【スキレット】で作る激ウマステーキのレシピをご紹介！肉以外の材料も

SNSや料理投稿サイトなどを覗くと、スキレットに乗ったおしゃれな料理がたくさん並んでいます。今やすっかりお馴染みのスキレット、簡単に言うと鋳物の小さなフライパンのことです。鉄製のスキレットは熱が食材に均等に伝わりやすく、蓄熱性が高いため料理を熱々のまま楽しめます。

食器としても雰囲気のあるスキレットは自宅でカフェ気分を楽しむのはもちろん、キャンプでも人気です。フライパンや鉄板とは一味違う、スキレットで焼き上げる絶品ステーキのレシピをご紹介します。おしゃれで激ウマのスキレットのステーキは、キャンプを盛り上げるに違いありません！

スキレットを購入してきたら、おいしいステーキを焼く前にまずは「シーズニング」を行いましょう。シーズニングは油ならしとも言い、スキレットが錆びたり焦げついたりしてしまうことを防ぐ作業です。スキレットの表面に施されている、錆び防止のワックスを落とす目的もあります。

最初に、食器用洗剤とタワシを使ってスキレットをよく洗います。その後、スキレットに水を入れて火にかけ沸騰させましょう。お湯を捨てれば、洗い流し切れなかったワックスがきれいに落とせるはずです。スキレットの水分を拭き取り冷ましたら、再びコンロに乗せて強火にかけます。

スキレットをまんべんなく熱して、表面が白くなってきたら火を止めて冷ましましょう。ひび割れの原因になり得るため、水で急激に冷やすことはNGです。次に、スキレット全体にオリーブオイルを薄く塗り広げます。再び空だきです。煙が出なくなるのを待って火から下ろし、冷まします。

オリーブオイルを塗って空だきを5回ほど繰り返します。スキレットが黒っぽくなったら、シーズニング完了の合図です。最後に、鉄独特の臭いを取るためスキレットでクズ野菜を炒めましょう。焦げるくらいまで炒めたら捨てます。洗剤を使わずに洗い、オリーブオイルを塗れば終了です！

シーズニングは手間がかかりますが、一度行ってしまえばその後のスキレットのお手入れは簡単です。調理した後のスキレットは、洗剤を使って洗う必要はありません。シーズニングによって表面に油膜が作られているため、スキレットに水を入れて沸騰させるだけで汚れが浮かび上がります。

後は軽くこするだけでOKですが、頑固な汚れがある場合はあらかじめヘラで削り取っておきましょう。保管する前にオリーブオイルを薄く塗り、新聞紙で包んでからの保管がおすすめです。

スキレットに必須のシーズニングの方法を学んだ後は、いよいよスキレットで作るおいしいステーキレシピのご紹介です！じっくりと熱が伝わるスキレットの特性により、お肉はジューシーに魚は旨みたっぷりに焼き上がります。簡単なのに本格的なステーキは、キャンプにもおすすめです！

ステーキと言えば、やはり牛肉のステーキは外せません。人数分の牛肉、牛脂と塩コショウ適量を用意します。牛肉は調理の30分ほど前に冷蔵庫から出して、常温に戻しておきましょう。温度差が少ないほどお肉はジューシーに焼き上がります。この一手間がステーキの味に差をつけるのです！

牛肉から出た余分な水分を拭き取り、塩コショウで下味をつけます。スキレットに牛脂を乗せて、強火で熱していきましょう。煙が出る直前まで熱したら弱めの中火にして、牛肉のステーキを焼いていきます。両面とも約1分ずつ焼いて、おいしそうな焼き色になったら火を止めましょう。

ここからが、スキレットで焼くステーキならではの工程です。焼き上がった牛肉のステーキをアルミホイルですっぽりと包みます。そのまま10分ほど休ませることで、牛肉の旨みを中に閉じ込めるのです！スキレットの均一な火の通りで、激ウマステーキを叶えることが可能です。

牛肉のステーキを焼く際の牛脂は、サラダ油でも問題ありません。ただ、牛脂で焼いた牛肉のステーキはコクが格段に違います。牛脂はサービスで貰えることも多いので、ぜひ活用しましょう！

肉汁したたる牛肉のステーキは絶品ですが、チキンステーキもパリパリ食感の皮がおいしくおすすめです！スキレットを使えば、鶏肉を簡単にパリパリに焼き上げられます。人数分の鶏肉と適量の塩コショウ、チキンステーキのレシピではサラダ油を適量用意しましょう。

