【レザークラフト】縫い方の基本をおさらい!平縫いや糸の始末もコレで完璧

【レザークラフト】縫い方の基本をおさらい!平縫いや糸の始末もコレで完璧

レザークラフトでは2本の針を使った平縫いという縫い方で縫います。布を使った裁縫とは異なる縫い方なので最初は戸惑うかもしれませんが、縫い方の基本やコツを押さえておけば初心者の方でもできるようになるでしょう。レザークラフトの縫い方の基本をご紹介します。

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    記事の目次

    1. 1.レザークラフトとは?
    2. 2.レザークラフトの基本の平縫いの縫い方
    3. 3.レザークラフトの糸の処理の縫い方
    4. 4.レザークラフトの縫い方のコツ
    5. 5.レザークラフトの正しい縫い方で革小物を作ってみよう!

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    レザークラフトとは?

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    レザークラフトとは革を使って様々なアイテムを作ることで革工芸とも呼ばれます。レザークラフトでは財布やパスケース、キーホルダーやブックカバーといった小物を革で作ります。

    レザークラフトは厚みのある革を針と糸で縫います。レザークラフトの縫い方は一般的な布とは異なり、針を2本使って平縫いという縫い方で縫います。レザークラフトは独学の方も多く、縫い方のコツをつかめば様々なアイテムを作れるようになります。

    レザークラフトで使用する革は、手芸店や専門店、ネットショップで購入できます。店頭なら実際に手に取って革の色合いや質感を確かめられます。レザークラフト用の革を扱う大型の手芸店や専門店が近くにない場合はネットショップがおすすめです。

    必要な道具

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    レザークラフトには専用の道具が必要になります。革を切るための道具は革包丁です。厚さ1.5mm程度の革ならハサミやカッターでも切れますが、本格的なレザークラフトを楽しむなら専用の革包丁がおすすめです。コツをつかめば革を好みの厚さにすくこともできるようになります。

    レザークラフトで使う革は厚みがあるので、針で直接革を縫わず事前に縫い目用の穴を開けておきます。穴を開ける道具は目打ちや菱目打ちです。目打ちは穴を一つずつ開けますが、菱目打ちは複数の穴を開けられます。

    レザークラフトでは専用の針と糸を使います。糸は麻糸で、ろうびきされたものを使います。針はレザークラフト専用の太い針を使います。レザークラフトは縫い方も布とは異なります。

    レザークラフトには様々な道具を使います。初めてレザークラフトに挑戦する方なら、基本的な道具が揃った初心者用の工具セットがおすすめです。

    型紙の作り方

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    レザークラフトで小物を作るためには型紙が必要です。初心者の方が独学で始めるならレザークラフトの本を購入するのがおすすめです。本には作り方も掲載されています。

    レザークラフト用の型紙を作り方とセットで販売している場合もあります。本とは異なり作りたい小物に必要な型紙と作り方だけが入手できます。ネットで無料ダウンロードできる型紙もあります。

    レザークラフトの型紙は紙と鉛筆があれば手書きで作れます。パソコンでCADが使える方ならCADで型紙を作成するのもおすすめです。型紙を作るには、ポーチなど参考にするものがあればそのサイズを測ります。持っている道具のケースやカバーを作るなら、その道具の寸法を測ります。

    寸法を測ったらレザークラフトで作りたいパーツを方眼紙に書きます。型紙ができたら紙の状態で一度組み立ててみて、イメージ通りのものができあがるか確認してみましょう。

    レザークラフトの基本の平縫いの縫い方

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    レザークラフトでは平縫いという、針目の間をあけずに縫う縫い方を用います。布を使った裁縫の基本的な縫い方は並縫いで、針目が均等にあいている縫い方です。

