【ロープのまとめ方】キャンプで役立つ方法はコレ！持ち運びがラクになるやり方も

キャンプやアウトドアレジャーでは、活動拠点となるテントやタープの設営・固定にキャンプ向ロープを使います。テントやタープには専用のロープがついていることも多いですが、キャンプ向ロープはテントやタープ以外の使い方も可能です。

なおアウトドアシーンで使うロープは使用シーンによって適した太さや強度が違いますし、必要な長さも違います。そのため上級者になると、強度・太さ・長さが異なる複数種のキャンプ向ロープを荷物に含めることも多いです。

ところがキャンプ向ロープは意外とかさばるため、正しいまとめ方をしないとかさばっるため負担になります。しかもきちんとまとめておかなければいざ使う時に絡まりますから、使い勝手も悪いです。

キャンプシーンでのロープは最初に行う拠点づくりで多く使うので、ロープの絡まりは設営時のストレスの原因となります。そのためキャンプ向ロープを購入する際は、編み方・結び方と併せてまとめ方も覚えるのが基本です。

キャンプ向ロープ／まとめ方にもいろいろな種類がありますが、初心者でも簡単にできて持ち運びに便利なキャンプ向ロープ／まとめ方もあります。

簡単にできるロープ／まとめ方なら初心者でも失敗がありませんし、使わない時もコンパクトに収納ができるので、ロープ／まとめ方は結び方・編み方と併せて覚えておくのがおすすめです。

棒結び（コイリングロープ加工）は、基本のロープのまとめとして覚えておきたいまとめ方です。まとめ方としては非常にシンプルですし短時間でできるまとめ方でもあるので、キャンプだけでなく登山用ロープのまとめ方としてもよく使われます。

棒結びは「収納スペースに合わせて長さ・太さが調整できるまとめ方」という点でも人気があります。縦に細長いスペースで収納する場合は長めのまとめ方、小さくまとめたい時は短めのまとめ方と使い分けられるので、基本のまとめ方として人気です。

長さは芯部の長さを設定するだけですし、太さはロープの長さと芯部の長さでいかようにも調節ができます。まとめ方の手順は「芯部の長さを決め2～3回折り返す→上部から下部に向かって隙間なく巻き付ける」です。

巻き始めだけはほどけないようロープを交差させますが、あとは隙間を作らないように上からきっちりと巻き付けていくだけの簡単まとめ方なので、初めてでも失敗しないロープ／まとめ方といえます。

なお簡単にできるロープ／まとめ方として定番の棒結びは、使う時もストレスなくほどける便利なまとめ方でもあります。簡単にできるまとめ方の場合、まとめ方としては簡単でもほどいたときにロープが絡まり、設営時に手間がかかることも多いです。

その点簡単にできるロープ／まとめ方「棒結び」は、ほどいたときもロープが絡まないので、設営もらくにできます。そのため設営用道具にロープを加える際のまとめ方としてもおすすめですし、自宅で保管する際のまとめ方としてもおすすめです。

ねじり式法は、できるだけ時間をかけずにロープをまとめたい時におすすめのロープ／まとめ方です。見た目よりも手順が簡単であることを優先したい時や持ち運びやすさを重視したい時に便利なまとめ方で、まとめたいロープとは別にカラビナを使います。

カラビナを使うのでベルトやカバンに引っ掛ければ持ち運びもらくですし、短時間でできるまとめ方なので、天候が急に悪くなった時や災害時など時間をかけて丁寧にロープをまとめられない時にもおすすめのロープ／まとめ方です。

最初に適当な長さにロープを折りたたみ、端から軽くねじり込みます。ねじり加減は自由ですが最後に2つ折りしてカラビナでとめるため、2つ折りができる程度にねじるのがポイントです。

折りたたんだだけではすぐにほどけるので最後にカラビナを通し両端にカラビナを通して固定しますが、結び目を作らずカラビナで固定するので持ち運びに便利なコンパクトなサイズになります。

先端部の処理は特に必要ありませんが、見た目は棒結びのようにきちんとしていないので、見た目よりも時短を優先する場合のまとめ方としておすすめです。

ロープのまとめ方には、持ち運びの便利さに特化したロープ／まとめ方法もあります。ロープに限らず長いコードのまとめ方としても応用が利くので、覚えておくと便利です。

8の字まとめ方は、長さに関係なく使える便利なロープ／まとめ方です。長めのロープを買って使いやすい長さにカットした場合のまとめ方としても便利ですし、太さのあるロープやコードも簡単にまとめられます。