鶏肉をスキレットで焼く30分前に常温に戻しておく点と理由は、牛肉ステーキのレシピと同じです。火の通り方をより均一にするために、鶏肉の厚みがある部分は包丁を入れて開いておきましょう。余分な脂を取り除き、平らに伸ばした後で下味の塩コショウを振ります。

スキレットにサラダ油を引いて、弱めの中火で熱します。皮が下にくるようにして鶏肉を入れて、チキンステーキを焼いていきましょう。パリパリの小気味良い食感に焼き上げるコツは、鶏肉の上からフライ返しでぎゅっと押しつけることです。その際に出た脂はこまめに拭き取りましょう。

8割ほど火が通ったところで、引っくり返します。全体的に火が通れば、スキレットで作る激ウマチキンステーキの完成です！お好みのソースをかけて、スキレットのままいただきましょう！

ステーキは何もお肉だけで作るものではありません。魚のステーキだっておいしく食べ応え抜群です。しかも熱伝導性の高いスキレットを使えば、魚を材料に作るステーキ特有の水っぽさが解消されます。比較的安価にゲットできる、メカジキで作るステーキの簡単レシピをご紹介しましょう！

スキレットで作るメカジキのステーキ、2人分のレシピです。メカジキ2切れ、トマトソース大さじ2、白ワイン小さじ1、とろけるチーズ2枚、オリーブオイル小さじ2、塩コショウ適量を用意します。下準備としてメカジキの水分を拭き取り、白ワインと塩コショウを振っておきましょう。

スキレットにオリーブオイルを引きます。弱めの中火で加熱したら、メカジキを焼いていきましょう。メカジキの表面が白っぽくなってきたら、引っくり返す合図です。火加減を弱火に変えて、蓋をして約2分焼きます。蓋を開けてメカジキの上にチーズを乗せて、さらに15秒ほど焼きましょう。

スキレットとは別にお皿を用意して、トマトソースをスタンバイします。その頃には、メカジキのステーキに乗せたチーズがとろとろに溶けていることでしょう。チーズ滴るメカジキのステーキを、トマトソースの上に乗せます。ちょっとリッチな佇まいのメカジキのステーキが完成です！

キャンプ料理ならもちろん、スキレットのまま手軽にいただくのもOKです。しかしながら、あえてラグジュアリーな雰囲気のステーキに仕上げてみるのも楽しいのではないでしょうか？

せっかくおいしいステーキをスキレットで作るのなら、付け合せにも凝りたいところです。ステーキに華を添える彩りの良い、なおかつ栄養面もばっちりの野菜の付け合せのレシピをご紹介しましょう。スキレットでステーキを焼いた後にぱぱっと作れる付け合せは、キャンプでも重宝します！

野菜はさっとグリルしただけで、立派なステーキの付け合せになります。野菜のグリルは調理の工程が少なく、ステーキを華やかにしてくれるためおすすめです。材料はアスパラガスやブロッコリー、コーンなどお好みで構いません。付け合せにした時に色味のきれいな野菜を選びましょう。

レシピはとても簡単です。野菜は洗って食べやすい大きさに切り、皮付きのものは剥いておきます。ステーキを焼いたスキレットにバターを熱して、中火で野菜をグリルしていきましょう。塩コショウで味を整えます。キャンプの際は前もって野菜を電子レンジで加熱しておくと楽ちんです！

ホクホクとしたジャーマンポテトは、スキレットの中でステーキと並ぶとボリューム満点でおすすめです！付け合せとしてステーキの味わいに負けない、ニンニクの風味の効いたジャーマンポテトのレシピをご紹介しましょう。材料はジャガイモとニンニク、ブロッコリーとベーコンのみです。

ジャガイモは洗ってくし切りにし、水にさらしておきます。ニンニクは薄くスライス、ベーコンは約2cm幅にカット、ブロッコリーは小房に分けておきましょう。ジャガイモは水気をよく切って耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジで2分ほど加熱します。ブロッコリーは約1分加熱です。

後は、ステーキを焼いたスキレットで炒めていくだけです。まずベーコンとニンニクを香りが出るまで中火で炒め、ジャガイモとブロッコリーを加えて強火で軽く炒めて出来上がりです！

スキレットを使って焼いたステーキは、お肉も魚もふっくらジューシーで抜群のおいしさです！しかしそれも、使う前のシーズニングと日々のお手入れをしっかりと行うからこそです。スキレットを大切に育てて、頬がとろけそうにおいしいステーキを焼いてみませんか？