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忙しい現代人にぴったりな「苔テラリウム」
苔テラリウムは苔を使用したテラリウムです。苔テラリウムは手のひらサイズや机に置けるサイズもあり、室内に自然のアイテムやインテリアが欲しい方にぴったりです。また苔テラリウムの苔は管理や手入れが簡単です。
苔が乾いてきたら数週間に一度霧吹きなどで湿らしたり、苔が伸びてきたら園芸用ハサミでカットしたりと手入れはシンプルです。管理が簡単で自然の癒しを得られる苔テラリウムは、忙しい現代人に人気です。苔テラリウムの初心者用の教室も様々なショップで行われています。
苔は他の植物に比べて軽く、手入れも簡単な植物です。日本は古くから苔を盆栽や苔玉などとして園芸に取り入れてきました。人気の苔テラリウムを簡単に作って、インテリアとして部屋や玄関に置いてみましょう。
苔テラリウムとは?
テラリウムは、古く19世紀にロンドンで生まれました。ロンドンの外科医ナサニエル・バグショー・ウォードがスズメガのサナギと腐葉土を瓶に入れていたところ、腐葉土から小さい芽が出ている事を発見しました。瓶で植物を育てるという発想は当時ありませんでした。
当時のロンドンは汚染された環境でしたが、ナサニエル・バグショー・ウォードは瓶の中ならきれいな状態を保ちながら植物を育てられると考えました。その後ナサニエル・バグショー・ウォードはガラスケース内の植物に関する実験を続け、海外に植物を安全に出荷する箱を開発します。
これがテラリウムのはじまりです。ナサニエル・バグショー・ウォードが開発したテラリウムは「ウォードの箱」と呼ばれ、海外に植物を出荷するための箱として広く知られるようになりました。
テラリウムが登場したことにより、植物の運搬は格段に楽になり、成功率もあがったのです。また、ロンドンの中流階級の間でテラリウムでシダ植物を育てるのが流行しました。こうして一般にも広くテラリウムは知られる事となりました。
苔テラリウムは植物の苔をメインとしたテラリウムです。苔は日本でも自生していたり日本庭園や盆栽などに使われていたりと馴染みのある植物の一つでしょう。苔テラリウムは手軽に室内で自然を感じられる園芸方法です。
テラリウムの入れ物は温室のような大きなものから手のひらサイズのものまで様々です。苔テラリウムの入れ物は、インテリアとして室内で観賞するにふさわしいサイズのものがほとんどです。苔テラリウムは人が様々な角度から観賞できるよう、ガラス瓶や樹脂製のものが多いでしょう。
苔テラリウムは苔を使用するため、和のイメージを持つ方も多いでしょう。苔テラリウムで使用する苔は星型のものや芝生のようなものもあり、洋風にアレンジもできます。苔は管理がしやすくお手入れも簡単なので、苔テラリウムは園芸初心者の方におすすめのインテリアです。
「テラ(terra)」+「リウム(arium)」
「テラリウム」とはラテン語で「テラ(terra)大地・陸地の意」と「リウム(arium)場所の意」を合わせた造語です。テラリウムは陸上の植物やメダカや小エビ、ベタなどの小動物を、ガラス容器で育てる園芸方法をいいます。
苔テラリウムは苔をメインにして作るテラリウム
苔テラリウムはテラリウムの中でも植物の苔をメインにして作るテラリウムです。苔は地表や岩の上に這いつくばるように育つ植物をいい、英語ではmossと呼びます。日本には約1700種の苔が生育しており、苔テラリウムに使用できる苔は数多くあります。