    針目をあけない縫い方には一針ずつ返しながら縫う本返し縫いもありますが、レザークラフトの平縫いは針を2本使って縫い目を埋めていく縫い方です。

    平縫いは馴染みのない縫い方ですが、均一できれいな縫い方ができれば質の高い革小物が作れるようになるでしょう。基本を押さえて、平縫いの縫い方を覚えましょう。

    1.目打ちで穴を開ける

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    レザークラフトの縫い方はまず穴を開けるところから始まります。レザークラフトでは縫う前に革に縫い穴を開けます。縫い穴は目打ちや菱目打ちを使って開けます。目打ちは穴を一つずつ、菱目打ちは複数の穴を同時に開けられます。

    真っすぐ均等な間隔の縫い穴を作るのが、レザークラフトの縫い方の基本です。縫い穴がきれいにできていないと、いくら縫い方に気をつけてもきれいな縫い目はできません。

    均等で真っすぐな縫い穴を開けるコツは、ガイドラインを引いておくことです。ステッチンググルーバーやネジ捻といったレザークラフトの用の道具があるとガイドラインがきれいに引けます。

    単純な直線だけを引くなら、定規を使って目打ちの先端の尖った部分でガイドラインを引くことも可能です。ガイドラインが引けたら、目打ちで縫い穴を開けていきます。

    菱目打ちを使えば一度に複数の穴を開けられます。菱目打ちは木槌やゴムハンマーで叩いて穴を開けます。菱目打ちを垂直に立てるのがきれいな穴を開けるコツです。革を貫通させるので、厚みのあるゴム板を敷いて行うようにしましょう。

    2.針と糸の準備

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    縫い穴を開けたら針と糸を準備します。針はレザークラフト専用の針で、布を縫う針と違って先端が尖っていません。レザークラフトの糸は麻糸です。ろうびきされた市販の糸を用意するか、自分でろうびきします。糸の長さは縫い代の約3~4倍の長さを用意しましょう。

    レザークラフトでは平縫いという縫い方をするので、1本の糸の両端に針を1本ずつ通します。針穴に糸を通す際は、穴を通した糸の末端を約10cm出しておきます。穴を通した約10cmの糸の中ほどに針の先端を通します。

    麻糸は細い糸を数本ねじってつくられているので、糸の隙間に針を通せます。同じようにもう一か所糸に針を刺すと、全体でS字のような形になります。針穴の手前の縫い糸を引き、針穴に通した糸の先端を針穴側に引っ張ってより合わせると糸が針から抜けにくくなります。

    3.素材を縫う

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    準備ができたらいよいよ平縫いを始めます。平縫いをする際は、革を体に対して縦にするのが基本です。大きなものを縫う場合にはレーシングポニーといった素材を挟むレザークラフト用の道具がありますが、小さなものなら使用しなくても問題ありません。

    革は、縫い穴を開ける際に目打ちや菱目打ちを打ち込んだ側が表になります。縫い始めの穴に表側から針を通します。針を通したら、糸が左右で同じ長さになるように調整します。

    縫い進める際にも常に表側から針を刺します。縫い方に慣れないうちはどちらが表か分からなくなってしまう恐れがあります。革を縦に置いたら右側を表にすると決めておけば、常に右側から縫い始めればいいので分かりやすくなるでしょう。

    次の穴に表から針を通したら糸を最後まで引っ張らず、輪っかを作っておきます。輪っかの部分に指を入れて、進行方向と逆側に糸を引き寄せて隙間を作ります。隙間から裏側の針を通します。糸の両端を引き締めて縫い目を整えます。この縫い方を繰り返します。

    レザークラフトの糸の処理の縫い方

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    最後まで縫い終わったら糸がほどけないように処理をします。布を縫う場合には縫い終わりに玉止めをする縫い方が一般的ですが、レザークラフトでは縫い終わりの結び目が分からないように処理をします。

