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おいしい!厚岸の牡蠣の魅力
「厚岸(あっけし)とは?」と質問されて「北海道内・道東の地名の1つ」と答える人は「北海道好き」で、さらに「牡蠣の産地」と答える人は「牡蠣好き(マニア)」または「海鮮グルメ好き」です。
厚岸が名産地とされる理由は「旬の時期が長い」「牡蠣まつりが2回ある」「ブランド牡蠣が多い」「1年中が楽しめる」などの口コミがあるように、一つには絞りきれません。
北海道の道東エリア、釧路と根室の間にに位置する「花と味覚と歴史のまち・厚岸」、北海道らしくアサリやサンマなど年中通して水揚げされており、牡蠣も例外ではありません。厚岸産の牡蠣の紹介や、おすすめしたい食べ方などもまとめました。
厚岸の牡蠣が1年中食べられるのはなぜ?
厚岸の牡蠣が1年中出荷できる理由は次のとおりです。「海水温が理由で、成長が遅くなる」牡蠣の性質を利用し、養殖生育の時期がコントロールできます。つまり季節に影響されず、提供できるのです。
1年を通して海水温度の変化が少ないと牡蠣の成長スピードが遅くなります。本州以南の水温が高い産地と違い、低水温なのでゆっくりじっくりと生育されます。さらに長時間に渡り栄養を取り続けることで、身が大きくなります。
この生育サイクルが1年中繰り返され、結果1年中牡蠣が穫れることに繋がります。厚岸湖と湖に繋がる厚岸湾は、プランクトンを豊富に含む外海の海水と、山や湿原からの養分を豊かに含む、別寒辺牛川の淡水が流れ込み混じり合う特殊な海域です。
厚岸の牡蠣は、厚岸湾や湖などの栄養を十分に取り込み、コクやうま味が凝縮したものに育ちます。格段に身の締まりが良く、蒸し牡蠣や焼き牡蠣でもプリップリでコクがあり、甘くまろやかな味が堪能できます。このような厚岸の絶品牡蠣が、1年中楽しめるのです。
厚岸の牡蠣は安心安全を徹底している
厚岸に水揚げされた牡蠣は、安心して消費者が食べられるように紫外線照射を使い、殺菌清浄された海水で48時間蓄養した後に市場に出荷されます。さらに外部検査機関にて「貝毒・ノロウイルス検査」が定期的に行われます。
厚岸産の牡蠣は、加工環境はもとより工程においても、衛生管理やウィルス検査など行うなど安心安全を徹底することで、1年中美味しい牡蠣が食卓に届けられる環境を保っています。
厚岸の名前の由来
「厚岸」という地名の由来ですが、諸説ありますが「厚岸(アッケシ)」は「牡蠣がいるところ」を意味するアイヌの言葉を由来とするのが一般的です。北海道内にはアイヌの言葉を元とする地名が多いが、厚岸も例外ではありません。
一方で、厚岸郡の西に所在する現在のアツケシ沼周辺で、アットウシ(アイヌの織物)の原料になるオヒョウニレ(ニレ属の落葉性の高木)の皮を剥いた事に由来する「アッケウシイ」、あるいは「アッケシト」から転じた地名ともいわれています。
厚岸のブランド牡蠣を紹介
北海道以外の産地牡蠣の例に漏れず、2022年1月現在、厚岸は3種類のブランド牡蠣が養殖されています。いずれもしっかりと特徴があり、美味しく食べられるものばかりです。その3種のブランド牡蠣をご紹介します。
厚岸のブランド牡蠣:カキえもん
最初にご紹介の厚岸産のブランド牡蠣は「カキえもん」です。シングルシード方式で養殖された牡蠣が「カキえもん」です。そのシングルシート方式は、 厚岸産の牡蠣稚貝をカゴに入れ、一粒ずつバラバラに養殖する方法です。
国内で唯一1年中出荷している厚岸産のブランド牡蠣です。やや小ぶりの「カキえもん」は、うま味が凝縮されており、籠の中で育成されるため、丸い殻は深みがあります。
また、身の割合に比べ貝柱のサイズが大きく、その芳醇な風味と甘さは絶品で、うま味が堪能できます。自然豊かな厚岸の海で育成の牡蠣を筆頭に、アサリや帆立にウニやホッキなどの貝類は、厚岸産のみに「えもんシリーズ」と冠できる厚岸のブランドです。
厚岸のブランド牡蠣:マルえもん
次にご紹介の厚岸産のブランド牡蠣は「マルえもん」です。三陸産牡蠣の稚貝を、漁師による手間とアイディアに愛情を注ぎ、厚岸の海でじっくりと育成されたものです。厚岸のブランド牡蠣でも流通量が最も多い種類です。
おすすめの「マルえもん」の食べ方は、生牡蠣や酢牡蠣、ソテーにフライなど調理法を選びません。口に広がる磯の味とのバランスが非常に良い牡蠣のオールラウンダーです。
小ぶりな見た目ながらたっぷりと身が詰まっており、プリプリの食感も手伝い大変食べ応えがあります。またミルキー風味に、瑞々しいミネラル感が加味され、牡蠣が苦手な人でもスッキリと食べられると大好評です。
厚岸のブランド牡蠣:弁天かき
最後にご紹介の厚岸産のブランド牡蠣は「弁天かき」です。厚岸産の牡蠣稚貝をホタテ貝に付着させ1年間養殖、2年め以降は他の牡蠣のように籠で養殖されます。厚岸の低温の海水に浸かりながら1年~3年養殖されたものが「弁天かき」として市場に出荷されます。
それまでは多くの厚岸産牡蠣は宮城産の稚貝を使い養殖していました。2011年に発生した震災による宮城県の被害から宮城産の稚貝が入らない事態が発生、そのまま純厚岸産の新ブランド牡蠣の立ち上げに繋がります。そして、2016年から試験販売が始まっています。
「カキえもん」より身が大きく、将来的な厚岸産の主力牡蠣として期待がかけられています。「マルえもん」と「カキえもん」の良いところを併せ持っています。プランクトンが豊かな厚岸の低温海水で稚貝から育成され、濃厚な味で締まる身を特徴としています。
厚岸の牡蠣の旬はいつ?