日本では山などで自生しているほか、苔栽培も盛んです。苔は日本庭園や盆栽などに広く使用され、日本人にとって馴染みのある植物の一つでしょう。苔が一面に自生している西芳寺は「苔寺」と呼ばれ、観光地として有名です。
同じく苔が多く自生する青森県の奥入瀬渓流と、屋久島にある白谷雲水峡、長野県の白駒の池など北八ヶ岳山麓の3か所は、苔を英語でmossという事から「モスツーリズムの三大聖地」と評されています。
日本人が古くから愛する苔と、盆栽やガーデニングよりも気軽にできるテラリウムは相性の良い組み合わせといえるでしょう。苔テラリウムの中の苔のお手入れはとても簡単です。苔が乾燥しないように時々霧吹きなどで湿らせるだけです。
園芸初心者の方や子供でも気軽に始められる園芸方法として、苔テラリウムは支持されています。また、苔の上に載せて楽しむ小物や造形物もピンセットなどで簡単に変える事ができます。小物や造形物を気分で変えていけば、いつまでも新鮮な気持ちで苔テラリウムを楽しめるでしょう。
タイプは大きく分けて2つ
苔テラリウムは大きく2つに分けられます。苔テラリウムのタイプ、1つ目は置き型です。机や棚の上に置ける苔テラリウムは、インテリアとして配置しやすくテラリウムでも定番です。苔テラリウムのタイプ、2つ目はハンギング型です。
天井などから吊るすタイプのハンギング型苔テラリウムは、おしゃれな苔テラリウムにチャレンジしたい方に人気です。試験管型などおしゃれでスタイリッシュなインテリアになるでしょう。
苔テラリウムが人気の理由
テラリウムは近年特に人気で、園芸ショップやホームセンター、花屋などでテラリウムのワークショップ教室が開催されています。テラリウムは瓶一つで気軽に園芸をはじめられ、見る人を癒すインテリアになる事から忙しい現代人に受け入れられています。
中でも苔テラリウムは他の植物よりも管理が簡単です。テラリウムの入門編としても苔テラリウムはおすすめです。
インテリアとしてもおしゃれ
苔テラリウムは瓶の中に自分の世界を表現できる、いわば小さな箱庭のようです。苔の種類や造形物・小物でおしゃれにアレンジもでき人気です。苔テラリウムは癒しの園芸品としてだけではなく、おしゃれなインテリアとしてもおすすめです。
小さな容器で長く楽しめる
苔テラリウムは手のひらに収まるような瓶から始められます。小さな容器でも長く成長を楽しめるため、本格的にガーデニングや園芸を始める時間がない方にもおすすめです。
苔テラリウムの容器は専用の入れ物をホームセンターやインターネットで購入できます。作り方の要領を覚えたら、家にある余った瓶容器でも十分です。苔テラリウムの瓶は蓋つきのものと蓋なしのものがあります。
蓋をしっかりと締めてしまうと密閉されてしまい、苔の蒸れの原因ともなります。蓋つきの苔テラリウムは蓋に穴を開けるか、時々蓋を開けて蒸れを防ぎましょう。
自分が思うようにレイアウトできる
苔テラリウムは小物や造形物でアレンジが自由自在です。流木や小石、小物やフィギュアなどで自分好みの世界を簡単に作れます。苔テラリウムはインテリアとしてもおすすめです。
育てるのも楽なので初心者にもおすすめ
苔テラリウムは育てるのが簡単なのも人気の理由の一つといえます。苔テラリウムのお手入れは、2週間に一度程苔を湿らせる程度に霧吹き等で水を与えるだけです。苔テラリウム初心者の方は扱いやすい苔を選ぶと良いでしょう。
苔テラリウムを始めるには?
