【ぶり】は名前の多い出世魚!地域ごとに呼び方も違うってホント?

【ぶり】は名前の多い出世魚!地域ごとに呼び方も違うってホント?

ぶりは、出世魚として有名な魚です。出世魚とは、発達段階に応じて名前が変わる点に特徴があります。ぶりは、特に名前が多い出世魚だといわれています。地域によって呼び方が変わる、珍しい魚です。出世魚としてのぶりの様々な名前を紹介していきます。

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    記事の目次

    1. 1.ぶり(鰤)は代表的な出世魚
    2. 2.ぶりとハマチの違いとは?
    3. 3.【出世魚】ぶりの呼び名が変わる大きさ
    4. 4.【出世魚】地域別・ぶりの名前の順番
    5. 5.ぶりは名前がたくさんある出世魚!

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    ぶり(鰤)は代表的な出世魚

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    今回は、出世魚としてのぶりを紹介します。ぶりは、照り焼きやすしに利用される具材として有名で、日本の食を支える昔から親しまれている食材です。ぶりは出世魚の代表例として認知されていますが、そもそも出世魚とはどういう魚でどんないわれがある言葉なのでしょうか。

    ぶりに代表される出世魚という概念は、日本独特のものです。特にぶりは、発達段階によって様々な名前を持つ珍しい魚で、さらに地域によって呼び名が違うという特徴もあります。

    出世魚として名前が変わっていく、ぶりの変化の順番や、関西や関東による出世魚としての呼び名、ハマチになるのはいつなのか、などについて紹介をします。ぶりの名前の変化をしっかりと理解し、食べたい時期に探して購入してみるのもおすすめです。時期により味の違いもあります。

    出世魚とは?

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    ぶりは、出世魚として認識されていますが、そもそも出世魚とは何でしょうか。出世魚とは、成長するとともに名前が変わっていく魚のことを指します。ぶり以外にも、わらさなど出世魚は他にもあります。ただ名前が変わっていくだけでなく、味わいも変わるのが特徴です。

    ぶりは、出世魚の中でも特に名前が変わっていくのに年数がかかるという特徴があります。店頭では、同じ魚でも出世魚の名称ごとに違う魚として取り扱われるのが一般的です。

    したがって、ぶりと同じ魚で名称の違う時期のものが同時に販売されているケースはたくさんあります。同じ魚でも大きく味わいが違うことを堪能することもできます。出生魚の段階ごとに漁獲の仕方も変わるぶりは、出世魚の代表格として昔から親しまれている魚です。

    江戸時代の風習が由来

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    ぶりのような、時期によって名前が変わる出世魚という考え方は、どんなものが由来になったのでしょうか。出世魚の概念は、江戸時代に生まれたとされています。

    出世とは、地位が上がり周囲に名が知れ渡ることです。江戸時代においては、現在における成人と同様、元服という行事がありました。幼名から元服を経て名前を改める風習が武士の世にはあります。また、身分が高くなるにつれて名前をその都度変えるという風習もあります。

    江戸時代の武士社会においては、出世して名前が変わるというのは非常におめでたいことで縁起の良いこととされていました。そのため、発達段階に応じて魚も呼び名を変える出世魚という概念を取り入れて、お祝い事の時にぶりなどの出世魚を食べるという風習が出来上がりました。

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    ぶりとハマチの違いとは?

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    続いて、出世魚として同じ魚でありながら、ぶりとハマチはどう違うのか、紹介していきます。そもそも、発達段階としてぶりとハマチのどちらが先なのか知らないという方も多いのではないでしょうか。ハマチという呼び名も実は全国一律同じというわけではありません。

    出世魚としての順番は、ハマチの方が先で、発達後にぶりと呼ばれるようになります。また、ハマチという呼び方は関西が起源となっていて、関東では一般的には利用されない名前です。ハマチは全国区のような印象を持っていた方も多いかもしれませんが、関西が発祥です。

    ぶりと呼ばれるのは80㎝以上から

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    ぶりと呼ばれるようになるのは、体長が80cmを超えてからです。出世魚としての呼び名は全国の地域によってさまざまで、ぶりに至るまでに様々な呼び名があるのが特徴ですが、80cmを超えるとぶりと呼ばれるようになるのは全国一律同じであるとされています。

    ぶりと呼ばれるようになるまでの出世魚としての段階で、関西や関東など地域によって特色がみられます。出世魚の由来は地域によって特色があり、地域ごとのカラーが出るものです。ぶりをはじめとした地域ごとの出世魚の呼び名を理解して、それぞれの味わいを比べるのもおすすめです。

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    【出世魚】ぶりの呼び名が変わる大きさ

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    続いて、出世魚としてのぶりに至るまで、呼び名が変わる大きさについて紹介をします。関東や関西など、地域によって呼び名はバラバラですが、名前が変わるタイミング、体の大きさの目安は同じであるとされています。80cmを超えるとぶりになるのは共通です。

