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明日香村では、住宅地の近くでも古代の日本の面影を感じることができる場所が点在しています。古代の日本の面影を残しながら現在の生活をしていることは、歴史を大切にしている明日香村の魅力の1つです。
奈良・明日香村の見ておきたい古墳群
古墳とは、3世紀半ばから7世紀にかけて築造された天皇や権力者の墓です。明日香村にも古墳は多数存在していますが、明日香村を訪れた際には是非見てほしいおすすめの古墳群を紹介していきます。
「石舞台古墳」
1つ目に紹介するおすすめの古墳は、石舞台古墳です。6世紀に築造された石舞台古墳は、巨大な石を30個積み上げて築造された石室古墳です。
規模は日本最大級を誇っています。盛土が失われており、天井石の上面が平らなことから、石舞台と呼ばれています。
墳丘は1辺50メートルの方墳で、周囲には幅8.5メートルほどの濠が張り巡らされています。石室の長さは19メートル、玄室の高さ約5メートルです。幅は約3.5メートル、奥行きは約7.5メートルとなっています。石の総重量は推定で2300トンと言われています。
石舞台古墳が誰の墓なのかは今現在も不明のままとなっていますが、石舞台古墳の付近には蘇我馬子の庭園があったことから、蘇我馬子のものではとの説が有力となっています。
蘇我馬子の墓と有力視されているのは、石室が露出している様子が、馬子の横暴だった態度に反発した後世の人が封土を取り除いたのではと言われています。周囲には芝生広場があり、春は桃やサクラ、秋は彼岸花が咲き誇ります。
住所 | 奈良県高市郡明日香村島庄254 |
電話番号 | 0744-54-4577(一般財団法人明日香村地域振興公社) |
「国営飛鳥歴史公園・キトラ古墳周辺地区」
2つ目に紹介するおすすめの古墳は、国営飛鳥歴史公園にあるキトラ古墳周辺地区です。キトラ古墳は、四神である青龍・朱雀・白虎・玄武の壁画が、ほぼ完全な状態で発見されたことで注目を集めました。
キトラ古墳は、上段が直径9.4メートル・高さが2.4メートル、下段が直径13.8メートル・高さ90センチメートルの二部築造の円墳です。内部は横口式石槨を持ち、壁面には四神や天文図などが描かれています。
壁画が発見されたのは、1983年です。壁画の劣化等が危惧された為、現在四神の壁画は保存のために壁画を剥ぎ取り、埋め戻されています。
キトラ古墳やキトラ古墳壁画について、わかりやすく学ぶことができる体感型の施設「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」があります。石室の天井には、世界最古の精密な天文図が再現されており、古代の人々の知識と技術が見れる魅力的な施設です。
四神の館の開館時間は、3月から11月と12月から2月で異なります。3月から11月は9:30から17:00、12月から2月は9:30から16:00です。休館日は、年末年始(12月29日から1月3日)です。
住所 | 奈良県高市郡明日香村阿部山67 |
電話番号 | 0744-54-5105(四神の館) |
「国営飛鳥歴史公園・高松塚周辺地区」
続いては、近鉄飛鳥駅から徒歩12分の距離にある国営飛鳥歴史公園・高松塚周辺地区です。高松塚・中尾山の2つの古墳があります。男女群像の壁画で有名な高松塚古墳の周辺では、模写壁画を鑑賞できる施設や、壁画に描かれた星宿をモチーフにした星宿広場があります。
高松塚古墳は、昭和47年に壁画が発見され一躍名前が全国に広がりました。高松塚壁画館では、壁画の模写や復元模型を見ることができます。高松塚壁画館の営業時間は、9:00から17:00となっており、最終入館は、16:30までとなっています。
入館料は大人1人300円、大学・高校生は130円、中学生・小学生は70円となり休館日は年末年始(12月29日から1月3日)です。
高松塚古墳の直ぐ北にある三段構造の中尾山古墳は8角形墳となっており、火葬骨を埋葬した精巧な古墳として有名です。高松塚周辺地区を訪れた際には、中尾山古墳にも足を運んでみてください。
住所 | 奈良県高市郡明日香村大字平田439 |
電話番号 | 0744-54-3340(高松塚壁画館) |