苔テラリウムをはじめたくなったら、まずは苔テラリウムに必要な道具と材料を揃えましょう。苔テラリウムはテラリウム用の瓶、苔、土さえあれば始められる気軽な園芸です。苔テラリウムに必要な道具や材料をこれからご紹介しますが、すべて揃える必要はありません。
まずは瓶容器と土と苔を用意し、まずは苔テラリウムを作ってみましょう。苔テラリウムの育て方のコツをつかんでから、徐々に自分好みの小物や造形物を入れると良いでしょう。苔テラリウムは少ない材料と道具で満足度の高い園芸ができるのも多くの人の心をつかんだ理由の一つでしょう。
用意する道具・材料
苔テラリウムで必要な材料と道具をご紹介します。苔テラリウムで必要な材料は、瓶や試験管などのテラリウム容器、苔、土、水はけをよくするための砂利や小石、流木や石などの造形物、空間を演出するためのフィギュアや小物類です。
苔テラリウムの道具は、下に敷く新聞紙などの紙類、造形物などを配置するためのピンセット、園芸用ハサミ、水やりスプレー、ルーペです。水やりスプレーは水道水の使用で十分です。苔のカビを防止したい方は、殺菌効力のあるヒバオイルという苔専用のオイルも販売されています。
苔テラリウムに必要な材料、まずは瓶などの容器です。ホームセンターや園芸ショップなどで苔テラリウム専用の容器が販売されています。実験で使うような試験管や三角フラスコ風の瓶に紐を巻いて吊すして飾る方もいます。
インターネットでもテラリウムにおすすめの容器を数多く見付けられるでしょう。初心者の方はホームセンターなどで苔テラリウム専用の瓶や初心者キットを購入すると安心です。100均でもかわいい瓶容器が数多く販売されているので、苔テラリウムに合う容器が見つかるでしょう。
苔テラリウム用の土は、ホームセンターや園芸店で売られている培養土や腐葉土、土などを使用します。普通の花や野菜を育てる土が家にあれば利用できます。色鮮やかなコールサンドという土も販売されています。瓶容器など底が見える容器なら、カラフルな色味を楽しめおすすめです。
苔テラリウムの一番底には砂利や石などを敷く事をおすすめします。苔テラリウムは瓶などの容器で苔を育てるため、密閉性が高くなります。苔は高温と湿度が高すぎるとカビが生えたり弱ったりしてしまいます。そこに砂利や石を配置することで、水はけを良くする効果が期待できます。
流木や石など自然のものを苔テラリウムに配置すると、より自然に近く奥行きのあるテラリウムに仕上がりおすすめです。流木や石はホームセンターや100均などで手に入ります。
苔テラリウムの空間を演出する小物やフィギュアも添えると楽しいでしょう。テラリウムに配置する小物は小さいものがおすすめです。小物やフィギュアはテラリウム売り場にも置いてあることが多いですが、自分の好きなものを配置するとより苔テラリウムに愛着が湧きます。
小物やフィギュアを苔テラリウムに配置するときは、ピンセットがあると便利です。小石や流木の配置を変えたり、苔が伸びすぎたり土が見えてしまった時の調整にも使えるため、ピンセットは一本持っておくと便利でしょう。園芸用のものもありますが、100均のピンセットで十分です。
苔の種類
苔は日本に1700種類以上あり、特徴も様々です。苔テラリウムにおすすめの苔をご紹介しましょう。苔テラリウム初心者の方におすすめの苔は「スナゴケ」です。
星型のスナゴケは、寒暖差に強くどの季節でも比較的元気に育ちます。水はけが良く日が当たっている場所を好みます。スナゴケは湿気には弱いので、水の与えすぎに注意しましょう。
「ヒノキゴケ」も日陰でもよく育つ、苔テラリウム初心者におすすめの苔の一つです。ヒノキゴケは森林で育ちフワフワとした毛のような葉が特徴で、「イタチのしっぽ」とも呼ばれています。
ヒノキゴケは苔テラリウムに配置すると小さい木のようにもアレンジできます。洋風の苔テラリウムにしたい方におすすめです。伸びすぎたり茶色くなったヒノキゴケは、ハサミでカットして取り除きましょう。
苔は乾燥には強いですが、高温や蒸れには弱い植物です。暑い夏の日中に苔に水をやると、苔を蒸らす事になってしまうので避けましょう。苔は半日陰が一番育つといわれています。苔を大きく育てたい場合は、水やりは暑すぎない夕方で、水はけのよい環境が好ましいでしょう。
