静岡名物【黒はんぺん】のおいしい食べ方はコレ！簡単にできるアレンジレシピも

静岡県の特産品の「黒はんぺん」をご存知でしょうか？黒はんぺんは、よく目にする白いはんぺんとは異なり、しっかりした歯ごたえのあるつみれのような食感の黒色をしたはんぺんです。静岡県に訪れた際にはお土産として購入する方も見られます。

この記事では、静岡県のB級グルメとしても有名になった黒はんぺんについて、その特徴やおいしい食べ方、おすすめのアレンジレシピを紹介します。まだ食べたことがない方必見です。併せて、黒はんぺんのアレンジは自由自在なので、静岡県に住んでいる方などもぜひ参考にしてください。

黒はんぺんは静岡県の名産品の1つということが分かりましたが、名称にもある通りなぜはんぺんが黒いのでしょうか？一般的なはんぺんは、白身魚のすり身と卵白ややまいもが使用されているため白いふわふわな食感が特徴です。では、黒はんぺんはどうして黒色なのか秘密に迫ります。

黒はんぺんが黒い理由は、原材料にありました。黒はんぺんの原材料は、サバやイワシなどの赤身魚を使用しています。よく目にする白いはんぺんは、スケトウダラなどの白身魚を使用しているので、原材料の違いによって現れる色だということが分かります。

サバやイワシを黒はんぺんに使用する理由は、静岡県で獲れやすい魚だからです。静岡県で収穫できる魚を、多くの方々に味わってもらえるよう加工食品として販売しています。そのため、黒はんぺんはお土産にもぴったりです。

黒はんぺんは、色や食感以外にも特徴があります。それは栄養がたっぷりという嬉しい特徴です。黒はんぺんに栄養が多く含まれているのには、製造工程に秘密があります。黒はんぺんの製造工程を簡単にご説明します。

黒はんぺんは、サバやイワシなどを三枚おろしにし、ぶつ切りにします。その後、フードカッターなどですり潰します。食塩を加えすり潰し、砂糖とデンプンと水を加えすり潰し、すり身を作ります。出来上がったすり身をゆでると黒はんぺんの完成です。

製造工程からも分かるように、魚をすりつぶして作られているので、栄養をとことん摂ることができるのが静岡県の特産品の黒はんぺんといえます。

サバやイワシに含まれる栄養素、カルシウムや鉄分、EPA、DHAなどが摂取できるでしょう。ヘルシーフードとして、自宅用やお土産用に購入してみてはいかがでしょう。

続いては、黒はんぺんのおいしい食べ方についてご説明します。そのままたべてももちろんおいしい黒はんぺんですが、簡単な工夫をすることでさらに美味しく変身します。

いくつかおすすめの食べ方があるのでお気に入りの方法を見つけてみましょう。お土産に黒はんぺんを手にした方もぜひ参考にしてください。

黒はんぺんのおいしい食べ方1つ目は、醤油やわさびをつけてそのまま食べる方法です。サバやイワシなどの魚の味が堪能できる黒はんぺんはそのまま食べてもおいしいですが、お刺身感覚でわさびや醤油をつける簡単アレンジをしてみましょう。

魚から作られている黒はんぺんは、わさびや醤油との相性は抜群です。黒はんぺんはをそのまま食べていて味の変化が欲しいときは、わさびや醤油をつけて食べてみましょう。

黒はんぺんのおいしい食べ方2つ目は、おでんの具材として食べる方法です。黒はんぺんは、ちくわや白いはんぺんと同様、おでんとして食べてもとてもおいしい食材です。出汁がしみ込んだ黒はんぺんは、食感もしっかりしていて食べごたえもあります。

静岡県内のお店でも黒はんぺんのおでんが味わえる場所もあります。B級グルメとしても注目を浴びている黒はんぺんのおでんは、冬にピッタリのおいしいレシピです。

黒はんぺんのおいしい食べ方3つ目は、軽く炙って生姜醤油で食べる方法です。冷蔵商品の黒はんぺんはそのまま冷たい状態で口にしても、おでんのように煮込んでもおいしいですが、軽く炙る食べ方も通でおすすめです。

炙ることで黒はんぺんの風味が立ち、焼き魚のように感じられるでしょう。炙るだけで食べてもおいしいですが、生姜醬油につけて味わってみましょう。生姜と赤身魚の組み合わせも絶品です。お酒のおつまみとしても、炙った黒はんぺんの生姜醤油は相性抜群です。

