ハンドメイドの王道【布小物】のアイデア7選！余ったハギレも有効活用

ハンドメイド作品は世の中にたくさんの種類があります。ほとんどの方が経験したことのあるハンドメイドといえば、布小物ではないでしょうか。家庭科の授業などで最初に取り組むのが布小物だった方も多いはずです。

布小物にこそ幅広い種類があり、作ろうと思えば割とどんなものでも作れてしまうのが布小物の特徴です。さまざまな材料を組み合わせたり、デザイン豊富なハギレを使うだけでオリジナルのかわいい布小物が完成します。

もし布小物を作りたいけれどアイデアが思い浮かばず取り組めない方がいれば、この記事を参考に布小物を作ってみてください。初心者におすすめの布小物アイデアをご紹介していきます。生地ごとに適した布小物アイデアもあるので、手元にハギレなどがあれば作ってみてください。

ハギレは裁縫をしたことがあれば誰しももったことがあるはずです。いびつな形だったり小さすぎるハギレは使い道に困ることが多いことでしょう。その結果、作りたいものが完成したあとの残骸となるハギレの山が、もったいなくてもどうしようもない方もいます。

しかしハギレも布小物に使える便利な材料の一部です。アイデアさえあればどんなハギレもかわいい布小物へと変身させることができます。お気に入りのデザインのハギレがあればなおのこと、布小物のアイデアを活かしてオリジナルのかわいい便利な布小物を作ってみてください。

この記事では布小物のアイデアを7選に厳選してお届けしていきます。テーマごとに分けて布小物作品をご紹介していくので、ご自身のもっている生地によって選んでみると良いかもしれません。きっとかわいい布小物が作れるはずです。実用的で便利な布小物もおすすめです。

それではまず最初に、簡単に作れるかわいい布小物のアイデアを2選ご紹介していきます。ミシンがあれば活用することも可能ですが、手縫いでも簡単に作れるアイデアとなっています。

ミシンが使えないという方には、手縫いで簡単に作れるアイデア布小物がおすすめです。少々時間はかかるものの、より手作り感の伝わる布小物ができて温かみが増す作品に仕上がります。

簡単に作れる布小物アイデア、ひとつめが「手縫いのバッグ」です。使用する生地のサイズはおよそ50×35cmのもので、カットクロスなどを使用すると裁断する手間も省けて非常におすすめです。より簡単にかわいい布小物が作れるように省ける手間は省いていきましょう。

カットクロス1枚、取っ手になる綿テープ、糸、針さえそろえたら手縫いの手提げバッグが作れます。チャコペンもあると便利です。

このアイデアでは、まず生地の縫うラインにチャコペンで印をつけていきます。そのラインに合わせて針と糸で縫っていきます。この作業の繰り返しとなりますが、「袋縫い」というアイデアを使うことでより見た目がキレイな仕上がりになるので参考にしてみてください。

取っ手をつけると厚みができて手縫いでは難しい場合があります。そんなときはボンドで接着しても大丈夫です。こうした小さなアイデアも使いながら、それらしい形を目指して布小物を作ってみましょう。

次にご紹介する布小物アイデアが「移動ポケット」です。これはよく子どもが使用している便利なポケットになります。完成サイズはおよそ9×12.5cmの移動ポケットです。

ここでご紹介するアイデアは、ポケットティッシュと小物が収納できる作り方となります。使用する生地は2枚、外布およそ25.5×14.5cmと内布およそ34.5×14.5cmの2種類です。

表面同士を合わせて上側を1cmの縫い代で縫います。内布でティッシュの取り出し口の下部を作り、外布で上部を作ります。外布の長い部分は最後にフタするようなデザインになるので、ティッシュ収納とフタの生地の間にポケットができるような形になるアイデアです。

生地が完成したあと、裏側にテープやリボンなどを横渡しに縫い付けます。そこへクリップなどを取り付ければ移動ポケットとして活用することができます。

次にご紹介する布小物アイデアが、ハギレを使った布小物アイデアです。裁縫をしていると生地をすべて使いきることはなかなか難しく、必ずと言っていいほどハギレが出てしまいます。そしてそのハギレ自体の良い使い道が思い浮かばず放置状態となることも多いのではないでしょうか。

ハギレを活用した布小物アイデア、最初にご紹介するのが「くるみボタン」です。これは特にお気に入りのデザインだったり、ほどよいサイズ感のイラストがあるハギレにおすすめのアイデアになります。布小物としては王道のアイデアとなり、知っている方も多いアイデアでしょう。

手縫いでの作り方は非常に簡単です。ボタンの直径に対しおよそ2倍くらいのサイズ感で、ハギレなどの布を丸くカットします。周りの部分はくるみボタンの裏に隠れるため、なるべく中心部分に見せたいデザインがくるようにカットしましょう。