厚岸産の牡蠣は「1年中、生でも食べられる」とよくいわれます。その理由は先にご紹介しましたが、一方で気になるのは「厚岸産牡蠣の旬」でしょう。
1年中食べられる厚岸の牡蠣でも、実は美味しく食べられる時期は存在します。さらに美味しく食べられる時期、いわゆる旬が「年に2回」ある、ともいわれています。
つまり、1年間で旬が2回あるのです。最初の旬は、他の牡蠣の産地の旬と同様「12月〜3月」の冬の寒い季節で、この時期は、牡蠣のうま味を味わいます。2回めの旬は「8月〜10月」の盛夏~秋の季節で、「海のミルク」宛らに濃厚でクリーミーな食感をが楽しめる時期です。
ちなみに、年に2回、「あっけし桜・牡蠣まつり」は毎年5月中頃に開催され、「あっけし牡蠣まつり」は毎年10月初旬から約10日間開催されます。牡蠣好きなら参加必須の海鮮イベントです。訪れる機会があれば、参加してはいかがでしょうか?
厚岸の牡蠣はお取り寄せできる!
厚岸のブランド牡蠣はいずれもお取り寄せできます。前項の厚岸のブランド牡蠣のご紹介時に、お取り寄せできるサイトのリンクも掲載しましたが、まだまだお取り寄せできるサイトやショップが多くあります。
「厚岸漁業協同組合」の直売店や「楽天」や「Yahoo!ショッピング」などのショッピングモール、「北海道ぎょれん(産直ネットショップ)」や、水産加工会社直営ショップなど、お取り寄せできるショップやサイトの数に暇がありません。
ブランド牡蠣ごとに扱うショップが違う場合もあります。お取り寄せを考えているなら、お取り寄せできるショップがどれだけあるのかを事前に調べてみても良いでしょう。
また「厚岸郡」や「厚岸町」へのふるさと納税もありです。納税金額にもよりますが、返礼品として厚岸の各種ブランド牡蠣が貰える場合があります。「ふるさと納税」に興味がある人は、チェックしてみてはいかがでしょうか。
厚岸の牡蠣のおすすめの食べ方は?
おすすめしたい、厚岸の牡蠣のおいしい食べ方は「蒸し牡蠣」です。新鮮な殻付き牡蠣(数個)をお皿に盛り、ラップをかけて電子レンジで加熱するだけです。加熱の時間は、1個に付き1分が目安です。
後は熱々蒸したてを殻を剥いて食べるだけです。醤油やポン酢、わさびなどの調味料や薬味をかけて食べるのもありですが、何といっても、まずは何も付けずそのまま頂くのがおすすめのおいしい食べ方です。
牡蠣の殻の剥き方ですが、まず深い殻(殻が丸い)の方を下にして、上下の殻の間にヘラ(ナイフ)を差し込みます。その後、ナイフの刃先を上殻の内側にそうように動かし、牡蠣の貝柱を切ります。弾力がある硬い感触が、牡蠣の貝柱です。
貝柱が切れると殻がパカッと開き、すぐに食べられます。これだけの工程で、厚岸産の殻付き牡蠣が簡単に食べられるのでおすすめです。興味がある人は、このおいしい食べ方をぜひチャレンジしてみましょう。
厚岸の牡蠣は1年中おいしい!
厚岸産の牡蠣が1年中おいしい理由が、厚岸周辺の生育環境と、牡蠣本来の性質を利用した生育時期のコントロールによるものとわかりました。おすすめのおいしい食べ方「蒸し牡蠣」は、非常にシンプルながら、厚岸産の牡蠣が堪能できるおいしい食べ方です。
ブランド牡蠣問わずお取り寄せできるサイトやショップも多いので、まだ厚岸産の牡蠣が食べたことがない人や、海鮮グルメを自称する人は1度厚岸産の牡蠣を試してはいかがでしょうか?
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。