    35cm以下の稚魚が第一段階で、35cmから60cmのものが第二段階になります。続いて、60cmから80cmのものが第三段階になります。最後に、80cm以上のものが最終で、ぶりと呼ばれるようになります。出世魚の段階での呼び名は地域によって様々なものがあります。

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    【出世魚】地域別・ぶりの名前の順番

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    続いて、出世魚としてのぶりの地域ごとの呼び方と順番について紹介をします。魚の身体の大きさから名前が変わるタイミングは全国ほぼ同一であることは紹介しましたが、呼び名自体は実に様々あり、関東や関西など地域によって特色が大いにみられる部分とされています。

    出世魚の最終段階であるぶりは、全国一律で呼ばれるケースが多いですが、ぶりに至る以前の出世魚としての名前の変遷や順番は地域ごとに大いに違います。全然違う名称・見た目の魚でも実は出世魚としての段階が違うだけで同じ魚だったという事例は意外に多いです。

    東北

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    出世魚のぶりの名前の変化について、まずは東北地方の順番を紹介します。東北地方では、ツバエリが最初で、次にコズクラ、フクラギと続き、ガンドブリ(カンド)を経てぶりとなります。発達段階に応じて名前が変わり、トータルで5つの名前で呼ばれる出世魚です。

    名前が変遷していく中で、体の大きさだけでなく味わいも同時に変化していきます。おなじぶりでありながら、出世魚の段階によって味わいが変わるので、ぜひ食べ比べをして違いを堪能してみてください。自分のお好みの段階を見つけて購入するのもおすすめできます。

    北陸

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    出世魚のぶりの名前の変化について、次に北陸地方の順番を紹介します。北陸地方では、コズクラから始まり、ハマチ、フクラギと続き、ガンドブリを経て最後にぶりとなります。北陸では出世魚として有名なハマチが登場します。2番目の順番ですが他の地方では違う段階で見られます。

    同じ北陸地方でも、地域によって出世魚の名前の違いがみられるケースもあります。たとえば、富山県では最後の出世魚の段階であるぶりをさらに細分化した呼び方がされるケースがあります。地域色が強い出世魚の名前の移り変わりは多岐にわたる内容になっています。

    関東

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    出世魚のぶりの名前の変化について、次に関東地方の順番を紹介します。関東地方では、モジャコから始まり、ワカシ、イナダと続き、ワラサを経てぶりとなります。他の地方と比べて、だいぶ違いがあることが分かる、出世魚の地域色が色濃く出ている名前です。

    関東地方のぶりの出世魚の呼び名の代表例になりますが、地域によって多少の違いがみられることもあります。関東地方に限らず、地域の中でも呼び名に違いがみられるケースは少なくありません。知らないと同じ魚とは思えない名前の変わりようなので、判断は難しいです。

    関西

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    出世魚のぶりの名前の変化について、次に関西地方の順番を紹介します。関西地方の場合は、モジャコから始まり、ワカナ、ツバス(ヤズ)と続き、ハマチとメジロを経てぶりになります。他の地域に比べて名前の段階が6段階ある点が特徴的で、地域色が色濃く出ています。

    また、有名なハマチが登場する地域でもありますが、他の地域よりも順番は遅れています。名前の移り変わりはとても複雑で難しいです。一律に同じ呼び名ではありませんので、地域ごとの特徴を理解して、混同しないように注意する必要があります。地元の設定は覚えておきましょう。

    九州

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    出世魚のぶりの名前の変化について、最後に東北地方の順番を紹介します。東北地方では、ツバエリから始まり、コズクラ、フクラギと続き、ガンドブリ・カンドを経てぶりとなります。北陸地方と同じ呼び名がいくつか登場するのが特徴ですが、やはり違いはあります。

    東北地方も他の地域に比べて地域色が出ている呼び名が多いです。同じ魚でありながら名前が違うので認識が難しいですが、日本古来の風習で設定された出世魚という風習は伝統的で地域の住民から愛されています。

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    ぶりは名前がたくさんある出世魚!

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    以上、出世魚としてのぶりについて紹介をしましたがいかがでしたでしょうか。ぶりは発達段階に応じて様々な名前で呼ばれることを紹介しました。

    地域によって呼び名がばらばらになっています。各段階のおいしさを味わってみて、自分に合ったおいしさを見つけましょう。

    yokatayama
    ライター

    yokatayama

    サラリーマンとして得た知識と経験で読みやすい記事を提供します。日常生活で役に立つ実践的な情報をたくさん提供していきたいです。お店のお得な利用方法も紹介したいと思います。様々なジャンルの記事を提供し、皆さんの参考になれれば幸いです。

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