーブル天板に使用する木材は、熱に強い素材を選ぶのがポイントです。

なおテーブルの長さ・大きさを調節するには木材のカットが必要ですが、ホームセンターには木材カットサービス（基本は有料サービス）があるので、木材カットサービスを利用すれば材料購入から組み立てまで1日で仕上げられます。

作り方は非常に簡単です。手持ちの七輪サイズに合わせて中央に開口部を作り、開口部を取り囲むイメージで四方を木材で囲めばテーブルのメインが出来上がります。

出来上がったテーブルの裏面に折りたたみ式脚パーツを取り付ければテーブルの完成ですから、初心者や女性でも簡単に作れます。ただし折りたたみ式脚パーツは天板を支える重要な部分なので、使用中に外れることがないよう、しっかりと固定するのがポイントです。

七輪バーベキュー用テーブルとして代用するのであれば、バーベキュー専用のアウトドアテーブルがおすすめです。バーベキュー専用テーブルもアウトドア向けに作られたモデルなら持ち運びが簡単ですし、使い勝手も良いので代用品として人気があります。

山善のアウトドアテーブル／キャンパーズコレクション BBQタフライトテーブルは天板部の総耐荷重が40kgあるので、重量のある七輪を安全に設置できるおすすめの代用アイテムです。一般的なバーベキューテーブルでは、天板の片側にコンロ設置部があります。

コンロ設置部は開いているため、開口部に専用のコンロまたは対応コンロをテーブルに取り付けるのが一般的なバーベキューテーブルのスタイルです。

山善アウトドアテーブル／キャンパーズコレクション BBQタフライトテーブルにもコンロ設置のための開口部がありますが、開口部に専用の天板を取り付ければ通常のダイニングテーブルとして使えます。

しかも重量のあるダッチオーブンをのせても安定して使用できるタフなバーベキューテーブルなので、七輪を天板にのせても安心です。

さらに山善アウトドアテーブル／キャンパーズコレクション BBQタフライトテーブルは脚の長さを調節できるので、長く伸ばせば高さ70cmのダイニングテーブル、短くすれば高さ37.5cmのローテーブルとして使える点も七輪テーブルの代用品として人気があります。

七輪を置いても安定感のあるパワフルテーブルですが軽量モデルなので、設営・撤去がらくにできるうえに持ち運びにも便利です。しかも金属製メッシュ天板なので、七輪から灰が飛んでも汚れにくく手入れも簡単にできます。

七輪を囲んで大人数でバーベキューを楽しむなら、自作の七輪テーブルを焚き火テーブルに置き換える方法もおすすめです。焚き火テーブルにもいろいろなタイプがありますが、コンロ設置型焚き火テーブルなら七輪向テーブルとしても使えます。

スノーピークのアウトドアテーブル／焚き火テーブルは、テーブルの中心に七輪をセットして本格的な七輪バーベキューが楽しめるおすすめの代用品です。

通常は焚き火台をセットするベースプレートをテーブルの中心にセットし、その上に焚き火台・グリル・鉄板の順に重ねて使います。ただしこれらは基本的にテーブル本体にはついていませんから、フルセットで使用する際にはテーブル本体とは別に購入する必要があります。

七輪テーブルとしてスノーピークアウトドアテーブル／焚き火テーブルを使用する場合、七輪の下にベースプレートを敷く使い方も可能です。

とはいえ七輪は一般的な焚き火台と比べるとかなり重たいですし、焚き火台と比べて七輪は輻射熱が低いので、地面に直接七輪をセットしても地面への影響はそれほど大きくありません。

その代わりスノーピークアウトドアテーブル／焚き火テーブルの脚部長さは40cmなので、七輪の高さが40cmよりも低い場合は下に自作の台を設置して使うのがおすすめです。

スノーピークアウトドアテーブル／焚き火テーブルはテーブルの中央に穴が開いているので座った状態でも焼き上がった料理がとれますし、組み立て式なので持ち運びもらくにできます。

しかも専用の収納ケースがあるので、ケースに収納して持ち運びができるスノーピークアウトドアテーブル／焚き火テーブルは七輪テーブル代用品としてもおすすめです。

本格的な炭火料理が初心者でも楽しめる七輪なら、いつものバーベキューも違った雰囲気で楽しめます。そんな七輪バーベキューを楽しむのに便利な七輪テーブルは簡単な方法で自作ができますし、手持ちのキャンプアイテムでも代用ができるので試してみてはいかがですか？

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。