    裏側が見える時と見えない時で縫い方が異なります。裏側が見える時は両面をきれいに処理する縫い方が必要になります。

    裏側が見えない時の縫い方

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    ポーチのように縫った裏側が見えない時は、裏側で片結びをする縫い方がおすすめです。最後まで縫い終わったら2~3目戻って返し縫いをします。返し縫いの最後で糸が裏側から出るようにする縫い方になるよう気をつけましょう。

    縫い終えた部分の縫い目に少量のボンドをつけ、2本の糸を片結びにします。糸の両端をハサミで切り、結び目をハンマーで叩くと結び目は見えにくくなります。

    裏側が目立つ時の縫い方

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    キーホルダーのように裏側も目立つ時の縫い方は、返し縫いをする場合としない場合で2種類の方法があります。返し縫いをする縫い方は、末端から2~3目戻って返し縫いをしたら表側に2本の糸が出るようにします。

    2本の糸が出ている穴からそれぞれ裏側へ斜めに向けて目打ちで穴を開けます。穴にボンドを少量塗り、表側の糸を開けた穴から通します。裏側に出た糸は結ばずにハサミで切ります。

    返し縫いをしない縫い方は、末端の3目手前で止まり、裏側から糸を出します。そのまま末端側の糸1本だけで並縫いをします。一般的な裁縫と同じ、針目の間があく縫い方です。最後まで縫い終わったら返し縫いをして裏側から2本の糸が出た状態にします。

    先ほど並縫いをしなかったほうの糸を、最後に通した縫い穴に刺し、並縫いした方の糸を針に1回巻きつけます。2本の糸を引っ張ると縫い穴の中で片結びされるのでほどけにくくなります。結び目に少量のボンドを塗ってから穴の中に隠します。

    この状態では片方の糸がまだ表側に残っているので、表側に残った糸の穴から目打ちで斜めに穴を開け、針を穴に通します。引っ張り終える前に糸の根元に少量のボンドを塗り、最後まで糸を引きます。裏側に出た糸は結ばずにハサミで切ります。

    裏側が見える時の縫い方はかなり複雑になりますが結び目が見えてしまうときれいに仕上がらなくなってしまうので、縫い方の手順をきちんと確認するようにしましょう。

    レザークラフトの縫い方のコツ

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    レザークラフトでは針を2本使った平縫いという特別な縫い方をするので、慣れるまでに時間がかかるでしょう。縫い方に慣れないうちは縫い目がきれいに整わない恐れもあります。

    レザークラフトは縫い目の美しさも魅力の一つといえるでしょう。レザークラフトで素敵な小物を作るためには縫い方のコツを押さえましょう。レザークラフトで美しい縫い目を作るための縫い方のコツをご紹介します。

    力加減を均等にする

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    レザークラフトでは2本の糸の力加減を均等にするのが縫い目をきれいにするコツです。表を縫う時に強く、裏を縫う時に弱くといった力加減がバラバラの縫い方では、縫い目がきれいに整いません。

    レザークラフトでは手順を間違っても縫い目がきれいにならないので、焦らずに基本的な縫い方を確認しながら確実に縫っていきましょう。縫い方で革小物の仕上がりが変わってくるでしょう。

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    レザークラフトの正しい縫い方で革小物を作ってみよう!

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    レザークラフトの基本的な縫い方を知って、革小物を作ってみましょう。レザークラフトを学んで自分で作ったものは愛着がわくでしょう。縫い方にはコツがいりますが、繰り返し作れば慣れてくるでしょう。

    レザークラフトで作った革小物は長く使えば経年変化を楽しめます。頑丈なレザークラフトは贈り物にもおすすめです。縫い方をマスターしてレザークラフトを楽しみましょう。

    tomaxy
    ライター

    tomaxy

    茨城県出身、埼玉県在住。やんちゃな一人息子がいて、子供が小さい頃は外出先の授乳室や子供のプレイスポット情報をいつもチェックしていました。小さなお子様がいるご家庭での生活や、子連れのお出かけがより快適になるような情報をお届けします。

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