丸くカットした布の周りをなみ縫いし、接着芯を置きます。その上にボタンを乗せ、先ほどなみ縫いした糸をギュッと絞っていきます。そのまま布を閉じて格子状に縫い付け、ほどけないように縫い留めます。玉止めをして最後に糸を通し、糸をカットして完成です。

続いてご紹介するハギレを使った布小物アイデアが「パッチワークバッグ」です。パッチワークはまさにハギレを活用した、素敵な布小物アイデアです。手持ちのハギレで好みの布小物が作れそうか確認してみましょう。パッチワークにすれば不思議と素敵な仕上がりになることもあります。

作りたい布小物がバッグである場合、バッグのサイズ感をあらかじめ決めておきましょう。それに合わせてハギレそれぞれのサイズ感や位置を組み合わせると、縫い始める前にある程度のできあがりを想定しやすくなります。あとはバッグの形になるように縫い合わせていくだけです。

パッチワークができるようになれば、ほとんどのハギレを上手に消化できるようになります。ご自身で集めた生地のハギレであれば、きっとお気に入りのデザインばかりのはずです。そうとなればパッチワークで作った作品はお気に入りがギュッと詰まった素敵な作品になるでしょう。

最後にご紹介するハギレを使った布小物アイデアは「スマホ専用ショルダー」です。スマホであれば比較的小さく、必要な生地の面積が少なくて済みます。そのためハギレ向きの布小物なのです。このスマホ専用ショルダーに向いているハギレが、厚手のものです。帆布が特におすすめです。

ショルダーは1枚布で作るため、総柄のものが適しています。本体部分におよそ40×15cmを1枚、紐を通す部分の生地におよそ4×4cmが2枚必要です。あとは1.3m程度の紐を用意しましょう。革紐やワックスコードといったしっかりめの紐がおすすめです。

まずは紐を通すループを作っていきましょう。本体の両側、同じ高さの位置に輪っか状にしたループを取り付け仮縫いします。本体を裏返した状態で両脇部分を縫い付け、ループも一緒にしっかり縫っていきます。袋口を1cmずつ3つ折りしていき、アイロンをして縫います。

本体の生地を表に返し、形を整えたらループに紐を通します。使う方のサイズ感に調整しながら、紐の先を玉結びにすれば完成です。とても簡単でシンプルながら、実用的なショルダーアイデアでした。材料次第で子ども向けにも大人向けにもなるので、使う材料にこだわってみてください。

最後のアイデアが、プレゼントに適した布小物たちです。ハンドメイドを常日頃から行っている方であればたくさんのアイデアに満ち溢れていることでしょう。普段からあまりハンドメイドをしたことがなければ、簡単で高見えするような布小物アイデアを参考になさってください。

まずご紹介するプレゼントにおすすめの布小物アイデアが「ガーランド」です。ガーランドといえば年間を通してさまざまな行事に適したデザインが好まれています。アイデア次第で見た目の大きく異なる完成形が目指せます。色や形にこだわったアイデアで作ってみましょう。

プレゼント用にガーランドを考えているのであれば、ひとつひとつのオーナメントを布小物にして手作りしてみませんか。季節に合わせたものでも、贈る相手の好きなものをかたどったアイデアでも喜ばれるでしょう。

大切な方にこそ手作りのガーランドアイデアを活用してみてください。布と針と糸さえあれば、オーナメントは作ることができます。それらをつなげる紐にもこだわってみると、最高のプレゼントが仕上がることでしょう。

そして「がま口ポーチ」もプレゼントに適した布小物アイデアです。がま口の部分は市販されたものがあるため、生地にどんなデザインをもってくるかが作り手の想いが伝わる部分になります。手作業となるがま口ポーチは大変そうな印象をもたれますが、30分程度で完成できます。

がま口ポーチを作る際には型紙があると便利です。ネット上にもさまざまな型紙が提供されているため、ぜひ好みのデザインを探してダウンロードしてみてください。その他にボンドや目打ちがあると、がま口の取り付けに便利です。

がま口にも種類があり、カラー展開のあるものもあります。生地に合わせて好みのデザインを探してみましょう。生地には外布と内布の2種類が必要です。がま口を開けたときに見える中の生地にもこだわってみると、より喜ばれるアイデアになるはずです。

このアイデアによるがま口ポーチなら、実用的な面でもプレゼントに適したハンドメイドアイデアだといえます。手作り布小物の贈り物としていかがでしょうか。

アイデア次第でなんでも作れる布小物はいかがでしたか。みなさんの中でもハッと思い浮かんだアイデアがあるのではないでしょうか。オリジナリティあふれる布小物の世界を、ご自身のアイデアで思いっきり楽しんでみてください。そのアイデアが誰かを喜ばせてくれるに違いありません。