短めまたは細めのキャンプロープなら手のひら、長いロープや太さのあるロープ・コードなどは肩と肘を使うのがまとめ方のコツです。手のひらでまとめていく場合は、親指と小指を支柱に見立てて8の字にロープを巻いていきます。

巻き終わりが見えてきたら指からロープを取り外し、ロープが交差する部分に残りのロープを巻き付け、最後はクローブヒッチ加工で固定すれば完成です。

長いまたは太いロープやコードは親指と小指の代わりに肩と肘を使うだけ、その他の手順は変わりません。同じ長さでまとめられるので見た目もすっきりしていますし、使う際もロープが絡まないので設営がらくにできる点もおすすめです。

ちなみに8の字まとめ方は、電源コードや延長コードのまとめ方としても応用ができます。オートキャンプ場ではかなり長い電源コードや延長コードを使いますが、その場合も8の字まとめ方を使えば簡単＆コンパクトにまとめられるのでおすすめです。

キャンプロープはいろいろなシーンで使うので、使用の際に絡まず使いやすいまとめ方も覚えておくと便利です。使う際に便利なまとめ方はキャンプ以外のシーンでも役立つので、編み方・結び方の基本と併せて覚えておくとよいでしょう。

ファイヤーマンズコイル加工は、締め方を覚えておくだけで、ロープの長さ・太さに関係なく使えるロープ／まとめ方です。ポイントはロープ先端部の処理だけなので、全体部は使いやすい形状・長さでまとめます。

固定したい部分を利き手と反対側の手で握り、ロープ先端部を巻き付けてください。ただし完全には巻き付けず（体に対して）反対側で輪を作り、ロープ先端部を通してから左右に引っ張ります。

たったこれだけで短い・長いに関係なくロープが簡単にまとめられますし、ほどく際はロープ先端を引き出すだけなので使う際も非常に簡単です。

日除けだけでなく活動拠点としても使えるタープは、いろいろなシーンでキャンプ向ロープを使います。タープの立ち上げ・固定時にもキャンプ向ロープは必要ですし、角度を変えたい時やタープをアレンジしたい時にもキャンプ向ロープは欠かせません。

しかもタープはキャンプだけでなくアウトドアレジャーや屋外レジャーなどさまざまなシーンで使えるので、テントよりも使用率が高いアイテムでもあります。

そんな使い勝手の良いタープは、ロープを付けた状態で収納すれば次に使用する際も設営がらくです。このようにタープに付けたままの状態でも使えるロープ／まとめ方があります。

チェーンノット（鎖結び加工）は編み込みながらまとめるちょっと変わったまとめ方で、タープにつけたままの状態で広げてもおしゃれに見える点がおすすめのまとめ方です。

見た目はおしゃれですがまとめ方はとても簡単で、タープに近い側からいくつも輪を作って網目を作ってロープをまとめます。タープにロープを落とした状態でまとめていくので、2本まとめて結び目を作るのが特徴です。

最初に輪を作る際に結び目とは別に芯となる輪を作り、芯となる輪にロープ先端部を通して結び目を作っていきます。最後まで編み込んだらロープを通し、芯となる輪を引っ張って締めれば完成です。

見た目が非常におしゃれなのでタープにロープがついたままでも手抜きをしているように見えませんし、キャンプシーンでは珍しいまとめ方なので周りにも自慢ができるロープ／まとめ方としてもおすすめです。

タープにつけたままの状態でおしゃれに収納するチェーンノット・鎖結びでは、結び終わりに2本のロープ先端を結んで結び目を作るのがポイントです。

結び目を作ることでストッパー代わりになり、芯となる輪を強く引っ張ったときにロープが抜ける心配がなくなります。そのため巻き付けた部分が緩みにくく、コンパクトにまとめられる点がおすすめです。

ロープのまとめ方にはロープ専用のおすすめまとめ方もありますが、日常生活で応用ができるまとめ方もあるので、基本のロープまとめ方として覚えておくとよいでしょう。

ロープの扱い方といえば編み方・結び方の方に注目が集まりやすいですが、持ち運びや準備・撤収の手間を考えればまとめ方にも注目するのがおすすめです。