苔テラリウムで苔を上手に育てるには、しおれない程度に水をやり、苔テラリウムの底部分には石などを入れ水捌けがよくなるようひと手間掛けましょう。
水やりスプレーは苔テラリウムの苔に水を与える際に使用します。苔は湿らせる程度で十分です。張り切って水を上げすぎると、苔にカビが発生したりしおれたりしてしまいます。ルーペは苔を観察する際にあると便利です。ルーペで自分だけの苔テラリウムの世界をじっくり見るのも楽しくおすすめです。
作り方
苔テラリウムは苔や土を使用するので、作る際は新聞紙などの紙類を敷いておくと良いでしょう。園芸用のハサミは苔が伸びすぎたときに使用しますが、ガーデニング用の園芸用ばさみでは大きすぎる場合があります。小さいハサミを一本持っておくと便利です。
苔テラリウムの作り方をご紹介しましょう。まずは苔テラリウムの容器に小石などを入れます。これは水捌けをよくするためです。その上に土やカラーサンドなどを敷き詰めます。
土の上に苔を敷き詰めていきます。苔テラリウムの苔は、植えるというよりものせる感覚で置いていきます。ピンセットがあるとスムーズです。苔をのせ終わったら石や流木など比較的大きな装飾物を配置しましょう。
そのあとフィギュアや小物をピンセットで配置すれば、苔テラリウムの完成です。実際の作業時間は30分も掛からないでしょう。あっという間にできて、長く楽しめる苔テラリウムは忙しい方にもおすすめの園芸です。
苔テラリウムが購入できるおすすめショップ
苔テラリウムが購入できるおすすめのショップをご紹介します。苔テラリウムをショップで買うと、美しい配置やデザインのものが手に入りおすすめです。ショップに訪れて、苔テラリウムの魅力に触れてみるのもいいでしょう。
扱う品数が豊富「フィール ザ ガーデン 杉並店」
フィール ザ ガーデン 杉並店は、苔テラリウム専門のショップです。苔テラリウム用の容器や苔などを広く販売しており人気です。苔テラリウム専門ショップなので扱う品数が多いのが特徴でしょう。
苔のテラリウムのワークショップ教室も繁盛に行われています。ワークショップ教室は少人数制で行なわれ、初級、中級、メンテナンス会に分かれています。スタッフに苔の選び方や育て方、きれいな小物の配置の仕方などを質問してもいいでしょう。
フィール ザ ガーデン 杉並店は、東京メトロ丸の内線、方南町駅東口より徒歩1分のところにあります。営業時間は木~日曜日の13:00~17:00です。フィール ザ ガーデンは杉並店以外にも全国各地にあり、苔テラリウムのワークショップ教室が開催されています。
名称 | Feel The Garden 苔のテラリウム |
住所 | 東京都杉並区方南2-21-23 吾妻ビル1F |
苔専門ブランド「道草 michikusa」
道草 michikusaは、苔専用のブランドです。インターネットで苔テラリウムの苔やグッズを販売しているほか、全国の百貨店や園芸店内でショップを持っています。
道草 michikusaの公式サイトでは苔テラリウムの育て方が詳しく掲載されているほか、公式LINEでは苔テラリウムの作り方や育て方の相談ができます。
苔教室を開催「苔むすび」
苔むすびは、苔テラリウム専門のオンラインショップです。苔テラリウムの苔やグッズを購入できるほか、苔テラリウムのレンタルも行っています。苔むすびでは鎌倉の教室で苔テラリウムの教室も開催しています。またYouTubeでの配信やオンライン教室なども積極的に行っています。
苔むすびは鎌倉にアトリエ、教室、研究室を兼ねた店舗があります。営業時間は13:00~17:00で、火、金曜日が定休日です。
名称 | 苔むすび |
住所 | 神奈川県鎌倉市由比ヶ浜2-4-22 |
苔テラリウムを始めてみよう!
苔テラリウムは園芸初心者にも人気の園芸方法です。苔テラリウムは玄関や寝室、リビングのインテリアとしてもおすすめです。苔テラリウムは様々な場所で初心者向けの教室も開催されています。
部屋に緑のインテリアを取り入れたい方や、園芸初心者の方は苔テラリウムをぜひ選択肢に入れてみてください。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。