続いては、黒はんぺんをさらにおいしく変身させる簡単アレンジレシピを3つ紹介します。黒はんぺんをお土産で複数枚いただいた際にもこれから紹介するレシピを試してみてください。簡単なのにおいしい、メインのおかずにもなるアレンジレシピもあります。

最初に紹介する黒はんぺんを使った簡単アレンジレシピは、黒はんぺんのフライです。フライにすることで、メインのおかずとして食卓に並べられることでしょう。フライは揚げ加減が難しいと思う方もいるかもしれませんが、黒はんぺんは既に加工されているため心配ありません。

黒はんぺんのフライに必要な材料は、黒はんぺん、小麦粉、卵、パン粉、油です。フライの衣に必要な基本の食材さえあれば出来上がるので、人数に合わせて黒はんぺんの枚数や材料の量を調節してください。

黒はんぺんのフライの作り方は簡単です。まずは、黒はんぺんに小麦粉をまぶします。次に溶いた卵、パン粉をまぶします。最後にパン粉がきつね色になるまで揚げれば完成です。フライの基本的な流れであっという間に作れます。

黒はんぺん自体がしっかりとした味があるため、フライにしてお弁当のおかずにしても良いでしょう。また、黒はんぺんに切り込みを入れてチーズや大葉を挟んでフライにするアレンジもおすすめです。そのまま食べる以上に食べ応えのある一品に黒はんぺんが変身します。

次に紹介する黒はんぺんを使った簡単アレンジレシピは、黒はんぺんの照り焼きです。ご飯のお供にぴったりな照り焼きの味付けは、黒はんぺんともよくマッチします。黒はんぺんの照り焼きに必要な材料は、黒はんぺん適量、醤油・料理酒・味醂・砂糖を2：2：2：1の割合です。

作り方はとても簡単です。黒はんぺんをフライパンで中弱火炒めます。少し焼き色がつき黒はんぺんが温まったら、調味料を入れて中火で加熱します。

調味料が沸騰しとろみがついたら黒はんぺんの照り焼きの完成です。お子さんが食べる場合は、あらかじめ黒はんぺんを食べやすい大きさにカットしておくといいでしょう。

最後に紹介する黒はんぺんを使った簡単アレンジレシピは、黒はんぺんの味噌汁です。汁ものがあと一品欲しいときに、食べごたえもある味噌汁が作れます。

黒はんぺんの味噌汁に必要な材料（4人分）は、黒はんぺん2枚、油揚げ1枚、水1リットル、顆粒出汁水に対しての適量、味噌100g程度です。お好みで白菜やネギ、人参などの野菜を追加すると彩りもよくなります。

黒はんぺんの味噌汁の作り方を紹介します。はじめに黒はんぺんを1cm幅ぐらいの細切り、油揚げは細かく刻んでおきましょう。次に、水をはった鍋に黒はんぺんを入れ沸騰させないように加熱しましょう。白菜や人参などの野菜を追加する場合は一緒に入れておきましょう。

火にかけた具材が浮かんできたら、顆粒出汁をいれて溶かします。顆粒だしが溶けたら一度火を止めて味噌を溶かしましょう。ねぎなど食感を残したい野菜は味噌と一緒に入れましょう。食べる直前に温めれば、黒はんぺんの味噌汁の完成です。

黒はんぺんのおいしい食べ方やアレンジレシピについて知ったところで、実際に自宅で黒はんぺんを味わってみましょう。通販でも静岡県の名産品の黒はんぺんが購入できます。お土産にもおすすめな商品を1つ紹介します。

明治23年創業のさすぼし蒲鉾の黒はんぺん竹皮包みは、水産庁長官賞の受賞経験のある人気の商品です。つみれのような食感の黒はんぺんは、低カロリー・高タンパクのヘルシーフードです。400年前の製法そのままの伝統的な味が堪能できます。

静岡県の名産品の1つ、黒はんぺんについてその特徴やおいしい食べ方、黒はんぺんを使ったレシピについて紹介しました。静岡県に訪れる際には、お土産に購入したり、有名なお店に立ち寄ってみたりしてみてはいかがでしょう。

黒はんぺんは、静岡県に足を運ばなくても通販で購入することも出来ます。黒はんぺんが気になった方はぜひ一度お試しください。